清宮海斗防衛もノア新王者ワグナーjr ダンテ・レオン 大原はじめ近藤修司

 11月10日、後楽園ホールにてプロレスリング・ノアがGHCの5大タイトルマッチを開催した。
 トリを務めた清宮海斗のGHCヘビー級選手権は、参戦以来無敗の元NXTで「関節技教室」をやっていたティモシー・サッチャーと、藤田和之に続く2度目の防衛戦である。37分27秒のメインは武藤敬司譲りの変型シャイニングウィザードで決着。さっそく拳王が来年元日の日本武道館大会での挑戦を表明。「オレがノアの危機を救ってやるよ! 1月1日、日本武道館。ムタ対中邑じゃねぇぞ清宮、オレが挑戦して話題を作って向かってやるからな」と宣言している。

 5大タイトルマッチは波乱続出に。GHCジュニア・ヘビー級タッグは小峠篤司&吉岡世起が陥落、大原はじめ&近藤修司が新王者に。GHCジュニアヘビー級はニンジャ・マックを下してダンテ・レオンが戴冠。GHCナショナル王座は船木誠勝がイホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.に不覚を取っている。ワグナーjr.には稲村愛輝が次期挑戦者に名乗り出た。
 かろうじてタカ&サトシの杉浦貴&小島聡組が、22分54秒の熱戦を経てモハメド・ヨネ&齋藤彰俊組をレフェリーストップに追い込みGHCタッグ選手権を防衛している。

※詳細版は金曜発売『週刊ファイト』に収録されました。

■ プロレスリングノア
 GLOBAL2days WRESTLE UNIVERSE presents Global Honored Crown
日時: 2022年11月10日(木)
会場: 東京・後楽園ホール 観衆789人(=主催者発表)

<第6試合 GHCヘビー級選手権試合>
○清宮海斗
 37分27秒 変型シャイニングウィザード ⇒ 片エビ固め
●ティモシー・サッチャー
※第41代王者の2度目の防衛に成功


 ヨーロピアン・アッパーカットなどの打撃を混ぜつつ、じっくりと日本流のストロング・スタイル攻防を魅せるティモシー・サッチャーは、飛び道具を織り交ぜる清宮海斗とうまくスイングして見応えありの王座戦に。


 新日プロに何度も売り込み打診しても採用されず、NXTに拾われた際には「意外」とまで専門媒体筋に言われていたティモシーなんだが・・・。それにしてもNXTのテレビ番組では無理どころか、インディー時代に遡っても37分強の尺を貰ったことなんかなかったハズなのに、隠れた実力者がようやく輝ける晴れ舞台が用意されたことになる。


 闘い終わって真っ先に駆けつけたのは鈴木秀樹。勝ち負けはともかく「よくやった!」なのだ。そして解説席に居た拳王が、「お前は頑張っている。それだけ。頑張るだけなら小学生にもできる」、「グレート・ムタ対中邑真輔に話題を持っていかれてチャンピオンどうするんだよ!」と毒づくのだが・・・。もっとも「ムタ対中邑にかなうなんてブロック・レスナー、いやドウェイン・ジョンソン、ザ・ロックぐらいしかいないんだ。いや、ザ・ロックと拳王、オレだけだ!」とも(笑)。

 しかし、これは非常に重い本当の闘いである。拳王の方が責任を背負い込んでしまった格好になるが、元旦対決は要注意の見物だろう。

<第5試合 GHC ナショナル選手権試合>
●船木誠勝
 13分03秒 ムーンサルトプレス ⇒ 片エビ固め
○イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.
※第8代王者が7度目の防衛に失敗 イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.が第9代王者

<第4試合 GHCタッグ選手権試合>
○杉浦貴 小島聡
 22分54秒 フロントネックロック ⇒ レフェリーストップ
モハメド ヨネ ●齋藤彰俊
※第62代王者組が2度目の防衛に成功

<第3試合 GHCジュニアヘビー級選手権試合>
●ニンジャ・マック
 12分49秒 背中へのインフェルノ ⇒ 片エビ固め
○ダンテ・レオン
※第50代王者が初防衛に失敗 ダンテ・レオンが第51代王者

<第2試合 GHCジュニア・ヘビー級タッグ選手権試合>
小峠篤司 ●吉岡世起
 20分37秒 ムイビエン
近藤修司 ○大原はじめ
※第51代王者組が2度目の防衛に失敗 近藤修司&大原はじめ組が第52代王者

<ダークマッチ タッグマッチ>
○稲村愛輝 藤村加偉
 10分25秒 ショルダータックル ⇒ エビ固め
矢野安崇 ●小澤大嗣


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