[週刊ファイト11月24日号]収録 [ファイトクラブ]公開中
▼JDマクダナAクルーズ賛MローズAファイア英アイラ・ドーン毒霧NXT
(c) 2022 WWE, Inc. All Rights Reserved. 編集部編
■ WWE NXT
日時:11月15日(現地時間 日本WWEネットワーク木曜以降)
会場:米フロリダ州オーランド Capital Wrestling Center
先週の予告通り男女のNXT王座戦を目玉にした番組、まずブロン・ブロカーvs.ヴォン・ワグナー戦からというのが「そうしましたかぁ」というか、写真だけ見ると大きい両者が激しくぶつかるんだから絵的には映えるんだが・・・。
お互いが、担ぎ上げて落とすというのを得意にしている手前、それをさせないとか工夫して練ってはいたんだが、なんかヴォン・ワグナーって、感情移入させるところがないんだよなぁ。お客さんが引きこまれているようには画面からも見えなかった。
ゾーイ・スタークの独白コーナーはかなりの尺を与えられて延々と、なぜに先週ニキータ・ライオンズを裏切ったかを語るんだけど・・・。怪我して9ヶ月出れなかった愚痴から始まり、ニキータの面倒みる役になったがうんざりだと。例の女子タッグのトーナメントにエントリーされたのに出なかった件、やはり自分の怪我だったというのが、はっきり確認出来たのはあったけど、一人でしゃべれるのは合格なんだが、イマイチお客は冷ややかだったかなぁ。
「ワタシはハンターだ! 全員が敵で獲物を狙ってやる」とのことでした。
サンガとヴィア・マハーンのインドの巨人組インダス・シアーが本格始動。といっても、知らない選手をボロボロにするだけのスクワッシュ・マッチでした。
やはりお客さんを大いに沸かせて素晴らしい試合になったのがJDマクダナvs.アポロ・クルーズ戦だった。実況まで、RAWでは変な外国人英語のナイジェリア人役やっていたことをネタにされていたが、こっちではちゃんとした試合やらせて貰えるんだから生き生きとしている。そしてアイリッシュ・エースのJDマクダナが、やはり滅茶滅茶に凄いのだ。コーナーを使ってならともかく、その場飛びでスパニッシュ・フライとか、重く分厚いアポロを回すんだから圧巻である。
最後はチョークスラムでアポロが取って、次はブロン・ブレイカー指名という繋ぎになるんだが、パフォーマンス・センターの常連客はよくわかっている。どっちが勝ったかはどうでもイイことだ。AWESOMEの合唱が巻き起こったことが全てなのである。