「全日本プロレスは、俺が死ぬまで絶対に潰さん!」大仁田厚、ヨシタツ組が全日本プロレスアジアタッグ王者獲得

 2月4日全日本プロレスの八王子大会が開催され、日本最古のタイトルであるアジアタッグ王座選手権が行われた。

 大仁田はこの日、ヨシタツと組み、ケンドー・カシン、NOSAWA論外組の保持するアジアタッグチャンピオンベルトに挑戦した。ドリー会長の承諾を得て、電流爆破はもちろん、ハードコアも持ち込んだ、全日本プロレス史上初の「トルネードバンクハウス電流爆破デスマッチ」形式で行われた。

 序盤からカシンが電流爆破バットを手に取り、ヨシタツを机に寝かせたが誤爆。大爆音と火花が会場のどよめきを誘った。
中盤、論外に大仁田が捕まるとそのまま電流爆破バットをくらい、さらにギターで大仁田は脳天を撃ち抜かれ、あわよくば勝負が決まるかという場面もあったものの、大仁田も善戦。十八番の机パイルドライバー、毒霧、サンダーファイヤーパワーボムを繰り出し、最後はヨシタツと同時に電流爆破バットを食らった論外を、大仁田がフォール。大仁田、ヨシタツ組が第119代アジアタッグ王座を獲得した。

 試合後大仁田は開口一番、「カシンと論外にありがとうと伝えたい」と話し、「全日本は俺が死ぬまで、絶対に潰さん!」と力強く叫んだ。

 試合後の大仁田は、「今日はみなさんありがとうございます。」と殊勝に話し始めたが、「アジアタッグは、電流爆破マッチでしかやらないよ。」と不穏なことを宣言した。

 歴史ある全日本プロレスのアジアタッグチャンピオンベルトが心配になる、第119代王者が誕生した。いろいろな意味で今後全日本プロレスから目が離せなくなりそうだ。


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