ヘビー級HIDEKIがチャン下し戴冠大阪堺市Japan Cup Kick波乱も盛況

[週刊ファイト11月17日号]収録 特別全文公開中

▼ヘビー級HIDEKIがチャン下し戴冠大阪堺市Japan Cup Kick波乱も盛況
 photo & text by タダシ☆タナカ
・メインは勝利が義務付けられたボリビア系HIDEKIとRISE参戦のチャン
・ヨシタツ似の岸本勝利、肩脱臼の不運!小山寛太プロデビュー戦戴冠
・計量over1pt減点グローブハンディ王座戦失効カヅキ白旗YURA勝利
・SIG入場ZEP♪移民の歌ブロディ哲也6年「何がなんでも勝たなアカン」
・現場の注目点!横野洋に警告アリ2-0激励賞多数にビックリ牧野騎士
・お客湧かせた歓声ピカ一だったJIN-溜田蒼馬 判定でも「赤 青」掛け声
・大翔ハイキックKO渡部ヒロシ 萩本将次8・21RISEで目負傷引退発表
・悩殺ラウンドガールの志保子、足長姫のぞみ、格闘技挑戦の来瀬るい


以下は、速報版に続く詳細拡大版です。

■ MA日本キックボクシング連盟公認大会 ジャパンカップキック4
日時:11月6日(日)
主催:JCKプロモーション啓道館
会場:堺市産業振興センター(堺市北区長曽根町183番地5)

メインは勝利が義務付けられたボリビア系HIDEKIとRISE参戦のチャン
<第14試合 ジャパンカップヘビー級タイトルマッチ3分3R延長1Rマスト>
○HIDEKI(team gloria)
 2R 2分58秒 TKO3ダウン
●チャン(MONSTAR GYM)

 プロフィールによればHIDEKIはボリビア人の父と、ボリビアと日本人のハーフの母の間に生まる。小学校2年生から伝統派空手を1年間習い、小学校5年生からサッカーを始めた。高校時代は兵庫県に住みながら京都の強豪校、福知山成美高校サッカー部に所属、高校3年生の時に全国大会出場経験を持つ。高校2年生から高校の近くにあった福知山ジムでシュートボクシングとサッカーを両立して、格闘技を始めて1か月後にはグローブ空手の大会で優勝。さらにシュートボクシングの大会でも優勝を飾る。2012年に19歳でプロデビューすると関西のリングで活躍、15年からRISEに参戦すると“ボリビアンフック”と呼ばれる破壊力のあるパンチで4連勝。同年11月にはABWライト級王者となる。2019年7月28日の『RIZIN.17』では第4代Krushウェルター級王者の渡部太基を判定で下した。

 勝利後のHIDEKIのマイクによると、当初予定の対戦相手から「急遽変わってチャンが名乗り出てくれたことに感謝」とのことだが、最初から堺市出身のシンガーソング・ライターからのビデオ・メッセージが流れるは、入場にはダンサー付きの派手な演出と、HIDEKIは勝つことが求められた試合である。ただ、そういうプレッシャーを背負ってメインを閉めたHIDEKIは立派である。
 また、千葉県市川市行徳にあるMONSTAR GYMのチャンはRISEでよく見かける選手だが、プロ根性が見えた。よくがんばったと誉めるしかない。

 最後はHIDEKIが強烈なボディーを見舞ったところでレフェリーがストップをかけた。

モンスタージムのチャンです。
試合前は名前のある選手だし、急なオファーではありましたが、断る理由はないと思い勝ったら美味しいと思いました。
試合は本来の自分のやりたいことが何もできなくて本来の動きが全くできなかった。(させてもらえなかったのかもしれないですが 😿)
スピードも思ったより早くキレた動きでした!
もっと本来の強さを見せたいのでリベンジしたいと思います。


 まだまだやれますとばかり腕立て伏せやって見せたHIDEKIなのでした。

ヨシタツ似の岸本勝利、肩脱臼の不運!小山寛太プロデビュー戦戴冠
<第13試合 ジャパンカップライトヘビー級タイトルマッチ3分3R延長1Rマスト>
●岸本勝利(亀岡キックボクシングジム)
 3R 1秒 ドクターストップTKO
○小山寛太(Kyoto SEIKENKAI)

 全日本プロレスのヨシタツ似の岸本勝利が明らかにリードしてたんだが、肩脱臼の不運。3R始まると同時にドクターストップとなり、プロデビュー戦となる小山寛太がベルトを巻いた。

kyoto SEIKENKAI 小山寛太 (試合前の意気込み)
デビュー戦でタイトルマッチなので死に物ぐるいで勝つ為練習してました!

(試合後の感想)
試合内容50点マイク90点だと思います! チャンピオンになったっていう自覚まだあんまりないんで、とりあえず次の試合で俺を知らない人が見ても面白いって思われるよう鬼強くなっときます。

<第12試合 ジャパンカップスーパーウエルター級タイトルマッチ70kg3分3R延長1Rマスト>
大友 仁(戦人)
 試合中止
桜井 力(COMRADE)

計量over1pt減点グローブハンディ王座戦失効カヅキ白旗YURA勝利
<第11試合 ジャパンカップウエルター級タイトルマッチ67kg3分3R延長1Rドロー防衛>
○YURA(猛者連宮崎支部)
 2R 41秒 TKOタオル投入
●カヅキ(D.O.T)


 下馬評ではカヅキだったが調整に失敗したようだ。

<第10試合 ジャパンカップスーパーライト級タイトルマッチ64kg3分3R延長1Rマスト>
○竹市 一樹(MA二刃会)
 判定3-0(29-28×2 30-29)
●TAKEISHI大地(COMRADE)

SIG入場ZEP♪移民の歌ブロディ哲也6年「何がなんでも勝たなアカン」
<第9試合 ジャパンカップライト級タイトルマッチ61kg3分3R延長1Rマスト>
●SIG(MA楠誠会館)
 2R 2分00秒 3ダウンTKO
○哲弥(HERO’zジム)

HERO’zの哲弥
意気込みがベルト狙います!
感想が今回、KO率の高い相手で技術のある選手だったので正直勝てる気がしなかったです!
試合前、今まで応援してくれてる人や、仲間の皆さんの顔が思い浮かんで何がなんでも勝たなアカンって思って、自分を信じて気持ちで負けずに闘いにいきました!
その気持ちのこもったパンチが見事にクリーンヒットして、KO勝ちに繋がりました!
今回6年ぶりの勝利だったので、勝利ってこんなに嬉しいんだな、おまけにベルトまで取れてホントに良い1日でした!

現場の注目点!横野洋に警告アリ2-0激励賞多数にビックリ牧野騎士
<第8試合 ジャパンカップフェザー級タイトルマッチ57kg3分3R延長1Rマスト>
○横野 洋(キックボクシングジム3K)
 判定2-0(30-29 29-29 30-28)
●牧野 騎士(FFT)

横野洋 試合前の意気込み
頑張ります! 勝ちます!

試合後の感想
せっかく取ったので守っていきたいと思います!

お客湧かせた歓声ピカ一だったJIN-溜田蒼馬 判定でも「赤 青」掛け声
<第7試合 ジャパンカップバンタム級タイトルマッチ53kg3分3R延長1Rマスト>
○JIN(MA楠誠会館)
 判定3-0(30-28)
●溜田 蒼馬(FUTAMI FIGHTCLUB)

大翔ハイキックKO渡部ヒロシ 萩本将次8・21RISEで目負傷引退発表
<第6試合 ジャパンカップスーパーフライ級タイトルマッチ52kg3分3R延長1Rマスト>
●渡部 ヒロシ(士道館ひばりヶ丘道場)
 2R 2分37秒 TKO 
○大翔(究道会館)

<萩本将次 王座返上 引退発表>

 萩本将次は8・21RISE大阪大会で蛇鬼将矢と引き分けものの目を負傷、RKSキックミドル級の王座返上、引退発表となってしまった。

悩殺ラウンドガールの志保子、足長姫のぞみ、格闘技挑戦の来瀬るい

来瀬るいはタイヤファイトで試合をした。

<第5試合 73kg3分3R>
●玉井 昴成(戦人)
 IR 1分44秒 TKO
○迫 飛河(FFT)

玉井昴成(戦人)
試合前
全力で望みましたがレベルの差を見せつけられすごく悔しかったです。

試合後 
散々な結果だったんで練習頑張り、次はいい試合をして絶対圧勝してやります。

<第4試合 空手65kg 2分2R延長1Rマスト>
●村上 錬(RKS慎心会館)
 判定0-3(19-20×3)
○川田 志臣(志輝会館)

川田志臣(志輝会館)
試合前は練習で積み上げたものを全て出し切ることを考えていました。勝ちたいと言う気持ちもありましたが、全力でぶつかれば勝てるという自信のほうが大きかったです。

村上選手はダメージを受けているはずなのに、気迫でそれを乗り越えてくるので手強かったです。そんな村上選手に勝てたことで、より自分の日々の練習に自信を持てました。ただ、次するならもっと圧倒して勝ちたいと言う気持ちもあります。

とにかく、村上選手と自分にとっても、観てくれる人にとっても、いい試合にできたのではないかと思います。

<第3試合 65kg3分3R>
●中川 一樹(戦人)
 判定0-3(29-30 29-30×2)
○平重 輝(teamYAMATO)

平重輝
試合前の意気込み
平常心を保ち練習の成果を存分に発揮し切るつもりで臨みました。

試合後の感想
初のプロ戦ということで緊張もありましたが、リングに上がってからは気持ちを切り替えて伸び伸びと闘えました。
今回の経験を活かし次戦に向けての練習に励みたいと思います。

戦人 中川
試合前の意気込みは倒して負けのない成績つけたいなと思ってました!
試合した後はもっとテクニックをつけて、上手く戦えるよ~にしていきたいと思いました!!

<第2試合 53kg3分3R>
○横山 大翔(拳心會館)
 3R 2分34秒 TKO
●太洋 (Blaze)

横山大翔

試合前
KOで勝つことを意識していました。

試合後
2戦目でKOで勝つ事ができて嬉しいです。これからも面白い試合をして有名になれるよう頑張りますので、応援よろしくお願いいたします。

<第1試合 53kg3分3R>
●ボーちゃん(ムエタイファイタークラブ)
 判定(28-30×2 27-30)
○きたりこ(FFT)

<オープニングファイト第5試合 ジャパンカップアマチュア60kgタイトルマッチ2分2R延長1Rドロー防衛>
●濱田 海(SB TIA 辻道場)
 判定3-0 (All 18-20)
○龍翔(warrior osaka)

<オープニングファイト第4試合 ジャパンカップジュニアUー15 40kgタイトルマッチ2分2R延長1Rマスト>
●島田 晋作(MA二刃会)
 判定1-2(19-20×2 20-19)
○山崎 金太郎(FFC)

<オープニングファイト第3試合 ジャパンカップジュニアUー15 50kgタイトルマッチ2分2R延長1Rマスト>
○SENA(若獅子会館東住吉支部)
 1R 1分55秒 TKO
●樋口 遥輝(REMAKE)

SENA
試合前の意気込みは、ジュニア最後の試合なので絶対勝ちたいと言う気持ちがありました。

試合後は1RKO勝ちが出来て最高の終わり方ができ、次へのステップに繋がりましたこれからも頑張るので応援よろしくおねがいします!

<オープニングファイト第2試合 ジャパンカップジュニア女子Uー13 47kgタイトルマッチ1分30秒2R延長1Rマスト>
○花本 一華(RKS慎心会館)
 判定3-0(20-19×2 20-18)
下村 萌々香(TEAM MAKINO)

<オープニングファイト第1試合 ジャパンカップジュニア30kgタイトルマッチ2分2R延長1Rマスト>
○北野 ひなた(MA楠誠会館)
 判定3-0(All 20-17)
●安達 春音(FFC)


 30kg級となれば男女の区別なく闘います。この日は女子選手が勝利するカードからでした。

※600円電子書籍e-bookで読む(カード決済ダウンロード即刻、銀行振込対応)
’22年11月17日号オレンジ柴田AEW サウジWWE 新日大阪 Rizin名古屋 JapanCupKick ノア