［週刊ファイト11月10日号］収録 ［ファイトクラブ］公開中
▼NXT生中継R-Truth(50)負傷プリティデッドリー防衛BブレイカーWリー
(c) 2022 WWE, Inc. All Rights Reserved. 編集部編
■ WWE NXT
日時：11月8日（現地時間 日本WWEネットワーク木曜以降）
会場：米フロリダ州オーランド Capital Wrestling Center
中継はブロン・ブレイカーが『ハロウィン・ハボック』は良かったとやり始めるんだが、プリティ・デッドリーのお出ましに。いいですねぇ。キザな英国組キャラなんだが、仕事出来ます。本物のタッグ試合魅せられます。新NXT北米王者のウェス・リーも加わるんだが、タッグの王座は二人とも取ってないということで、メインのカードが決定と。ちょうど大リーグのプレーオフが裏番組なので、AEWともども影響受けることは最初からわかっているのだが、最初と最後にきっちりプリティ・デッドリーがいかに完成されたタッグ屋かを披露してくれたので、全部見ているファンには満足の二重丸だろう。
そこに前夜のRAWテキサスから続けてフロリダにやってきたR-Truthさん。Tシャツには「24/7」とあるんだが、もうくだらない追っかけっこはやってないし、「でもワシはちゃんとレスリング出来る」とばかり、NXTなら「試合」させてもらえると志願したのかも。グレイソン・ウォーラーが相手役を買って出たんだが、これが悲劇に。
もうスグに51歳を迎えるR-Truthさん、張り切ってトップロープ越えで場外に飛んだのだが・・・ああ、やっちゃった。着地で足くじいてこれは長期欠場になるのかも。この間、グレイソンはリング上で腕立て伏せとかやって予定時間を潰していたんだが・・・。
日本が24時間遅れることでWWEの好決算がまたも増収増益に。しかも配信Huluとの契約も延長で、ビアンカ・べレア&モンデス・フォード夫妻のリアリティ番組をやるらしい。世の中の流れはドラマとかはNETFLIXなど配信系に、テレビはますますLIVEスポーツという流れになっているのだが、プロレスもLIVEスポーツであって、だから「試合続行不能」もそのまま見せるんです。どうも日本のテレビ局は、プロレスをまるでわかってないまま、どんどん日米格差が100倍どころか1000倍に広がっているのだが・・・。
◆ロック娘エヴァ・レインがスキズムの洗脳疑惑を完全否定
ザ･ロックの娘エヴァ・レインがインタビューに答えてスキズム（ジョー・ゲイシー、リップ・ファウラー、ジャガー・リード）の洗脳疑惑を完全否定した。
エヴァはスキズムメンバーと共にインタビューを受けると「WWEにいてスキズム以外に誰も私を知ろうとはしなかった。怪我をした時もゲイシーだけが連絡をくれたのよ」とスキズム加入の経緯を語り、ゲイシーは「俺たちが本当のエヴァを受け入れているから、彼女はスキズムを選んだんだ」と付け加えた。さらにインタビュアーにキャメロン・グライムスの主張として「エヴァが洗脳されているのを見るのは悲しいことだ」という投稿を紹介されると、エヴァは「誰にも洗脳されていない。よくもそんなことが言えるわね。次週、グライムスはゲイシーと最後の対決をすることになる」とグライムスの投稿を完全否定した。
AVAちゃん、しゃべれるな。新人でここまでプロモは出来ないよ。さすが血筋である。二世レスラーは結構いるが、四世レスラーは極めて珍しいこと。本誌ジョージ・ナポリターノ記者が先日ロック様から直接に感謝されたタイムズスクエアの件があちこち取り上げられているが、先代から撮っているのは世界でもナポリターノ記者だけ。なので「絶対にAVAも撮る」と宣言している。これが実現したら、間違いなく歴史的な快挙である。
NXTの定期解雇のリストが出回って、要は2年たってもTVにも出れず、向上がないままとされて切られる本誌ですら記憶にない名前ばかりなんだが、一人だけチェイス大学のボウディ・ヘイワードの名前があり、道理で前週の授業セグメントでは替わりにデューク・ハドソンがいたわけである。
ということでティアラ・ヘイルちゃんのシングル戦出陣。旗振り役はハドソンに。TVに出ていたヘイワードの解雇は何らかの規約違反に問われたようだが、詳細は公表されていない。対戦相手はチェイス大学を不動産ごと買収すると広言するビジネス・ウーマンのキアナ・ジェイムスである。本誌は何度も有望だと活字に残してきた。
試合は、ハドソンが足を引っ張って加勢するんだが、「そんな卑怯なことはやらない」とアンドレ校長に怒られて、あっけなくキアナのフラットライナーが決まった。ただ、ここで終わりでなくチャーリー・デンプシーが出てきて校長を襲うが、いったん奥に引っ込んだハドソンが出てきて救出と、次に回す布石も打ってました。