[ファイトクラブ]AEW地元MOX 飯伏幸太抹殺指令Dキャリス竹下幸之助 Sジョー締め

[週刊ファイト9月21日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼AEW地元MOX 飯伏幸太抹殺指令Dキャリス竹下幸之助 Sジョー締め
 (c) AEW 編集部編



■ AEW Dynamite
日時:9月13日(現地時間)
会場:米オハイオ州シンシナティ ヘリテージ・バンク・センター

 AEWはカメラマンごとバラバラに入稿してくるので全員揃うまで待てば紹介が日本時間の金曜になってしまうのだが、予想通りとはいえ、ベッキー・リンチを投入したNXTに視聴者数が肉薄されてしまった。もっともDynamiteの(中身がしょぼかったので本誌未紹介にせよ)前週比では、平均視聴者数1000人微増の888,000人なのであるが・・・。
 あと、番組内で現地金曜夜のRampageの煽りで、TBS女子王者クリス・スタットランダーが、久しぶりの登場となるジェイド・カーギルを迎え撃つ王座戦、さらにジェイドから重要な告知ありと意味深なことが実況されていたのだが・・・。同じ会場での3時間目(実際は前座があるから4時間目)のRampageにて、負けたカーギルがお別れスピーチしたことも既にニュースが駆け巡っている。つまり、WWE転出ということになろう。ほかにもアントニオ猪木の命日、シアトル開催の『WRESTLE DREAM』でブライアン・ダニエルソンの長年の希望だったザック・セイバーJr.戦が決定と、NXTに負けまいと意識的にニュースを次々と出す番組構成の回となった。


 なんといってもジョン・モクスリーの本物の地元であるシンシナティからの生中継である。なにしろ番組リポーター役をこなしているカナダ出身のレネ・ヤング(現パケット)と結婚して、さて新居をどこにしようかとLAを探してたんだが、「高過ぎる」となって、それじゃ生誕地のシンシナティに戻ろうとなった経緯がある。なので地元凱旋のMOXから始まるのは当然なのだ。


 試合は巨人ビッグ・ビル w/リッキー・スタークス相手に、体格差に苦しめられながらも、現代のテリー・ファンクがお約束の大流血で奮闘。三角絞めで仕留める勧善懲悪劇でした。


 明白な大ヒールになっているドン・キャリスが、黒のコート姿の竹下幸之助を伴い演説開始。「日本ではトップ選手のことをエースと呼ぶ。TAKESHITAはケニー・オメガに二度続けて(『All In』『All Out』)勝った。これでオカダよりも、長州よりも、坂口よりも、アントニオ猪木をも超越したんだ。もはやエースではなくアルファなのだ!」と、日本から見ている視聴者にはなんか笑ってしまう熱弁内容である。へぇ~、SAKAGUCHIが入ってるんだ。まぁカナダ時代、クリス・ジェリコと一緒にバッドニュース・アレン親分の手下やってましたから・・・。

 ということで次の標的が「オメガ(Ωとαという対比)のダチ公である、元IWGP世界ヘビー級チャンピオンの飯伏幸太だぁ!」と、ケニーの首に続く新たな絵画を除幕。竹下が刀で、怯える顔の飯伏を刺そうかという図案にまた苦笑い。得意のドライバー攻撃で、飯伏の頭に突き刺してました。
 このカードが、次週のニューヨークからの『Grand Slam』特番なのか、猪木追悼シアトルの『WRESTLE DREAM』なのか、はっきりとは言わなかったのだが、日本での「格・序列」崩壊のマッチメイクになります。


 お客さん、どうですか? 人妻トニー・ストーム、ますます妖艶になってますよ~。AEW女子王座挑戦者決定4way戦ということで、そのトニーにDr.ブリット・ベイカー,D.M.D、志田光、男女のナイラ・ローズ戦に。仲間なのか敵なのかと、一瞬、志田とベイカーが見合うspot(写真上左)を挟みつつ、やはり4wayだからとベイカーのカーブ・ストンプが決まるんだが、そこをうまく利用してトニーがベイカーを丸め込むフィニッシュに。これでロンドン『All Out』で地元戴冠したサレヤに、トニーが挑戦となるのでありました。

記事の全文を表示するにはファイトクラブ会員登録が必要です。
会費は月払999円、年払だと2ヶ月分お得な10,000円です。
すでに会員の方はログインして続きをご覧ください。

ログイン