ジェイ・リーサルがドロー防衛!7・24『ROH Death Before Dishonor XIII』+PWG12周年大会「Threemendous IV」

(C)ROH

 2015年7月24日にメリーランド州ボルティモアに『ROH Death Before Dishonor XIII』が開催された。ROH、4大ビッグマッチのひとつであるこの大会のメインはROH世界ヘビー級王座防衛戦で、王者ジェイ・リーサルが、ロドリック・ストロングの挑戦を受けた。リーサルは、ジェイ・ブリスコを破りROH世界ヘビー級王座とTV王座の統一に成功。ROHを統括するナイジェル・マッギネスから、2本の王座は必要ないとして、TV王座の返上を要求されたが、リーサルは拒否。マッギネスはならば、それぞれの王座で防衛戦をやってもらうとして、今大会でヘビー級王座戦、2015年7月25日の大会でも今度はTV王座の防衛と王座戦の連戦を組んできた。

 試合は、リーサルとストロングがなんと60分フルタイム戦っても決着がつかずドロー。リーサルがからくもドロー防衛となったが、スタミナを消耗したまま、翌日も王座戦を戦う事になり、不安となってしまった。

 また、ROH世界タッグ王座戦は、ROHを代表する4タッグチームで争われたが、王者ジ・アディクションが防衛。またブリスコ兄弟は、六本木バイスを退けている。また、現在ROHはディスティネーション・アメリカというテレビ局で放送されているが、視聴率が振るわない事もあり、水曜日の20時からの放送枠から外され、代わりにビッグフット(北米の雪男)の特番や山のUMAの特集番組に変わっている。しかし、これは一時的なもので、すぐにROHに戻すと説明を受けたとROH側は発表している。

■ ROH Death Before Dishonor XIII
日時:2015年7月24日
場所:アメリカ・メリーランド州ボルティモア

<ROH世界王座タイトルマッチ>
△ジェイ・リーサル(王者)
 ドロー
△ロドリック・ストロング(挑戦者)

<ROH世界タッグ王座フォーコーナーサバイバルマッチ>
○ジ・アディクション(クリストファー・ダニエルズ & フランキー・カザリアン)(王者)
 ピンフォール
●レッドドラゴン(ボビー・フィッシュ & カイル・オライリー)
ザ・キングダム(マイケル・ベネット & マット・テイヴェン)
ウォー・マシン(ハンソン & レイモンド・ロウ)

<ノーDQマッチ>
○アダム・ペイジ
 ピンフォール
●ACH

<シングルマッチ>
○アダム・コール
 ピンフォール
●ダルトン・キャッスル

<タッグマッチ>
○ジェイ&マーク・ブリスコ
 ピンフォール
●六本木バイス(ロッキー・ロメロ & バレッタ)

 2015年7月24日にカリフォルニア州レセダでPWG12周年大会「Threemendous IV」が開催された。
 北米インディ、西海岸の雄であるPWG(プロレスリング・ゲリラ)の12周年記念大会で、メキシコAAAからジャック・エバンス、アンヘリコが、日本から戸澤陽が参戦。本来はザ・ウルブス(デイビー・リチャーズ、エディ・エドワーズ)が参戦する予定だったが怪我で欠場。またPWG世界ヘビー級王者であるロドリック・ストロングは同日に開催されたROHの大会でROH世界ヘビー級王者ジェイ・リーサルに挑戦する為に、欠場となってしまった。

 代わりに、ROHよりもPWGを優先したのが、PWG世界タッグ王者のヤング・バックスだ。AAAからの刺客、エバンス、アンヘリコの挑戦を受け、当然、ヤング・バックスが王座防衛で、記念大会を締めくくった。

 リコシェと戸澤陽は激しい戦いを末、リコシェが勝利。共にPWGでも活躍してきた者であり、凱旋試合となっており、観客からは大歓声で迎え入れられたようだ。

 また、AAA絡みでコナンが来場。そしてなんとWWEからWWE世界ヘビー級王者であるセス・ロリンズと現在は背広組であるウイリアム・リーガルも会場に姿を現していた。ロリンズは元々は北米インディ出身で、このPWGにも参戦して活躍していたので、記念大会を祝いにきたかもしれないが、リーガルは選手のスカウトの役目もあるので、そちらの理由での来場の可能性が高い。そうした現在のWWEがインディ団体に対して、どういう動きをしているかは、マット界舞台裏7月30日号WWE新日ROH茨城清志UFC佐野直万博巌流島DEEP大田区ヤンゴンONEの巻頭記事に詳しく書かれているので併せてご覧下さい。

■ PWG12周年大会「Threemendous IV」
日時:2015年7月24日
場所:アメリカ・カリフォルニア州レセダ

<PWG世界タッグ王座タイトルマッチ>
○ヤング・バックス(王者)(マット & ニック・ジャクソン)
 ピンフォール
●ジャック・エバンス、アンヘリコ(挑戦者)

<シングルマッチ>
○リコシェ
 ピンフォール
●戸澤陽

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