[週刊ファイト1月12日号]収録 [ファイトクラブ]公開中
▼ドラゴン・リーNXT合流報!Lヴァルキリア勝利Wリー北米防衛トニーD
(c) 2022 WWE, Inc. All Rights Reserved. 編集部編
まず最初に、大きなニュースが飛び込んできた。新日本プロレスではCMLLとの提携があるからリュウ・リーを名乗っていたドラゴン・リーだが、12月28日(現地時間)AAAのアカプルコ大会にてドラリスティコと組んでFTRが保持するAAAタッグ王座に挑戦。これに勝利したのだが、WWEを発表して王座返上したのだ。ただ、AAA側にとってこれは予想外の裏切りではなく、WWEとの関係を今まで以上に深めたいようで、要するにAEW所属のFTRから、地方というか観光地であるアカプルコで王座移動をやり、まずAAAタッグ王座を空位にしたことになる。
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8月17日(現地時間)のAEW Dynamiteにフリーとして登場、ケニー・オメガに片翼の天使でフォールされる役だったのだが、兄貴ルーシュもいることだし、AEWなら新日本プロレスにも行けるのでニュースですらなかったのだが、くだんのAAAアカプルコ大会の3ヶ月前にはWWE合流が決まっていたそうで、契約情報は終わるまで伏せられていた。
まずはNXTに合流するが、WWEとしてはミステリオの後釜としてラテン系客層の強化に本腰であると同時に、このところの呼び戻し攻勢だけでなく、AEWは逸材を確保できなかったことになる。
An unbelievable athlete who has collected accolades and held championships across the globe… and he’s just getting started.
The next chapter of @dragonlee95’s career begins with @WWENXT! https://t.co/xgacGrtuPG
— Triple H (@TripleH) December 29, 2022
■ WWE NXT
日時:12月27日(録画番組現地放送時間 日本WWEネットワーク木曜以降)
会場:米フロリダ州オーランド Capital Wrestling Center
録画番組なんだが、「クリスマスも終わったことだし」とJDマクダナが出てくるんだが、なにしろ年明けにようやく両チームのメディカルもクリアになる予定のクリード兄弟vs.インダス・シアーが控えているので、兄貴のジュリアスとのシングル戦は引立て役に回ることは大人のファンはわかっていたことだろう。
要はアマレスでは実績のあるジュリアスが、どこまでプロレスラーとして向上したかを見る試金石なんであって、ランニング・クローズラインが決まるんだが、良かったかと。ヴィア・マハーン&サンガのインダス・シアーが登場となり、いよいよのカードは1月10日(現地時間)の『New Year Evil』となった。
2022年に最も上達した選手、向上した次世代ということなら、チャンピオンになったロクサーヌ・ペレスよりもコーラ・ジェイドなのである。ヒールのいじめっ娘キャラなんでオモテの媒体ではそんな評価はやらないが、本誌・鷹の爪大賞は活字に残します。
まぁ今回は散々やられてきた眠姫のウェンディ・チューが今年の恨みを清算するんだけど、NXT信者はそれはどうでもイイことなのだ。
◆イケメン二郎が“ジャケットなし”で猛攻もスクリプツに無念の敗戦
“スタイルストロング”イケメン二郎が因縁の“覆面男”スクリプツと対戦も“ジャケットなし”で実力を発揮できずに無念の敗戦を喫した。
イケメン二郎は2週前のNXTでスクリプツに試合直後に襲撃されると大切なジャケットを奪い取られて2人の因縁が勃発。さらに今回の試合前には「ジャケットが俺の一番イケメンな部分なの。わかる? ジャケットがないと俺はただの二郎なの。わかる? ジャケットは俺より俺なの。わかる? スクリプツを倒してジャケットを取り戻す。いくぜ!」と、途中は日本語テロップ字幕、前後は英語で意気込むと、奪ったジャケットを着用して登場したスクリプツと対戦した。
序盤、イケメン二郎がスーパーキックやトペ・コンヒーロで攻め込むと、スクリプツに低空ドロップキックで反撃されて白熱の攻防を展開。終盤にはスタンディングシューティングスターをかわすと、マットに自爆したスクリプツに延髄斬り2連打からスーパープレックスを狙ったが、逆にスクリプツの前転セントーンを浴びて勝負あり。試合後、イケメン二郎が敗れて大の字でマットに倒れ込んでいるとスクリプツはジャケットを置いて立ち去った。
NXT UKでは里村明衣子とも闘っていたダブリン出身ライラ・ヴァルキリアの米国デビュー戦はなぜかWWEの公式写真になかったのだが、今回は女子バスケ界ではスーパースターだったラッシュ・レジェンドが相手である。けばいおばさんの方は、2022年向上しなかったデ賞になるんだが、トップ画像のようにライラがダイビング・ボディプレスで仕留めてくれました。NXT UKからも続々とイイ選手が合流しているので、いくら前の業種では名前があろうが、プロレスはそんなに甘い世界ではありません。