[週刊ファイト12月22日号]収録 [ファイトクラブ]公開中
▼NXTロクサーヌ・ペレス新王者!Mローズ413日陥落&ポルノ稼ぎ解雇
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■ WWE NXT
日時:12月13日(現地時間 日本WWEネットワーク木曜以降)
会場:米フロリダ州オーランド Capital Wrestling Center
現地のテレビ放送より遅れてWWEネットワークがNXTの配信を始める頃には、大きな事件が公になり、確認もされた。マンディ・ローズの解雇である。
ロクサーヌ・ペレスのPushは本誌がずっと報道してきたことだし、『Deadline』での次期王座挑戦権を賭けたアイアン・サバイバー・チャレンジ勝利も想定内のこと。そこではすでに現地1月10日の『NXT New Year Devil』での王座戦が告知されており、ここで王座交代になることも大人のファンには周知のことだろう。
ただ、王座交代は突然やってきた。この回のNXTでいきなりそれが組まれることになり、実況でも言っていたがロクサーヌが2時間前に知ったというのは多分、本当のことなんだろう。ではなぜこうなったのか?
SNSや個人サイトは課金式のが多数あるのは当然であり、WWEでのリングネームを使って稼ぐのはご法度となるのは仕方ない。マンディのFanTimeなるサイトではMandysacs名義なんだそうだが、まぁ写真見れば誰かはわかることだ。ここで月額$25のサブスクリプション制でビキニの写真が拝めるまでは、WWEも黙認だったが、さらに1点で200ドルの特別料金を払えば、要するにビキニの中まで見せますということのようで、さすがにいくらんなんでもこれは不味いと。ただ、ここから稼げる上がりがもの凄いことになっているようで、プロレスでの年俸を上回るとなれば「サイトは止めません」となるのも無理はない。WWEは放送の翌日に解雇処分、収録では王座交代を急遽早めるしか選択肢がなかったのだった。
PPV翌日のRAWは視聴率増えるのと一緒で、その月額サブスクリプションなんか払いたくないライト層ファンがいるから、『Deadline』のおさらい回は当然ながらロクサーヌ・ペレスから。そこにクラクション鳴らしてジープ車で乗り付け、(なんだ、外からスグのところがパフォーマンス・センターなのだとわかるのはともかく)、同じく男子のアイアン・サバイバー・チャレンジに勝利したグレイソン・ウォーラーが客席側から割り込んでくる。「俺は3点、お前は2点での勝ち」とか、「マンディに勝てない」の得意のしゃべりが始まり、ブロン・ブレーカーも出てくるが「NXT王座は俺のもの」とやりだすんだが、ここに渦中のマンディが出てきてロクサーヌをどついてベルトを掲げると。ただ、番組トリで王座戦になると発表されるのだった。
ちなみにこのセグメントの最中に、バックステージでトニー・ディアンジェロの子分スタックスと、ウェス・リーが喧嘩している映像も挿入されていたが、これが第1試合に繋がる。正確には完全生中継ではなく、少し先に収録しているから、実際の放送では編集で繋ぐやり方である。
もともとPPVの次の回は視聴者数上がるじゃないかと言われそうだが、前週から13万人増えて(+24.7%)の平均視聴者数666,000人、18-49歳デモグラフィックの平均視聴率は0.13%から0.17%にハネ上がったのだが、恐らく冒頭のセグメントで「あれ? 1月10日じゃなかったっけ」なので、お茶の間組にせよ、これはなんかある回と踏んだからだと考える。記者のPanasonicのテレビだとWWEネットワーク大画面で見られるから、視聴終わるまでネットなんが断固として見ない主義なんだが、慌ててパソコン検索始めた次第なのだった。
試合はウェス・リーのペレキックが決まるんだが、ダイジャック(元ドミニク・ダイジャコビック)が出てきてディアンジェロを睨む絵にしてました。
アイビー・ナイルとテイタム・パクスリーはメディカルがクリアーされて試合許可されたようで、Toxic Attraction(ジージー・ドリン&ジェシー・ジェイン)退治に乗り出すんですが、解説席で見守るケイデン・カーター&カタナ・チャンスが巻き込まれることで反則裁定。次はこの3組でのタッグ王座戦なんですが、マンディ姉御がいなくなって「雑魚ども」(紫雷イオ調)はどうなるんですかねぇ?
ウェイン・ブルームの息子ヴォン・ワグナー w/ロバート・ストーンと、黒人大型で動けるオデッセイ・ジョーンズ w/マリック&イドリスの黒人軍は、どっちが勝つのか見物だったかも。なにしろSmackDown-RAWが狙っているのはどっちなんだという・・・。ジョーンズがクロスボディで勝ちました。
イケメン二郎が二軍落ちというか、『NXT Level☆UP』とか『メインイベント』に出ているのは知っていても、見てないので本誌は取り上げなかったんだが、久しぶりに現地ではUSAネットワーク放送のNXTに出ました。
◆イケメン二郎が“臆病者”バーナルを撃破も“覆面男”スクリプツの襲撃に沈む
“スタイルストロング”イケメン二郎がNXTで“臆病者”ハビエル・バーナルを撃破も、試合後に現れた“覆面男”スクリプツに襲撃KOされた。
イケメン二郎が先週“チキン(臆病者)”扱いしたハビエル・バーナルと激突すると、ネックスプリングで攻撃を凌ぎながらショルダータックルやジャケットパンチで攻め込んだ。終盤にはトペ・コンヒーロやジャケットパンチ6連打、雪崩式フランケンシュタイナーとバーナルに怒涛の連続攻撃を決めると、最後はイケメンスラッシュをクリーンヒットさせて3カウント。イケメン二郎が11月の「NXTレベルアップ」で敗れているバーナルに雪辱を果たした。
しかし、試合後、イケメン二郎がコーナーに上がって勝利をアピールしていると、突如現れた“覆面男”スクリプツ(はい、正体バレバレのサーカス芸人レジー、あるいはレジナルド)に襲われてマットに撃沈。ジャケットを脱がされた上にスクリプツの前転セントーンを浴びてKOされると、自身のツイッターでは「これがスタイルストロングだ!!でもこの後・・・」と複雑な心境を投稿した。