日本人同士のMMA戦あり1勝3敗!ラウェイ無敗 判定敗 ONEルンピニー65

(C)ONE Championship
 5月31日(金)、タイ・バンコクのルンピニースタジアムで開催された『ONEルンピニー/フライデーファイツ65』。今大会出場の日本人4選手は、第1試合・志賀将大(NJKF/エスジム)と第4試合・新田宗一郎(KNOCK OUT/クロスポイント吉祥寺)が中国選手とムエタイルールで判定敗け。第2試合はタイ・プーケットの「タイガームエタイ & MMA トレーニングキャンプ」に拠点を移している本田良介は、パンクラスを主戦とする野田遼介(ALLIANCE)との日本人対決に判定勝でONE2勝目(2勝1敗)。日本人4選手は1勝3敗の戦績となった。
 元ラウェイ王者トゥン・トゥン・ミン(ミャンマー)の末弟で無敗のトゥン・ミン・アウンがONE初参戦で、オープンフィンガーグローブでのムエタイルール初挑戦。ロシアのMMA選手ドミトリー・キレフに判定敗けでプロ初敗北を喫した。
 
 トゥン・ミン・アウンは、ミャンマーラウェイ75㎏以上の重量級選手で昨年8月20日ラウェイ世界大会「MLWC-8」で渡慶次幸平(日本/クロスポイント吉祥寺)と73㎏契約(75㎏以下級での73㎏契約の為、75㎏表記になっている。)で試合を行い、慣れない減量で後半失速して時間切れ引分、今回はそれよりも水抜きのできないONEでの減量だったが、しっかり準備して153ポンド(69.4㎏)まで落としガス欠もなく最後まで攻め続けた。(トップ写真:トゥン・ミン・アウンとドミトリー・キレフの打撃戦)

 パフォーマンスボーナス35万バーツ(約149万円、約9550 USD)を獲得した上段左から第12試合ジャオスイヤイソー・ソー・デチャパン(タイ)、第11試合ワッチャラフォン・PK・センチャイ(タイ)下段左から第9試合タハンエック・ナヨックエタサラ(タイ) 第7試合サムランシン・シッチャロンサック(タイ)第3試合カルロ・ブーミナン(フィリピン)

階級
ヘビー級:102.2〜120.2㎏/225-265lbs
ライトヘビー級:93.1〜102.1㎏/205-225lbs
ミドル級:84.0〜93.0㎏/185-205lbs
ウエルター級:77.2〜83.9㎏/170-185lbs
ライト級:70.4〜77.1㎏/155-170lbs
フェザー級:65.9〜70.3㎏/145-155lbs
バンタム級:61.3〜65.8㎏/135-145lbs
フライ級:56.8〜61.2㎏/125-135lbs
ストロー級:52.3〜56.7㎏/115-125lbs
アトム級:47.7〜52.2㎏/105-115lbs

■ ONE Lumpinee/Friday Fights 65
日時:2024年5月31日(金)19:30/21:30(日本時間)
会場:タイ・バンコク・ルンピニースタジアム
主催:ONE Championship
配信:U-NEXT https://video.unext.jp/livedetail/LIV0000005426〜6月30日 23:59

<メインイベント第12試合 ムエタイ フライ級 3分3R>
○ジャオスイヤイソー・ソー・デチャパン(タイ)134.4lbs
 1RKO 2分11秒 ※左フック
●プンルアン・バーンレンバー(タイ)134.6lbs

日本のK-1とONE共に3勝(2KO)2敗のジャオスイヤイソー・ソー・デチャパン(タイ)が、ONEタイ大会6連勝(3KO)中のプンルアン・バーンレンバー(タイ)に左フックでKO勝利、パフォーマンスボーナスも獲得した。

<コーメイン第11試合 ムエタイ 130ポンド(58.97㎏)契約 3分3R>
●ロンゲン・パッサイシー(タイ)
 判定0-3
○ペットプーパー・エックプーイーン(タイ)

<第10試合 ムエタイ 119ポンド(53.98㎏)契約 3分3R>
●ペットナムカム・パンダクラタナブリー(タイ)
 1RTKO 2分04秒 
○ワッチャラフォン・PK・センチャイ(タイ)

<第9試合 ムエタイ 119ポンド(53.98㎏)契約 3分3R>
●ペットノンノイ・ノッカオ・コーモー11(タイ)
 1RKO 2分17秒
○タハンエック・ナヨックエタサラ(タイ)

<第8試合 ムエタイ 132ポンド(59.87㎏)契約 3分3R>
●ジョンアンスック・ソー・ティーピタック(タイ)
 判定0-3
○マンU・シットジェニム(タイ)

<第7試合 ムエタイ 128ポンド(58.06㎏)契約 3分3R>
●ジンリートン・ケラスポーツ(タイ)
 2RKO 28秒
○サムランシン・シッチャロンサック(タイ)

<第6試合 ムエタイ 147ポンド(66.68㎏)契約 3分3R>
●アバター・PK・センチャイ(タイ)
 判定0-2
○アブドゥラ・ダヤカエフ(ロシア)

<第5試合 ムエタイ フェザー級 3分3R>
●トゥン・ミン・アウン(ミャンマー)ထွန်းမင်းအောင်-Tun Min Aung ※ラウェイ無敗 153lbs
 判定0-3 ※ドミトリー・キレフは1R左ストレートで1ダウン奪取
○ドミトリー・キレフ(ロシア)Дмитрий Киреев-Dmitriy Kireev 154.8lbs

 ミャンマーのラウェイ重量級無敗のトゥン・ミン・アウン(ミャンマー)は1Rパンチでダウンを喫したが、すぐに立ち上がる。ラウェイならノーダウン裁定だったが―2ポイントを失い、逆転を狙い攻勢をかけるもドミトリー・キレフ(ロシア)は、無理に打ち合わず判定で逃げ切った。

<第4試合 ONEムエタイ フライ級 3分3R>
○ジャン・ジンフー(中国)135lbs
 判定3-0
●新田宗一郎(日本/クロスポイント吉祥寺)133.4lbs
・INNOVATIONスーパーフェザー級王者

 基本肘なし・首相撲制限のキックボクシングルールである中国だが、タイでトレーニングを積みONE1勝2敗(KO結着)のジャン・ジンフー(中国)と新田の試合はダウンの応酬となる激戦となったが2度ダウンを奪ったジャン・ジンフーが判定勝をおさめた。

<第3試合 ONE MMA バンタム級 5分3R>
○カルロ・ブーミナン(フィリピン)
 2RSUB 2分39秒 ※ニンジャチョーク
● チャヤン・オールジャク(モンゴル/ロシア)

 カルロ・ブーミナン(フィリピン)は、ONE5連勝(2KO・2SUB)で10万USD(約15,700万円)の本戦契約となった。

<第2試合 ONE MMA ストロー級 5分3R>
○本田良介(日本/タイガームエタイジム)124.4lbs
判定3-0
●野田遼介(日本/ALLIANCE)123.2lbs

 日本人同士のMMA戦はタイに拠点をおく本田が判定勝

<第1試合 ONE ムエタイ 118ポンド(53.5㎏)契約 3分3R>
○ハオ・シュアイ(中国)117.4lbs
 判定3-0
●志賀将大(日本/エスジム)117.2lbs
・元NJKFバンタム級王者
・WKBA日本バンタム級王者

首相撲の展開では志賀将大が優位だったが、回転の早いパンチと後ろ回し蹴り、踵落としのような大きな足技で攻勢の印象を出したハオ・シュアイ(中国)が判定勝。 3月14日カンボジアのガンツバーグ クン・クメールでのTKO敗けに続き、志賀は連敗となってしまった。