8月20日ミャンマー・ヤンゴンのテンピュースタジアムでミャンマーラウェイ世界大会「2023 MLWC(Myanmar Lethwei World Champiomship)8」が開催された。メイン(第6試合)MLWC80㎏チャンピオンシップは、現在のラウェイ80㎏以下頂上決戦ともいえるトゥン・トゥン・ミン vs.トゥェィ・シット・ウインラインにコーメイン(第5試合)には、日本から参戦の渡慶次幸平 vs.メインに出場するトゥン・トゥン・ミン4兄弟の末弟ミャンマー重量級無敗の新鋭トゥン・ミン・アウン、第4試合には体重アップして無敗の上昇選手チョー・スワ・ウインが現在ONE参戦中で、K-1日本大会、ラウェイ参戦経験あるアバター P.K.センチャイムエタイジム(タイ)のラスト3試合は勝者ベルト贈呈のチャンピオンシップ戦だったが、3試合共時間切れ引分でベルト獲得・王者なしのチャンピオンシップとなった。
トップ写真SKY NET:上段メイン トゥン・トゥン・ミン vs.トゥェィ・シット・ウインライン、下段コーメイン 渡慶次幸平 vs.トゥン・ミン・アウンはいずれもフルラウンド闘い抜き時間切れ引分
(C)Cele Gabar
8/20ミャンマーヤンゴン
ラウェイ世界選手権2023渡慶次幸平選手は引分でしたが
立錐の余地もない超満員札止の観客は最初から最後まで試合を楽しんでいました。色々な話が飛び交うミャンマーですがこういう景色も伝えていきたいです。 pic.twitter.com/cDMiDten4H
— 🇯🇵Nakamura🇲🇲Lethwei®️ (@Nakamura_zero1) August 20, 2023
ビッグマッチの開催に会場のテンピューラウェイスタジアムは久々の満員となった。
■ MYANMAR LETHWEI WORLD CHAMPIONSHIP 8/MLWC-8
日時:2023年8月20日 14:00開始(日本16:30)
会場:ミャンマー・ヤンゴン・テンピュースタジアム
試合映像は現地放送のSKY NET公式Youtubeチャンネルで渡慶次 vs.トゥン・ミン・アウンの1R開始数秒と4Rからとメインのみライブ配信された
<メインイベント第6試合 ラウェイ 80㎏契約 3分5R>
△トゥェィ・シット・ウインライン သွေးသစ်ဝင်းလိူင်-Thway Thit Win Hlaing
年齢:27歳 身長:170㎝
・2018年ゴールデンベルト71㎏ & 2016年67㎏王者
時間切れ引分
△トゥン・トゥン・ミン(ထွန်းထွန်းမင်း-Tun Tun Min club)ထွန်းထွန်းမင်း‐Tun Tun Min
年齢:30歳 身長:178㎝
前ラウェイ無差別級王者
MLWC 2016年 & 2019年、2022年王者
2013年 SEA GAMES MUAY 70㎏金メダル
※ILFJ日本大会1勝、巌流島1敗
今年の1月29日判定有ラウェイTGL #3でトゥェィ・シット・ウインラインは、2度のダウンを奪い前ラウェイ王者トゥン・トゥン・ミンに判定勝。伝統ラウェイルール(判定なし、タイム有)での再戦は、ラウェイ王者と見做されるデーブ・レダック(カナダ)がラウェイ引退を表明しているので、今回の再戦は勝者MLWCベルト贈呈で、ラウェイ王者決定戦ともいえる一戦は、ラウェイのテクニシャンであるトゥェィ・シット・ウインラインはまわりながらカウンターパンチを狙い、トゥン・トゥン・ミンは前に出て攻める一進一退の展開で、5R時間切れの引分。
<コーメイン第5試合 ラウェイ 75㎏カテゴリー・73㎏契約 3分5R>
△トゥン・ミン・アウン(ミャンマー/ထွန်းထွန်းမင်း-Tun Tun Min club)ထွန်းမင်းအောင်-Tun Min Aung-72.85kg
年齢:17歳 身長180㎝
戦績12戦9勝4分無敗※2023年1月9日大会時プロフィール
時間切れ引分
△渡慶次幸平(日本/クロスポイント吉祥寺)-71.85kg
年齢:35歳 身長:170㎝
ラウェイ 18戦8勝6分4敗
MMA 17戦7勝10敗
キックボクシング 5戦2勝(2KO)3敗
渡慶次は、2018年12月18日『5th Air KBZ Grand Final Myanmar Championship』ミャンマー・ヤンゴン大会でトゥン・トゥン・ミン4兄弟、現在はタイでムエタイ参戦中のトゥン・ミン・ラットにKO勝して大会王者となっており、その後ミャンマーでは今年亡くなったトップクラスのトゥトゥ(2019年11月)、現在重量級上位のシュー・ヤーマンに連敗(2020年2月)しているが、その後日本のラウェイ戦では連勝、2021年10月6日『LETHWEI × UNBEATABLE』vs.レバナ・デオグラシャ(コンゴ民主共和国/BRAVE GYM)2RTKO勝以来のラウェイ戦だが、戦前のコメントでは“ベストコンディション”で減量もキッチリ落とした渡慶次は、序盤こそ身長差10㎝以上あるトゥン・ミン・アウンの攻撃にペースを奪われるが、中盤過ぎからは「相打ち覚悟で行くとペースがとれました!」と語る通り、渡慶次の攻撃もヒットして後半はペースを握るが倒しきれず、時間切れ引分。「久ぶりの頭突きはききましたが、ラウェイはやっぱり楽しいです!まだまだ頑張ります!」と語った。
名前間違ってるし
Tun Min AUNG ကျေးဇူးတင်ပါတယ်!! https://t.co/y0jjC1ybir
— 渡慶次幸平 ラウェイ (@tokeshikouhei) August 20, 2023
渡慶次幸平オフィシャルサイト:https://tokeshi.bitfan.id/
<第4試合 ラウェイ 71㎏契約 3分5R>
△チョー・スワ・ウィン(M2K)ကျော်စွာဝင်း-Kyaw Swar Win
年齢:21歳 身長173㎝
戦績38戦無敗
・2016年地区大会金メダル(48㎏)
時間切れ引分
△アバター P.K.センチャイムエタイジム(タイ)อวตาร พี.เค.แสนชัยมวยไทยยิม-Avatar PK Saenchai Gym
年齢:29歳 身長170㎝
・WPMF世界ミドル級王者
・WPMF世界スーパー・ウェルター級王者
・TOP KING世界 -70kg王者
他10個以上のベルト獲得
ラウェイ2戦2分
ONE CHAMPIONSHIP 2勝2敗
※日本での戦績K-1 1敗(2020年03月22日「K-1 WORLD GP 2020 JAPAN ~K’FESTA.3~」)
ラウェイ、K-1にも参戦しており現在ONEでオープンフィンガーグローブムエタイに参戦しているアバター P.K.センチャイムエタイジム(タイ)は、航空トラブル計量日当日に来緬して疲労の色が見えたがスキルで上回り、無敗の上昇選手チョー・シャー・ウィンの攻撃をかわしぬき5R時間切れ引分。
<第3試合 ラウェイ 63.5㎏ 3分5R>
●セイン・ロンチョー (Aung Naing Thu)စိန်လုံးချော-Sein Lone Chaw
・2017年ゴールデンベルト60㎏金メダル
4RKO
○モー・テット・アウン မိုးထက်အောင်-Moe Htet Aung
<第2試合 ラウェイ 65㎏ 3分4R>
△ハンターワディ(Lethwei Warrior)ဟံသာဝတီ ―Hantharwaddy
・2017ゴールデンベルト60㎏ベスト4
・ILFJ日本大会1分(vs.真虎斗a.k.aBASTAと引分)
時間切れ引分
△シッ・トォ စီတိုး-Si Toe
<第1試合 ラウェイ 54㎏ 3分4R>
○ティン・チョウ တိုင်းကျေ-Tine Kyaw
3RKO
●ウー・タウ・ドォ ဝူသောဒို-Wu Thaw Do