[ファイトクラブ]Rampageウィーラー・ユウタ防衛 志田光 ハーディ兄弟Mブリスコ勝利

[週刊ファイト1月18日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼Rampageウィーラー・ユウタ防衛 志田光 ハーディ兄弟Mブリスコ勝利
 photo by George Napolitano 編集部編


■ AEW Rampage
日時:1月5日(現地放送時間 収録1月3日)
会場:米ニュージャージー州ニューワーク プルデンシャル・センター

 Dynamite生中継に続いてプルデンシャル・センターで収録されたRampageである。実況席が変わってイアン・リコバニーが加わってトニー・シェバニー&エクスカリバーと現地金曜夜を盛り上げる。
 中継はいきなり試合から始まっているのだが、自前取材の写真が雄弁に物語るように、Dynamiteのトリを務めたダニエル・ガルシアが帰ろうとしているところに、間髪を入れずにまたトニー・カーン代表が出てきて「これからRampageになります」と前説をやっていることがわかる。ご苦労なことである。

 6人タッグがハーディズ&マーク・ブリスコのベビーフェイス組と聞いて、AEWを裏のウラまでフォローしている方ならピンときたかも。なにしろジェフ・ハーディが塀の中から出てきて、再び兄貴のマットと兄弟タッグを組んでいるのだが、「扱いが低い」と不満漏らしていることが伝わってきている。マーク・ブリスコは、かのコンチネンタル・クラシックでジェイ・リーサルと白星配給係りのブービー賞を争ったりしたんだが、それが結構面白かったりして成績はともかくお客に受けている。

 ということで、ヒールのキップ・セイビアンド+ブッチャー&ブレイドを下すことになるのはわかりきったことなのだが、なにしろ平日水曜夜なので、どこの場所であれRampageになった途端に会場からゾロゾロ帰る客もいる以上、昔のスターであるジェフが飛んでくれて、お客さんを繋ぎとめたのではなかろうか。はい、フォールをセイビアンから取ったのはマークなのでした。

 ただ、続いてストークリー・ハザウェイが出てきて、リングアナの替わりに「よく知らない選手相手に闘う・・・」とやったのは感心しない。これじゃまるで昔のWWEの悪いTVマッチであり、ウィロー・ナイチンゲール&クリス・スタットランダー組は、記者も知らないjobber相手に2分くらいで勝利するんだけど、これじゃもっと売って行く必要のあるナイチンゲールの役に立ってない、プラスになってないと思う。

 もっとも、本誌辺りが文句付けだすのを見越して(笑)、次はちゃんとした女子のカードもやりますと出してきたカードが志田光vs.アナ・ジェイだ。なにしろアナ・ジェイが2020年、創成期に大きな役割を果たしたものの先日、AEWから斬られたQTマーシャルの道場から(インディーなどを経由せずに)デビューさせて貰ったアナ・ジェイの、その初戦の相手がHoly SHIDAだった。この3年でどう成長したかというテーマの試合である。

 解説のエクスカリバーは、「魂のスリーカウント」を”TAMASHIeee”とだけ言うんだが、まぁいつもよく日本事情も調べている奴なんで、許される範囲だろう。もっとも直近のNXTで、「チャーリー・デンプシーは今、All Japanに行ってるから・・・」と番組解説が入って、トリプルH政権になって随分変わったもんだと驚いたばかりではある。

 フィニッシュは志田のカタナでした。アナ・ジェイの進歩具合は・・・まぁこんなモンかなぁ。

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