[週刊ファイト8月24-31日合併号]収録 [ファイトクラブ]公開中
▼Cジェリコの首!ウィル・オスプレイらG1組合流いざAEWウェンブリー
(c) AEW 編集部編
■ AEW Dynamite Fight For The Fallen
日時:8月16日(現地時間)
会場:米テネシー州ナッシュビル ブリッジストーン・アリーナ
オレンジ・キャシディの入場曲が鳴ってインターナショナル選手権からという、番組の定型構成パターンに戻ってのMusic Cityナッシュビルからの中継。ウィラー・ユウタを下すもBlackpool Combat Club(BCC)のジョン・モクスリー&クラウディオ・カスタニョーリが襲撃、よってベストフレンズだのルチャ兄弟が救出だけでなく、G1から戻ったエディ・キングストンも。
ということで、エディがウェンブリーでの「スタジアム・スタンピード」戦を表明。BCC側の残り3名は現時点で不明ながら、オレンジらの6人と総勢12選手でスタジアム各所での”追いかけっこ”やるそうです。
ケニー・オメガはわざわざフロリダ州ジャクソンビルの本拠地デイリーズ・インにてJRことジム・ロスのインタビューに答えた事前収録セグメントも挿入。「DDTで見つけた」という竹下幸之助の髪の短い若手時代の映像も挿入されていたんだが、当然ジュース・ロビンソン&ジェイ・ホワイト&竹下に襲撃されて・・・。はい、飯伏幸太とのゴールデン・ラバースにハングマン・ペイジ加えたGolden Éliteとの6人タッグが8・27『ALL IN』ウェンブリーで決定です。
ただ、本誌はあえてそれだけの事件をニュースとして単独エントリーにしなかったのだが、またアダム・ペイジとCMパンクの間でバックステージの口喧嘩が勃発。それを知ったあとの会場に来たペイジがそのまま収録に参加せず帰宅命令させられる醜聞が発覚したAEWなのであった。CMパンクがリング上のマイクで「ハングマン・ペイジのグッズなんか売れてない」と嫌味をやったのが発端で、例の暴行事件のヤングバックスやケニーは、その後「事件に言及しない。CMパンクの名前出さない」誓約書にサインさせられているものの、かのお礼参りには関与してないペイジに足かせはなかったからなんだが、それにしても困ったことである。自民党最大派閥の安倍派は会長を選出しないまま玉虫色の決着にしていたが、AEW内の派閥分裂はかなり重症のようだ。
また、トニー・カーン代表はこれをパロディにして、「バックステージでのもめ事厳禁!」とか告げるスキット劇を嬉々として挿入していたけど、いわゆるインサイド(内輪)ジョーク満載のコント、ライト層ファンにはなんのことか、さっぱりわからないと思われる。いくらファン時代はECW大好きで育ったにせよ、そういうケーフェイ破りをスキットにする職場環境だから、不祥事が続いてしまう元凶なんだろう。
クリス・ジェリコと1989年からの腐れ縁ドン・キャリス(当時の親分がバッドニュース・アレン)のセグメントは、先週のJAS(ジェリコ感謝協会)の崩壊を踏まえてキャリスのファミリー入りになったと本誌は報道したのだが・・・。どうやら会場の通路での会話なんで会場客席ではなかったということなのか、今回あらためて立場表明のセグメントがリング上にて挿入。やはり答えはYESなんだが、どうやらキャリスはNOと言われると踏んでいたらしく、ジェリコの生首を差し出す絵画(トップ画像)を準備していたようで、それがバレてジェリコが殴るのだが、竹下が駆けつけると。
流血の乱闘劇はウィル・オスプレイが出てきて、最後にサミー・ゲバラが救出となるのだが、これでウエンブリーは、ジェリコ曰く「ロックダウンで実現しなかった(新日)東京ドームのカードを奴の地元の英国で実現!」ということらしい。「親やミセスも見ている目の前で恥かかせてやる」とも言っていたが、オスプレイ、結婚したのか?
いずれにせよ、大人向きのガイドを標ぼうする本誌は1・4の集客を考えて「内藤哲也優勝」はどうでもよくて、G1のMVPは大阪二連戦が終わった時点でも、両国二連戦が終了しても、ウィル・オスプレイというのは一切変わりません。嗚呼、コロナのせいで黄金カードをまたAEWに取られました。