(C)ACA
2月8日（現地時間）にロシア連邦クラスノダールで『ACA 183: Tumenov vs. Vagaev』が開催された。
ACAは、ACBとアフマット・ファイト・ショーが合併したものだ。ACB（アブソリュート・チャンピオンシップ・ベルクート）はロシアの総合格闘技団体。アフマット・ファイト・ショー（ワールド・ファイティング・チャンピオンシップ・アフマット＝WFCA）はロシア・東欧で開催するキックとMMAの混合イベントで過去には多くのレジェンド達が参戦していた。この両団体がACA（アブソリュート・チャンピオンシップ・アフマット）として新たにスタートしたのだった。
今大会は二階級の王座戦＆2023年から続いている各階級グランプリ決勝戦が行われた。メインはウェルター級王座戦＆トーナメント決勝で、王者アルバート・トゥメノフがアブバカル・ヴァガエフの挑戦を受けた。トゥメノフはUFCでも活躍しており、実績も充分だが、元王者でACAでの実績もあり下馬評ではヴァガエフ優勢となっている。試合は下馬評通りにヴァガエフがじわじわとペースを握り、3Rにはバックからチョークを仕掛けるなど圧倒。その後もバックからチョーク狙いで攻撃を続け、ヴァガエフが判定勝ちで新王者＆グランプリ優勝となった。
ミドル級王座戦＆トーナメント決勝も行われ、王者マゴメドラスル・ガサノフがシャミル・アブドゥラエフの挑戦を受けた。こちらは王者ガサノフは現在15連勝中という事もあり、下馬評で圧倒している。試合はガサノフがテイクダウン、アブドゥラエフのタックルを潰してグランドで上を奪い有利な展開となり、判定でガサノフが勝利して、王座防衛、グランプリ優勝を果たした。
■ ACA 183: Tumenov vs. Vagaev
日時：2025年2月8日（現地時間）
会場：ロシア連邦クラスノダール
＜ウェルター級王座タイトルマッチ＆グランプリ決勝＞
○アブバカル・ヴァガエフ（ロシア／挑戦者）
判定 3-0
●アルバート・トゥメノフ（ロシア／王者）
＜ミドル級王座タイトルマッチ＆グランプリ決勝＞
○マゴメドラスル・ガサノフ（ロシア／王者）
判定 3-0
●シャミル・アブドゥラエフ（ロシア／挑戦者）
＜ウェルター級＞
○ユスフ・ライソフ（ロシア）
1R 2分40秒 TKO
●アルテム・レズニコフ（カザフスタン）
＜ウェルター級＞
○ヴィスカン・マゴマドフ（ロシア）
判定 2-1
●ニコライ・アレクサーヒン（ロシア）
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