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10月13日(現地時間)にメキシコ合衆国ヌエボ・レオン州モンテレイでエル・イホ・デル・サント引退ツアー『トド・ポル・エル・トド』が開催された。
今大会は、レジェンドの中のレジェンドであるエル・イホ・デル・サントの引退ツアーとして行われた。今回でヌエボ・レオン州モンテレイでエル・イホ・デル・サントの引退となる(※引退ツアーであり、この試合で引退ではないので今後も試合する)。
今大会は、親子、兄弟など肉親同士でタッグを組んで争う豪華な王朝トーナメントで、サントは当然、自分の息子サントJr.と組んで出場した。しかし、他の出場チームもあり得ないくらいレジェンドが揃っており、流石はサントの名声と言わざるを得ない。
超大物揃いの豪華トーナメントは、サント組が準決勝でベスティア・デル・リング、ドラリスティコ(二代目ミスティコ)親子に勝利して決勝進出。もう一方からは、宿命のライバル対決を制したドクター・ワグナーJr.、シルバー・キングJr.がL.A.パーク、イホ・デル・L.A.パークを破り決勝進出した。
決勝戦は、サント親子とワグナー一族の対戦となった。ワグナーJr.は、引退するサントの覆面を奪う事アピールしており、サント最後のライバルという感じだけに、運命を感じる決勝となった。試合は、サント親子の合体技から、サントJr.が場外のワグナーJr.にトペ・スイシーダで排除。そしてリング中央でサントが必殺のカバーリョ(キャメルクラッチ)をキングJr.に極めて見事に勝利した。試合後はサントは更にカバーリョ、サントJr.も足を極め、親子で複合ジャベで会場から大声援を浴びた。これにより、サント一族こそ、全てのレスリングファミリーの中で一番である事が証明されたようだ。しかし、当然、納得しないワグナーJr.は、サントに対し、改めてマスカラ・コントラ・カベジェラ(敗者、覆面剥ぎ、髪切りマッチ)を要求。サント最後の大物ライバルとの決着戦は、引退前に実現するのか注目される。そしてモンテレイの観客に別れを告げたサントに観客はいつまでも声援を送り続けたのであった。
■ エル・イホ・デル・サント引退ツアー トド・ポル・エル・トド
日時:2024年10月13日(現地時間・放送日)
会場:メキシコ合衆国ヌエボ・レオン州モンテレイ
<王朝タッグトーナメント決勝>
○エル・イホ・デル・サント、サントJr.
1-0
●ドクター・ワグナーJr.、シルバー・キングJr.
<王朝タッグトーナメント準決勝>
○エル・イホ・デル・サント、サントJr.
1-0
●ベスティア・デル・リング、ドラリスティコ
<王朝タッグトーナメント準決勝>
○ドクター・ワグナーJr.、シルバー・キングJr.
1-0
●L.A.パーク、イホ・デル・L.A.パーク
<王朝タッグトーナメント準々決勝>
○ベスティア・デル・リング、ドラリスティコ
1-0
●ウラカン・ラミレス、ウラカン・ラミレスJr.
<王朝タッグトーナメント準々決勝>
○エル・イホ・デル・サント、サントJr.
1-0
●ボビー・リーJr.、ボビー・リーND
<王朝タッグトーナメント準決勝>
○L.A.パーク、イホ・デル・L.A.パーク
1-0
●フェルサ・ゲレーラ、フベントゥ・ゲレーラ
<王朝タッグトーナメント準決勝>
○ドクター・ワグナーJr.、シルバー・キングJr.
1-0
●エル・テハノJr.、スペル・ノヴァ
ルチャリブレの専門家・寺内1/2兵衛記者参上