L.Hvy級UFC王座決定戦ドロー政治問題化チェチェン独裁者NYTimes

(C)UFC

『UFC 282 :ブラホビッチ vs. アンカラエフ』が12月11日(日)にラスベガスのT-Mobile Arenaで開催された。今年最後のナンバリング・ペイパービューイベントはスリリングな展開となり、セミメインイベントまでのすべての試合がフィニッシュで終わり、これら10試合すべてにパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトのボーナスが贈られた。


 もっとも、どっちが勝った負けたの試合結果よりも、マゴメド・アンカラエフら複数の出場選手を擁するKadyrov gymがプーチン大統領を支援するチェチェン共和国のラムザン・カディロフ第3代首長(大統領というか独裁者)の直接配下というか、実質は傭兵部隊、いや暗殺までも実行する犯罪者集団であることが政治問題化。NYタイムズ紙もデカく取り上げて騒動は大きくなっている。もちろんラムザン親分は、メインのドロー判定を激しく糾弾、政治のせいでベルトが盗まれたと騒いでいるのだが・・・。

UFCライトヘビー級王座決定戦
 前王者ヤン・ブラホビッチと4位マゴメド・アンカラエフが、空位のUFCライトヘビー級のベルトをかけて対戦し、両者とも大きなダメージを負う5ラウンドを展開した。ブラホビッチは、試合開始早々、蹴りでアンカラエフの足に深刻なダメージを与え、一方のアカラエフはテイクダウンとグラウンドコントロールで反撃に出る。判定はスコアカードに委ねられ、2人が別々の勝者を選び、3人目がドローと判断、UFC史上5回目のスプリット・ドローとなる珍事となった。

セミメインイベント
 この日初めての判定となったセミメインイベントは、パディ・ピンブレットがジャレッド・ゴードンにユナニマスの判定勝ちを収めた。

勝者ピンブレットのコメント:
「最初の2ラウンドは勝っていた。3ラウンドは流したよ。みんなどう思う?ファイト・オブ・ザ・ナイトだと思うかい?チャリティーを始めたんだ。ジャレッドとケージの中で戦ったからには、ケージ外でも彼と一緒に活動をしたい」

■ UFC 282:ブラホビッチ vs. アンカラエフ
日時:現地時間2022年12月10日(土)、日本時間11日(日)
会場:アメリカ・ネバダ州ラスベガス /T-Mobileアリーナ

【メインイベント】
<ライトヘビー級王座決定戦>
△ヤン・ブラホビッチ(ポーランド)
 ドロー 1-1
△マゴメド・アンカラエフ(ロシア)

【セミメインイベント】
<ライト級>
○パディ・ピンブレット(英国)
 判定 3-0
●ジャレッド・ゴードン(米国)

【メインカード】
<キャッチウェイト(180lbs)>
○サンチアゴ・ポンジニッビオ(アルゼンチン)
 3R 2分29秒 TKO
●アレックス・モロノ(米国)

<ミドル級>
○ドリカス・デュ・プレシ(南アフリカ)
 2R 2分43秒 リアネイキドチョーク
●ダレン・ティル(英国)

<フェザー級>
○イリア・トプリア(ジョージア)
 1R 3分10秒 三角締め
●ブライス・ミッチェル(米国)


※月額999円ファイトクラブで読む(クレジットカード、銀行振込対応)
▼年間総括”地下格闘技”表記発案者イリエマン武士正ら歌舞伎町放談②

[ファイトクラブ]年間総括”地下格闘技”表記発案者イリエマン武士正ら歌舞伎町放談②

▼新大阪メルパルクホール修斗集客苦戦 アマ&キッズ6試合に注目せよ

[ファイトクラブ]新大阪メルパルクホール修斗集客苦戦 アマ&キッズ6試合に注目せよ

▼GLEAT挑戦MMA田村男児 田中稔50散る 覚えた井土徹也3R近藤有己

[ファイトクラブ]GLEAT挑戦MMA田村男児 田中稔50散る 覚えた井土徹也3R近藤有己

※600円電子書籍e-bookで読む(カード決済ダウンロード即刻、銀行振込対応)
’22年12月22日号DeadlineNXT 鷹の爪ヤマモ格闘技2天心武尊 修斗大阪GletMMA和魂飛将