[ファイトクラブ]鈴木秀樹、ティモシー・サッチャーがビリー・ライレージム京都で特訓!

[週刊ファイト9月21日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼鈴木秀樹、ティモシー・サッチャーがビリー・ライレージム京都で特訓!
 photo & text by 藤井敏之
・2022年ノアタッグ王者:鈴木秀樹とティモシー・サッチャー略歴
・技練習
・制限付きスパーリング
・実戦スパーリング
・鈴木秀樹のビル・ロビンソンの思い出ワンハンド・バックブリーカー


 現在、フリーランスで活躍する鈴木秀樹並びにノアが主戦場になったティモシー・サッチャーがライレージム京都における合同練習に参加する為、忙しい時間の合間を縫って東京から山科にあるライレージム京都(松並修代表)に来られた。

 ここでお二人の経歴を述べると、鈴木秀樹は、郵便局員からUWFスネークピット・ジャパンに入門。2008年11月24日のIGF愛知県体育館大会で金原弘光戦でデビュー、偶然にも筆者はこの日、宮戸優光代表に連れられ名古屋入りした初々しい鈴木選手を宮戸代表から紹介された。非常に体格も良く、大型の選手ゆえヘビー級の少ない日本マットにおいて有望な選手だと思った。
 2014年IGFからフリーに転向、それ以降大日本プロレスをはじめとする各団体で活躍、2021年にはなんとWWE参戦と「パフォーマンスセンター」のコーチ就任という大抜擢を受ける。
 その後、運悪く全世界がコロナ渦となり日本マットに戻る。主戦場をまずはノアに定めるや、2022年3月13日には杉浦貴とタッグを組みGHCタッグ王座トーナメントで優勝し王座を獲得した。

 一方、ティモシー・サッチャーは一見、ヨーロッパー系のレスラーの印象が強いがれっきとしたUSA出身。SPWで基礎を学び2006年にデビュー。2007年には自らが目指すレスリングスタイルであるキャッチ・アズ・キャッチ・キャンレスリングを学びにイギリスへ、そこから本格的にアメリカマットに参戦。ちなみに小さい頃はアメリカレスリングにおいてはジョニー・バレンタインのエルボー攻撃、そのタフさに憧れていたそうだ。
 2020年にはWWEに参戦しNXTで活躍。盟友の鈴木選手とはこの時期に出会い、同じ時期にWWEから電話があり解雇されたと笑い飛ばしていた。コロナさえ蔓延しなければと思うと残念である。
 その後、ノアマットに照準を絞り2022年7月16日には鈴木秀樹とタッグを組みマサ北宮&稲村愛輝組を倒し第61代王座となる。その後タイトルを失うが再びサクソン・ハックスリーをパートナーに第65代の王座として現在も君臨している。

 お互い目指すレスリングスタイルが同じ、鈴木秀樹とティモシー・サッチャーはさらなる技術の向上を目指しこの日練習生たちと夜7時30分から10時までの2時間30分みっちりと汗を流しながら練習を行った。

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 みっちり汗を流されたお二人は京都に泊り、翌日はサッチャー選手のかってからの要望であった広島・原爆ドーム、原爆資料館を訪れるとのことである。


①技練習
 松並修ビリー・ライレージム京都代表の元、鈴木秀樹とティモシー・サッチャーが技をかけあう中、てこの原理など力学の観点から、技の微妙な足や手の位置などを松波代表が指摘し、そして自ら見本を見せながら指導、二人は探求心を持ちながら実技練習を繰り返し行った。


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