[週刊ファイト1月4-11日合併号]収録 [ファイトクラブ]公開中
▼AEW契約ディオナ・プラッツォ竹下幸之助 Swerveダニエル・ガルシア
photo by George Napolitano 編集部編
■ AEW Dynamite
日時:1月3日(現地時間)
会場:米ニュージャージー州ニューワーク プルデンシャル・センター
正直、縦型の番組カード絵図は見終わってから探したものなので、オレンジ・キャシディvs.ダンテ・マーティンがイチバン大きく扱われているのに違和感アリ。あくまでトリはついにダニエル・ガルシアがメインに抜擢されて、Swerveストリックランドに挑むマッチメイクだったから。
いずれにせよ本誌にとっては勝手知ったるプルデンシャル・センターからの生中継だったので、『WORLDS END』PPV大会に続いてジョージ・ナポリターノ記者を派遣した独自取材回になる。
会場では例によってトニー・カーン代表の前説からなのだが、番組上はアダム・コールが正体だとわかったDEVIL軍のお出ましから。WWEのPLEだと、そのあとのフォロー回RAWは、冒頭に延々と有料番組でなにがあったかハイライトを流すのに対して、AEWは「もう一度、コールたちにしゃべらせればいい」と、繰り返しをやらなかったのは好感が持てる。
「お前ら馬鹿か! MJFは自分が目立ちたいだけの奴じゃないか。DEVILの正体は俺たちアンディスピューテッド・キングダムに決まってるじゃないか」(笑)とやるんだが・・・。ジェイ・ホワイト&バレット・クラブ・ゴールドが急襲すれば、アクレイムド+ビリー・ガン親父もと、乱闘になるオープニングなのでした。
さて、順番にやはりオレンジ・キャシディの試合からだったが、なるほど、このカードがこの日では唯一のインターナショナル王座戦だから、それで大きな扱いだったのかと編集段階で気が付きました。
悪くはないどころか、最後はダンテ・マーティンが高速で飛び回るし、良い内容ではありました。もっとも、「足チョン、チョンごっこ」から始まるし、オレンジ・キャシディを面白いと思うかどうかは世代によって意見は分かれるかと。
さらに若いダンテ・マーティン相手だと、そりゃ全部付き合ってくれるから「いつものオレンジ殺法」なんでしょう。普通にオレンジパンチが決まっての防衛です。
あと、怪我で長く番組から消えていたプライベート・パーティが復帰です。こっそり解雇されてたんじゃなかったんですね。
さて、マライア・メイのAEWデビュー戦です。ここに元サーシャ・バンクスのメルセデス・モネ投入とかの噂もあったのに、対戦相手のクイーン・アミナタって、誰やねん。初めて見たぞ~。
マライアはちゃんみなの時と同じセクシー路線なんだが・・・。AEWさん、白川未奈を引き抜いて下さいと思ったのは本誌だけではないと思う。
AEW新春の隠し玉は地元ニュージャージー出身のイタリア系、ディオナ・プラッツォなのでした。
本誌は何度か記してきたように、やや太目なんでNXTでは「WWEが求めるタイプじゃない」と切られるんだが、Impact Wrestlingで頭角を現し、近年では女子王座の保持日数合計がダントツ1位になった実績を引っ提げてのAEW契約である。
さっそくマライヤ、ぶっ飛ばされてました。いかにもNY/NJ界隈で見かけるキツいイタリア女丸出しのキャラ、地元の会場では大受けなのでした。