[週刊ファイト2月1日号]収録 [ファイトクラブ]公開中
▼AEW刺青ToniディオナSwerveジェフ撃破Aコープランド鈴木みのる
(c) AEW 編集部編
■ AEW Dynamite
日時:1月24日(現地時間)
会場:米ジョージア州サバンナ エンマーケット・アリーナ
前週の試合の評判が良かったら、ちゃんとフォローをする。これは大変重要なことである。番組は試合ではなくサモア・ジョーからであり、「HOOKは強敵だった!」と称えるのだ。HOOKは「お前とはまた闘う!」とやるだけでなく、暴れ出したので、さすがにセキュリティーが出てきたが、親父譲りの柔道技で投げていた。大人のジョーは、さっとリングから降りるのだが・・・。
そしてハングマン・ペイジがペンタをバックショット・ラリアットで仕留める第1試合へ。サモア・ジョーの次の挑戦者として、ペイジとSwerveストリックランドが残っているというアピールでもある。もっとも、Dealer’s Choiceということで、『Full Gear』PPVでのあの壮絶な大流血戦の記憶が残ったままなので、来週この二人はまたやります。
オレンジ・キャシディのセグメントや、髭面になったニコラスとマシュー・ジャクソンEVP(副社長)が、若手のトップ・フライトに「お前ら遅刻だ」と先週に引き続き嫌味やるスキットが挿入。
そこからアンディスピューテッド・キングダム全員に送り出されたウォードロウが、パワーボムでトレント・バレッタを下すカードになります。
視覚的な演出の観点からも、中身の知られざるエピソードでも意外かつ強く印象に残ったのが、例によって白黒画面になる昔の大女優Timelessトニー・ストームと、ディオナ・プラッツオのインタビュー・セグメントである。今回は、トニーが映る画面だけが白黒なのではなく、二人が出ているステージ全体でも、左半分が白黒という、そういうもやれるとは知らなかったなぁ。
#AEWDynamite#AEW 女子世界王者トニー・ストームとディオナ・パラッツォが向き合います。
「私たちには歴史があるわ。だからといって、過去の友情を利用してすぐタイトルマッチに挑めるわけじゃないのよ」… pic.twitter.com/4OQKuWrZ99
— AEW ジャパン (@AEW_jp) January 25, 2024
まして、かなり驚いたのが、日本での道場住まいからトニーがアメリカに来た時、なんと暫くディオナの家に転がり込んでいたという暴露というか、なんなのか・・・。まして、二人は足元に同じ刺青を入れているというカミングアウトもあって、そういうことだったのか!
大女優さんが「タトゥーを隠せ」と言うんだが、結局自分のも見せて、なんか動揺して慌ててたりするんだが・・・。乱闘になって、ディオナが勝ち誇り、どうやら次の王座戦はこの深~い縁の二人になるようです。
Swerveストリックランド対ジェフ・ハーディと聞いて、「そういうことになるのかなぁ」と見ていたら、やはりスワーブ・ストンプにレジェンド選手が沈むのでありました。リングサイドに付いていた兄貴マット・ハーディは、「最近俺たちの扱いが悪い」とこぼしてたりするんだけど、マッチメイクは覆りません。台頭してきた選手の踏み台役になっているジェフなのでありました。この後、ダービー・アレンとスティングが出てきて、「俺たちはずっと負けてないから、今度はタッグ王座に挑戦する」とマイクするセグメントもあっただけに、ハーディーズに関してはやや残酷な時の流れを感じたのでありました。