6月13日、大仁田厚が全日本プロレスのオフィスを訪問した。
福田剛紀社長がいる社長室に入ると、
「8月24日に川崎市内で、私のプロレスラーデビュー50周年記念大会を開催します。
夕方16:30からを予定しています。この日に全日本さんでも興行を予定しているのは知っていますが、何人か全日本プロレスの選手に参戦してもらえませんか?」
と荒々しく乗り込んできた割には、紳士的な口調で訪問主旨を伝えた。
しかし福田氏は
「この日は後楽園ホールで大会を予定してますので、難しいです。」ときっぱり。
「全日本プロレスの試合は夜じゃないですか?ダブルヘッダーでお願いできる選手はいませんか?社長のあなたがOKしてくれないか?」
と食い下がった大仁田だったが、最後まで福田氏は首を縦に振らず、話し合いは決裂した。
全日本プロレスのオフィスを後にした大仁田は、
「俺は全日本プロレスの新弟子一号として入団して、全日本プロレスのおかげでプロレスラーになれました。
たまたま川崎の会場からこの日なら空いていると提示されたのが、8月24日だった。
この日は、日本時間でいうテリー・ファンクの命日なんだよ。
もうなんていうか・・・。亡くなってもテリーにいたずらを仕掛けられてるんじゃないかって、思わずにはいられない偶然でさ。
8月24日は、俺の50周年記念大会と、テリーの一周忌をみんなで偲ぶ大会にしたいんだよね。
テリーと一番つながりがあったのは、日本人でまだ生きてるレスラーだと俺だろうし。
俺が日本での一周忌をやってあげたいんだ。
全日本プロレスは、俺とも、テリーとも縁が深い。だから団体を代表して所属選手に参戦してほしかったんだよ・・・。」
と、いつになく神妙な面持ちで、静かに語った。
8月24日に予定されている大仁田厚50周年記念大会はどうなるのか?
会場の規定で2カ月前の情報解禁といわれているため、また全貌が全く見えないが、果たして。
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