[ファイトクラブ]SD中邑真輔RAWソロ・シコアNXT女子戦線WリーCデンプシー北米

[週刊ファイト4月27日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼SD中邑真輔RAWソロ・シコアNXT女子戦線WリーCデンプシー北米
 (c) 2023 WWE, Inc. All Rights Reserved. 編集部編


 先週号でもお伝えしたように、今週もWWEは『レッスルマニア』が終わって新章になっているものの、次のPPV大会はまだ先とかもあり、新顔なり、中邑真輔の154日ぶりの復帰とかはあったものの、内容的には足踏み状態のややエア・ポケットに入ってる感がある。
 もっとも長年フォローしている専門媒体にしてみれば、毎年こうなるのであって視聴者が減っているとか騒いでも仕方ない。あくまで例年のパターンに過ぎないからだ。

■ WWE SmackDown
日時:4月14日(現地時間 日本YouTube日曜以降)
会場:米ネブラスカ州リンカーン ピナクルバンクアリーナ

 日本からの視聴者にとっては、なんといっても中邑真輔である。元旦の武道館でグレート・ムタの引退試合やったと思うかもだが、所属のWWEでは昨年11月11日(現地時間)のSmackDownにてサントス・エスコバに敗れて以来、ずっと番組には出ておらず、『レッスルマニア』の出番もなかった。
 会場のネブラスカのホームチーム紹介や、その監督が最前列で観戦している紹介のあとのセグメントだったが、妻のエマを伴って出てきたマッドキャップ・モスにキンシャサをぶち込む復帰戦であった。まぁここからどういう抗争になるかなんだが、早速スカーレットがトランプのカードを表にめくったら、ジョーカーならぬShinsukeという趣向のスキットがあり、隣でキャリオン・クロスが「ティク、タック」とやっていた。日本大好き、UWF信奉者のクロスなんで、これは試合内容期待して良いだろう。

 他はまぁ、いつもの焼き直しです。ケビン・オーエンズとサミ・ゼイン組から始まって、最後は飛行機トラブルで先週のRAWでやれなかったソロ・シコアがリドルにサモアン・スパイクを見舞うカードがメインでした。

■ WWE RAW
日時:4月17日(現地時間 日本YouTube水曜以降)
会場:米アーカンソー州ノースリトル・ロック シモンズバンク・アリーナ


 アーカンソー州のリトル・ロックって、ビル・クリントンで覚えた地名なんだが、さすがに「行ったことないなぁ」と思いながら始まったRAWの方は、これまたソロ・シコアが目立つウソーズというか、ブラッドラインから。そこにJudgement Dayが割り込んできてと、これまた同じことの繰り返しなんだが・・・。
 そしてレイ・ミステリオのシングル戦でも、やはりソロ・シコアが勝つんです。

 読者からのメールで教えられて驚いたのが、なんでも自称論客の素人が、「アスカは『レッスルマニア』でビアンカ・べレアに勝つハズだったのに、WMでは5連敗になっている。離脱の噂もある」とかやってるらしく、ちゃんとWWE見ているのか首をかしげた。週刊ファイトを定期購読していれば、すべて全部書いてあることであって、唯一外れたのは、コディ・ローズがローマン・レインズの長期政権を倒す予想だけ。もっとも、あとからローマン帝国の「王者1000日越え」という記録を作るまでという、変なこだわりがあったことが判明したのだが・・・。
 そんな、ビアンカ戦に行くまでアスカはずっとUpのマッチメイクしてもらってたんだし、そんなのカード発表した時からわかってることかと。別にアスカの「横綱格」は、まったく落ちてません。新しい道化師メイクも決まってます。なんの心配もありません。というか、今、ビアンカを落としてどうするのかと思ってしまう。

 もっとも今回のRAWに戻れば、ダメージ・コントロールのセグメントは大幅カットになったという情報が洩れ伝わっている。この日、ニュージーランドのサモアン系ダコタ・カイがビアンカに負けるマッチメイクは、なんの予定変更もありませんけど。

 試合しなくても”出演”するだけでとんでもないギャラ額になるブロック・レスナーがCodyと揉めていたとか、3時間番組だから色々仕込んではいるんだが、大人向け媒体の観点からは、セス・ロリンズに沈む役のミズが、やっぱりお仕事出来るなぁが裏ハイライトだったのかも。『レッスルマニア』のホストといい、こういう職人がいるからWWEはトップ団体なんです。

■ WWE NXT
日時:4月18日(現地時間 日本WWEネットワーク木曜以降)
会場:米フロリダ州オーランド Capital Wrestling Center

 NXTは次週が『スプリング・ブレイク』特番仕様になるため、そこへのカード成立とアングル仕込みの回でした。本誌的には、ゾーイ・スタークスを下した愛しのロクサーヌ(映画『シラノ』調)の前に、王者インディ・ハートウェルが現れただけでなく、ティファニー・ストラットンも出てきて3way王座戦が決まったこと。はい、本誌定期購読者には全部書いてきた通りの展開です。

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