スックワンキントーン鈴木真治タイ選手KO テーパプット肘KO戴冠セミ

 スポーツの日の10月10日、聖地・後楽園ホールではムエタイにこだわるスックワンキントーンの『Keep going 2』が開催され、均等なマッチメイクによる本場のムエタイ攻防に酔いしれた。ワイクーの舞いから始まったセミとメインはKO決着になり、大会が締まったことも特筆されよう。祝日は全国各地の興行ラッシュだったが、満足度ではピカ一だったかも知れない。

 お客さんがイチバン沸いたのは第7試合の中島凛太郎vs.武蔵だ。判定が出る前から客席から「青!」、「赤!」と客席判定が飛び交うことに。実際、判定もスプリットになったのだが、この模様を含む第1試合から全試合網羅の詳細拡大版は近日[ファイトクラブ]記事公開とする。

■ SUK WAN Kingthongスックワンキントーン Keep going 2
主催:ノーナクシン・ムエタイジム東京主催
日時:10月10日(月)
会場:東京・後楽園ホール

<第12試合 メインイベント 64㎏契約 3分5R>
●デンノンブア・シットチャンシン(タイ/130戦85勝40敗5分、35歳 168㎝)
・元WMO スーパーライト級王者
・OPBFライト級2位
 2R 2分12秒 2ダウン目のローTKO
○鈴木真治(フジマキックムエタイジム/45戦28勝12敗5分、35歳、174㎝)
・スックワンキントーン スーパーライト級王者
・元J-NETWORK スーパーライト級王者


 鈴木真治が最初からローで蹴って行く戦法だ。デンノンブア・シットチャンシンはパンチの選手(ムエマッド)で、国際式ボクシングの試合で来日して日本人選手に勝ったそうであり、腹にパンチ入れられたらすぐにボディ・パンチ返したりしてたんだが、35歳の年齢なのか2Rにはパンチが大振りになってしまった。そこを鈴木の2度目のローが入り、レフェリーが試合を止めている。

<第11試合 セミファイナル スックワンキントーン世界ライト級タイトルマッチ 3分5R>
○テーパプット・シンコウムエタイジム(タイ/115戦75勝38敗2分、33歳 170㎝)
・元BBTVスーパーフェザー級王者
 2R 1分45秒 2ダウン目の左肘TKO
●リクシッソー(トースームエタイジム/21戦15勝6敗、21歳 171㎝)
・スックワンキントーン ライト級王者 
・元WMCスーパーフェザー級王者


 勝負論的に注目されたのはスックワンキントーン世界ライト級が賭けられたセミのカードだ。ちびっこ軍団のRIKUボードで入場してきたリクシッソーは、極真会館の国際大会で2回優勝した実績のある日本人選手である。現在日本在住のタイ選手テーパプット・シンコウムエタイは、久々の試合となった今年5月15日新日本キックボクシング協会「TITANS NEOS 30」で日本上位の重森陽太(伊原道場稲城支部/WKBA世界ライト級王者)と引分ている実力者だ。


 大一番にちょっとリクシッソーは緊張していたかも。テーパプットが序盤から主導権を握った。やはり首相撲が上手い。最後もムエタイの肘打ちが炸裂。リクシッソーが崩れ落ちてる。

<第10試合 59㎏契約 3分3R>
○ガオパヤックY`ZD(Y`ZDGYM/80戦65勝14敗1分、24歳 162㎝)
 判定3-0(30-27 30-28×2)
●角谷祐介(NEXTLEVEL渋谷/18戦9勝6敗3分、32歳 177㎝)
・スックワンキントーンスーパーフェザー級2位

<第9試合 バンタム級 3分3R>
○山田航暉(キングムエ/30戦21勝9敗、24歳 168㎝)
・元WMCスーパーフライ級王者
 判定2-0(29-28×2 29-29)
●心直(REONGYM/16戦7勝7敗2分、21歳 164㎝)

<第8試合 フライ級 3分3R>
○ジュライ・ウォーワンチャイ(ウォーワンチャイプロモーション/16戦8勝8敗、16歳 170㎝)
・スックワンキントーン フライ級王者 
・WMCフライ級王者
 判定3-0(30-27 29-27 30-26)
●恒星(LEGENDGYM/4戦4勝、16歳 170㎝)
・スックワンキントーン フライ級5位

<第7試合 スーパーバンタム級 3分3R>
●中島凛太郎(nextlevel渋谷/5戦3勝1敗1分、22歳 167㎝)
・スックワンキントーン スーパーバンタム級3位
 判定1-2(29-28 28-29×2)
○武蔵(NOPPADET GYM/4戦3勝1敗、17歳 170㎝)

<第6試合 バンタム級 3分3R>
○SHU(D-BLAZE/6戦4勝2敗、22歳 170㎝)
・スックワンキントーンバンタム級4位
 判定2-0(29-28 29-29 29-28)
●岡田直己(キングムエ/3戦2勝1分、15歳 163㎝)

<第5試合 61kg契約 3分3R>
●スアノーイ(トースームエタイジム/45戦25勝15敗5分、42歳 165cm)
 判定0-2(28-30 29-29 28-29)
○小林司(sports24/4戦4勝、25歳 174㎝)

<第4試合 スーパーバンタム級 3分3R>
○渋江健司(Y`ZDGYM/3戦1勝1敗1分、40歳 171㎝)
 判定(29-28×3)
●作田智大(RIKIX/3戦2敗1分、28歳 168㎝)

<第3試合 56kg契約 3分3R>
○リュウノスケ・ウォーワンチャイ(ウォーワンチャイプロモーション/22戦12勝9敗1分、20歳 160㎝)
 判定3-0 (30-28×2 30-27)
●建石幸紀(BTCGYM/2戦1勝1敗、22歳 170cm)

<第2試合 47.5㎏契約 2分3R>
●ミナミ(アントジム/1戦1分)
判定3-0(28-30×2 28-29)
○吉成乃亜(エイワスポーツジム/1戦1勝)
・スックワンキントーン サマックレン48㎏王者

<第1試合 50㎏契約 2分3R>
○安部纏(エイワスポーツジム/1戦1勝)
 判定3-0(29-28×3)
●HIMEKA(LEGENDGYM)※デビュー戦
・スックワンキントーン サマックレン46kg王者


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