[ファイトクラブ]柴田勝頼AEW騒動終結コルト・カバナ復帰ジェリコ戦Jジャレットまでも

[週刊ファイト11月10日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼柴田勝頼AEW騒動終結コルト・カバナ復帰ジェリコ戦Jジャレットまでも
 (c) AEW 編集部編


■ AEW Dynamite
日時:11月2日(現地時間)
会場:メリーランド州ボルチモア チェスピーク・エンプロイヤーズ・インシュランス・アリーナ


 大リーグのプレーオフ影響を受けるのは同じだが、サプライズを並べることで対抗したのがAEWである。日本用に順番を変えてやはり番組では後半だった「AEWオールアトランティック王座3way戦」から報道せざるを得ない。王者オレンジ・キャシディに、レイ・フェニックス、ルチャザウルスとの三つ巴になるが、オレンジにとっては勝敗に絡まなくても新王者誕生が起きえるので不利なルールとは、実況陣があえてテレビでも強調している。

 組合せの妙のマッチメイクなんだが、一応は日本だ、メキシコだとインターナショナルなタイトルとの建前ながら、実質は新日プロとの共同管理とか、CMLLの選手はダメまで政治的な裏話はおいておくが、オレンジ君がボストンバックというより、単なるズタ袋に無造作にベルトを入れて花道に出てきたのが笑える。マイペースのWhenever, Whateverの紹介通りである。
 あくまで自己流を貫き、足チョン、チョンもやるんだが・・・。


 この3選手だから立体的に映えるなぁと見ていたら、ルチャザウルスが花道でオレンジを奈落に突き落とそうとしたら、ジャングルボーイが背中にパイプ椅子でガツン。それどころか自ら飛んで怪獣を突き落とすなど、ド派手な展開に。


 さらにはデストライアングル同盟なんでPACまでフェニックスに加担と結局多人数が絡んだカードは、なんとかオレンジパンチがフェニックスに決まって防衛。しかし、それだけではなかったのだ。


 な、なんと”THE WRESTLER”柴田勝頼がベストフレンズやロッキー・ロメロを従えて出てきて、オレンジのベルトを指さす。
 「こんなの聞いてないよ~」だったが、どうやら本誌だけでなく情報漏れてなかったようでガチにビックリ。そこでサインして、テコ入れのため今回の大会3時間目ではなく、生中継で現地金曜夜にやるニュージャージー州のアトランティック・シティからのRampageで一騎打ちって・・・。

 しかし、いいのか? ちょこっと絡んだとか、エキシビション名目でやったはあったけど、今度のは王座戦なんだけど。ちなみに、マイク・タイソンもレフェリーとして参加する大会なのである。柴田が試合をする是非は置いておくが、重ねて驚きのAEW登場なのであった。


 番組の順番に戻すと、ジェイ・リーサルにサンジェイ・ダット率いるインド軍と、スティングのいない一人だけのダービー・アレンのシングル戦から。ダービーが望んだからなんだろうが、これまた危険極まりない展開であって、いつか事故になるんじゃないかと冷や汗モンなんだけど・・・。


 試合はちょっかいを出すインド軍がレフェリーに退場を命じられるも、偽スティングが出てくることでリーサル・インジェクションが決まってしまうケツに。


 偽スティングの仮面の下はトニー・シェバーニー実況が「カーターだ!」とはやるんだが、すでに1回AEWに出てきていたけど、NXTのトニーD(ディアンジェロ)率いるイタ公軍の坊や2 DIMEだったコール・カーター君である。薬物検査で解雇されたんだけど・・・。ただ、それはどうでもいいんだが、この日の最初のビッグ・サプライズがダブルJことインパクト・レスリングの創設者でもあったジェフ・ジャレットの登場である。画面見ながら「えええ」と声出したじゃないか。なんでも基本は裏方業で拾われたそうなんだが、お約束のギター・ショット、打ちどころが悪かったのかダービー君、マットが血の海になってしまいダブルJもそれをマイクで言ってたんだけど、公式写真は隠してます。


 ただ、サプライズは最初に書いた柴田勝頼だけでなく、クリス・ジェリコの対戦相手は「元ROH王者」とだけ発表されていて、専門筋は「○○だろう」、「いや△△だ」と盛り上がっていたんだが、これまた皆の予想を裏切ってコルト・カバナのDynamite復帰というのは、政治的に大きな隠された意味があるんだが、ケーフェイにも絡むんでこれは後半にやります。

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