[ファイトクラブ]たまプロタッグ防衛0回 またも継続・・・”闘強商店会プロレス”東久留米

 新宿⇒東久留米⇒たかの台の各商店会を回る『闘強商店会プロレス』シリーズ。第2戦が行われた10・1東久留米大会は2大会連続のジャガー横田サプライズ参戦がありながらも、たまプロタッグ王座戦で重厚感のあるミックスドマッチを見せるなど会場は裏興行被りも激しい中で大いに盛り上がったのである。10・9たかの台駅前商店会大会開催を前に、第2戦の全試合を振り返る。


[週刊ファイト10月12日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼たまプロタッグ防衛0回 またも継続・・・”闘強商店会プロレス”東久留米
 photo & text by 鈴木太郎
・同時間帯に裏興行多数も盛り上がる場内
・フリー1戦目・神崎ユウキ敗戦も強い存在感でTTT電撃入団決定!
・現地入団発表無しも期待抱くラフファイト
・ショルダークロー頻発&逆さ押さえ込み決着クラシカル商店会代理戦争
・トランザム☆ヒロシ&藤原秀旺異色タッグ2連勝!
・世羅りさ&マスクドミステリー新王者 たまプロタッグ王座またも防衛0回
・新王者チームも戦々恐々の王座ジンクス
・前年大会と女子プロマッチで格違い見せつけたディアナ勢タッグマッチ
・要所をキッチリ纏めるディアナのソツの無さ


■東久留米駅前商店会 『闘強商店会プロレス~三都物語~』
■日時:2023年10月1日(日) 11:30開始
■会場:東京・成美グリーンホール
■観衆: 463人(超満員)

 新宿、東久留米、たかの台の3商店会が共同で開催する商店会プロレスシリーズ『闘強商店会プロレス2023』。9・23新宿末広通り商店会での初戦を終え、東久留米駅前商店会へ舞台を移した第2戦目も、3商店会にチームが分けられる形で熱戦が展開された。2022年に同会場で行われた大会では、ステージ上にリングを設置した事で正面側の一方向でしか見られず、立ち見観戦の関係上、サードロープより下が観客の頭で見られなくなるくらいには混雑していたのだが、今年はリングをステージの下に設置したことで、左右の位置でも立ち見観戦が出来るよう改善がなされていたのは印象的だった。この日は関東圏でガンバレ☆プロレス新宿FACE大会やイベントプロレスが複数被った事もあり、動員は苦戦するかと思われたが、終わってみれば前年と同じくらいの観客が集まっていた事実は見逃せない。

 初戦の新宿末広通り商店会大会同様、全4試合でセミファイナルに【たまプロタッグ王座】の防衛戦が組まれ、メインカードは2週連続となるジャガー横田参戦という構成も、試合の質や満足度は前年の東久留米大会を上回る。メインの女子プロレスマッチは事前告知が無かったとはいえ、前年のアイスリボンからディアナへと替わっただけで、試合の質が担保されていたのは非常に興味深かった。果たして最終戦にも参戦する展開はあるのだろうか?

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フリー1戦目・神崎ユウキ敗戦も強い存在感でTTT電撃入団決定!

 <第1試合 タッグマッチ 30分1本勝負>
[東久留米駅前商店会]○瀧澤晃頼 橋之介
(11分0秒 チルト3⇒体固め)
[たかの台地区商店会]定アキラ ●神崎ユウキ

 商店会プロレスのオープニングを飾った若手勢によるタッグマッチ。東久留米駅前商店会vs.たかの台地区商店会の商店会代理戦争で存在感を示したのは神崎ユウキであった。MAKAIでは役者とレスラーの2つの活動を両立していた神崎は、9月末にMAKAI退団を発表。今後はプロレスラーとしての活躍が増えるのではないかと思われたタイミングでの、フリー第1戦目。その初戦で、定アキラと組んで瀧澤晃頼を相手にラフファイトも織り交ぜるなど、元来の爽やかさに留まらぬ新たな魅力を提示してみせたのである。試合は惜しくも敗れてしまったものの、大会後にはTTTプロレスリング入団がSNSにて電撃発表するサプライズ。イベントプロレスの場で発表しても良さそうなニュースではあったものの、入団を一切伏せた代わりに前述のラフファイトが炸裂した事で、神崎の新たな姿に期待できそうだ。

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