新日本DOMONION/IWGP世界・辻陽太SANADAの牙城を崩せず!高橋ヒロムもスーパーJr.覇者ワト相手に防衛

 6月4日、大阪城ホールにて恒例のDOMINIONが行われ、なんと豪華7大タイトルマッチが行われた。同会場では久々の声だしOKという事で、満員マークは付かなかったものの、コロナ以降では昨年より約1,000人多い7,000人超えの観衆が集り、第0試合から熱気ムンムンであった。
 一番の注目は、海外からの武者修行を終えた辻陽太が帰国一発目でいきなりIWGP世界に挑戦するという事だろう。しかも、前日の公開調印式で、ロスインゴ入りを直訴し内藤哲也らに承諾を得ており、バックには心強い仲間が一気に増えたのだ。

 このままの勢いで、辻は11年前のオカダ・カズチカのようにドリームを掴むのかが見所であろう。試合の序盤から、辻は意外にも空中戦も多用し会場を沸かせる。打撃も投げ技も一発一発が重い。しかし、心機一転で今大きな波に乗っているSANADAにトドメは刺せず、スピアーを上手くかわされると、ムーンサルトプレス、シャイニングウィザード、デッドフォールと続けざまに喰らい、辻は3カウントを聞いた。
 辻は敗れたが、その急成長ぶりをしっかりと観客に印象付けたのではないか。

 第7試合では、BEST OF SUPER JR.CUP初優勝をし、こちらも波に乗っているワト。優勝後ヒロムの持つベルトへ挑戦表明し、この日を迎えた。

地元大阪で、ベルト奪取が出来るのか? こちらも注目の一戦である。積極的に攻めるワト。繰り出す技の数はヒロムより多いし、通天閣ジャーマンなど、あわやと思わす場面もあったが、最後はヒロムの必殺TIME BOMⅡを繰り出し、熱戦に終止符を打った。

■新日本プロレス DOMINION 6.4 in OSAKA-JO HALL 
日時 2023年6月4日(日) 14:30開場 16:00開始
会場 大阪城ホール
観衆 7,040人(主催者発表)

<第0試合 各5分1本勝負 CSテレ朝チャンネル Presents ヤングライオン THREE CONSECUTIVE BATTLE>
▲オスカー・ロイベ 時間切れ引き分け ▲大岩 陵平
▲オスカー・ロイベ 時間切れ引き分け ▲ボルチン・オレッグ
●オスカー・ロイベ 2分55秒  逆エビ固め ○中島 佑斗

<第1試合 時間無制限1本勝負 IWGP USヘビー級王座ナンバーワン・コンテンダートーナメント決勝戦>
○ウィル・オスプレイ
 8分01秒 ヒドゥンブレード⇒片エビ固め
●ランス・アーチャー

<第2試合 30分1本勝負>
●TAKAみちのく
DOUKI
金丸 義信
タイチ
 9分24秒  ジャベ・インモルタル
○ティタン
鷹木 信悟
内藤 哲也
BUSHI

<第3試合 60分1本勝負 IWGPジュニアタッグ選手権試合>
●ケビン・ナイト
KUSHIDA
 10分38秒  2/2⇒エビ固め
○フランシスコ・アキラ
TJP
※TJP&アキラが第72代チャンピオンチームとなる

<第4試合 15分1本勝負 NJPW WORLD認定TV選手権試合>
○ザック・セイバーJr.
 8分46秒  回転十字固め
●ジェフ・コブ
※ザックが9度目の防衛に成功

<第5試合 60分1本勝負 IWGPタッグ&STRONG無差別級タッグ 王座決定戦3WAYマッチ>
YOSHI-HASHI
○後藤 洋央紀
 13分15秒  消灯⇒片エビ固め
●高橋 裕二郎
“キング・オブ・ダークネス”EVIL
もう1組はグレート-O-カーン&アーロン・ヘナーレ
※毘沙門がIWGPタッグ第99代王者&STRONG無差別級タッグ第4代王者となる

<第6試合 60分1本勝負 NEVER無差別級選手権試合>
○デビッド・フィンレー
 18分51秒  INTO OBLIVION⇒体固め
●エル・ファンタズモ
※フィンレーが初防衛に成功

<第7試合 60分1本勝負 IWGPジュニアヘビー級選手権試合>
○高橋 ヒロム
 19分50秒  TIME BOMBⅡ⇒片エビ固め
●マスター・ワト
※ヒロムが5度目の防衛に成功

<第8試合 60分1本勝負 NEVER無差別級6人タッグ選手権試合>
石井 智宏
棚橋 弘至
○オカダ・カズチカ
 20分37秒  レインメーカー⇒体固め
ジョン・モクスリー
●海野 翔太
クラウディオ・カスタニョーリ
※チャンピオンチームが初防衛に成功

<第9試合 60分1本勝負 IWGP世界ヘビー級選手権試合>
○SANADA
 17分01秒 デッドフォール⇒体固め
●辻 陽太
※SANADAが2度目の防衛に成功

<拡大詳細版は6月9日発売の週刊ファイト(6月15日号)に収録>


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