永澤サムエル聖光KO勝利!睦雅がジャパンキック新王者!撫子が藤原乃愛に判定勝で王座戴冠!「KICK Insist 15」

 3月19日(日)東京・新宿FACEで開催されたジャパンキックボクシング協会主催「KICK Insist 15」の昼・夕2部構成大会。2部ダブルメインでは、2月2日タイ国ラジャダムナンスタジアムで判定敗けとなった永澤サムエル聖光が、仕切り直しの一戦で元泰国ムエサイアム・パーカン・スーパーフェザー級王者ペットプーパン・ソーサクナリンを1R開始から左右ロ―キックで揺さぶり、左ボディフックでKO勝の圧勝。前戦タイでの敗戦をみると、今回のタイ選手の方が実績あるのだが、ホームと敵地で戦うのでは意気込みが違うのだろう、改めて敵地タイでの勝利が困難であることが感じられた。
 もうひとつのメインではトリの永澤が返上し空位となったジャパンキック・ライト級王座決定戦で、睦雅/むが(1位/ビクトリー)と 内田 雅之(2位・元新日本フェザー級王者/KICK BOX)で争われ、睦雅が3度のダウンを奪い3ジャッジが8点差をつける圧勝で新王者に就き、二部MVPを受賞したが、内田の諦めない姿勢は、ポイント差を感じさせない好ファイトだった。
トップ写真:大会二部MVPのジャパンキックライト級新王者・睦雅とメインで勝利した永澤サムエル聖光

 1部メインではミネルヴァ ピン級タイトル戦で無敗の女子高校生王者(今年卒業)・藤原乃愛(王者/ROCK ON)が、唯一ドローとなっている撫子(挑戦者 同級1位/GRABS)に判定敗けで王座陥落。藤原は初敗北となり、撫子は一部MVPを受賞。両者の対戦戦績は1勝1敗1分五部の星となった。

■「ジャパンキックボクシング協会 KICK Insist 15」
日程:2023年3月19日(日)
第1部 (開場)13:30 (試合開始)14:00
第2部 (開場)17:30 (試合開始)18:00
会場:東京・新宿FACE
【主催】株式会社VICTORY SPIRITS/ビクトリージム
【認定】ジャパンキックボクシング協会
ライブ配信された1部・2部の試合はツイキャスにて2023年4月2日(日) 23:59 まで視聴可能

LIVE視聴チケット ¥3,300(税込)
選手応援チケット ¥6,600(税込)
視聴URL:https://twitcasting.tv/c:jka_kickboxing/shopcart/222994

【第2部】
<7・ダブルメインイベント2 日泰国際戦 62.5kg契約3分5R>
○永澤サムエル聖光(WMOインターナショナル ライト級王者・WBCムエタイ日本統一ライト級王者・前ジャパンキック ライト級王者/ビクトリー)
 1RKO 2分48秒 ※左ボディ
●ペットプーパン・ソーサクナリン(元泰国ムエサイアム パーカン スーパーフェザー級王者/タイ)

<6・ダブルメインイベント1 ジャパンキック ライト級王座決定戦3分5R>
○睦 雅/むが(ジャパンキック ライト級1位/ビクトリー)
 判定3-0(三者50-42)
●内田 雅之(同級2位・元新日本フェザー級王者/KICK BOX)

新王者となった睦雅は、17戦11勝(5KO)4敗1分

1R終了間際に左フック、3R右ストレート、5R右フックで3ダウンを喫するも、逆転を狙い食い下がる内田の姿勢で点差ほどの差は感じない試合だった。

<5・セミファイナル 日泰国際戦58kg契約3分3R>
○瀧澤 博人(WMOインターナショナル フェザー級王者/ビクトリー)
 判定3-0(三者30-28)
●スアノーイ・シッソー(元泰国イサーン スーパーバンタム級王者/タイ・トースームエタイシン)

決定打こそなかったが、リーチを活かした蹴りとパンチで主導権を握り、3-0の判定勝利をおさめた瀧澤博人

<4・ミネルヴァ アトム級 次期挑戦者決定戦2分3R>
●祥子JSK(ミネルヴァ アトム級1位/治政館)
 延長判定0-3(三者9-10)本戦1-0(29-29、28-28、29-28)※祥子JSKは3Rダウン奪取
○ほのか(ミネルヴァ 同級4位/KANALOA)
※ほのか が次期挑戦権獲得

<3・ジャパンキック フライ級3分3R>
△西原 茉生(ジャパンキック フライ級2位/治政館)
 引分1R 28秒 ※パンチの流れから偶然のバッティングで花澤がダウンし、続行不能。最初は西原の勝利が宣誓されるが、協議後引分となる 
△花澤 一成(市原)

<2・ジャパンキック ウェルター級3分3R>
○我謝 真人(E.D.O)
 1RKO 2分30秒 ※レフェリーストップ(パンチによる3度目のダウン) 
●鈴木 凱斗(KICK BOX)

<1・ライト級3分3R>
○岡田 彬宏(ラジャサクレックムエタイ)
 2RTKO 3:00 ※カットによるストップ
●来輝(BOMスポーツ沖縄)

【第1部】
<7・メインイベント ミネルヴァ ピン級タイトルマッチ 3分3R>
●藤原 乃愛(ミネルヴァ ピン級王者/ROCK ON)
 判定0-3(2者29-30、28-29)
○撫 子/なでしこ(挑戦者 同級1位/GRABS)
※撫子が新王者

<6・セミファイナル 日泰国際戦 72.6kg契約3分3R>
●光 成(ジャパンキック ミドル級王者/ROCK ON)
 2RTKO 1分17秒 ※肘によるカット
○スーパーボーイ・ルークプラパーツ(タイ)

<5・52kg契約3分3R>
○細田 昇吾(元スック ワンキントーン フライ級王者・ジャパンキック フライ級1位/ビクトリー)
 判定2-1(2者30-29、29-30)
●宮坂桂介(ノーナクシン東京)

<4・ジャパンキック ウェルター級ランキング戦3分3R>
●政 斗(ジャパンキック ウェルター級1位/治政館)
 判定0-2(2者29-30、29-29)
○正 哉(同級2位/誠真)

<3・日泰国際戦 59kg契約3分3R>
△櫓木 淳平(ジャパンキック フェザー級1位/ビクトリー)
 引分1-0(28-27、2者28-28)
△ナロンチャイ・シンコウムエタイジム(元泰国ルンピニースタジアム認定フライ級6位/タイ・新興ムエタイ)

<2・ライト級3分3R>
○林 瑞紀(ジャパンキック ライト級5位/治政館)
 判定3-0(2者30-27、30-26)
●井上 竜太(HARDWORKER)

<1・ジャパンキック フェザー級3分3R>
●隼也JSK(治政館)
 判定0-3(2者28-30、29-30)
○石川 智崇(KICK BOX)

2022 ジャパンキックボクシング協会表彰式
・最優秀選手賞・KO賞・年間最高試合
馬渡亮太(治政館)5戦5勝3KO

・優秀選手賞 4戦4勝1分
永澤サムエル聖光(ビクトリー)

・優秀選手賞・技能賞・新人賞
藤原乃愛(ROCKON)6戦5勝1分

・精鋭賞
内田雅之(KICKBOX)

・殊勲賞
睦雅(ビクトリー)

新人賞
・正哉(誠真)


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