両国国技館で猪木追悼10カウント 来年1月4日の東京ドームは追悼大会に 新日本

 アントニオ猪木が亡くなってから最初の国内大会となった10日の両国国技館で、新日本プロレスが10カウントゴングセレモニーを開催した。

 名シーンVTRのあと、“金曜夜8時”時代の名物リングアナ田中ケロ氏が猪木の歩みを伝える。遺影を持ったのは盟友の坂口征二。リングを出場選手が囲んだ。観客が起立した中で鐘が鳴らされると、黄金時代が蘇ったようなケロ氏のリングコールとテーマ曲『炎のファイター』だ。コロナ禍で歓声やイノキコール合唱とならないことが悔やまれるが、世代を超えたプロレスファンが闘魂を追悼した。セレモニー中に、来年1月4日の東京ドームが猪木追悼大会になることが発表されている。

 両国大会の結果により、ドーム大会のメインは「ジェイ・ホワイトvs.オカダ・カズチカ」IWGP世界ヘビー戦となることが決まった。メイン後にオカダは「元気ですかーーっ!! 『元気があれば何でもできる』って言ってましたけども、10月1日、日本中が元気じゃなくなりましたよ。猪木さんが亡くなったってことはさ、ジェイ。ひとつの時代が終わったってことだよ。これからの時代が、誰が引っ張っていくかって、それを来年の東京ドームで決めようぜ」とマイク。オカダはベルトに対してのみならず時代にも改めて挑戦していくことになる。

■ 新日本プロレス 超実力派宣言
日時:10月10日(月祝)17:00
会場:東京・両国国技館 観衆4059人(主催者発表)

<第1試合/成田蓮 凱旋帰国試合>
●DOUKI
金丸義信
エル・デスペラード
 7分28秒 フロントスープレックスホールド
〇成田蓮
ロビー・イーグルス
デビッド・フィンレー

<第2試合>
バッド・デュード・ティト
●シェイン・ヘイスト
 9分58秒 ヨーロピアンクラッチ
タイチ
〇ザック・セイバーJr.

<第3試合>
●SHO
高橋裕二郎
EVIL
 7分14秒 体固め
〇田口隆祐
ヒクレオ
棚橋弘至

<第4試合/スペシャルタッグマッチ>
グレート-O-カーン
〇ジェフ・コブ
 10分09秒 ツアー・オブ・ジ・アイランド⇒片エビ固め
●YOSHI-HASHI
後藤洋央紀

<第5試合>
●フランシスコ・アキラ
TJP
アーロン・ヘナーレ
ウィル・オスプレイ
 8分07秒 エムエックス⇒エビ固め
〇BUSHI
高橋ヒロム
SANADA
内藤哲也

<第6試合/スペシャルシングルマッチ>
●石森太二
 14分40秒 レシエントメンテⅡ
○マスター・ワト

<第7試合/「KOPW 2022」争奪戦 Who’s Your Daddy Match>
[挑戦者]
●エル・ファンタズモ
 16分01秒 グランド卍固め
○鷹木信悟
[KOPW2022保持者]

<第8試合/スペシャルシングルマッチ>
●JONAH
 19分53秒 レインメーカー⇒片エビ固め
〇オカダ・カズチカ

<第9試合/IWGP世界ヘビー級選手権試合>
[挑戦者]
●タマ・トンガ
 31分07秒 ブレードランナー⇒片エビ固め
〇ジェイ・ホワイト
[第5代王者]
※ジェイが2度目の防衛に成功


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’22年10月20日号Extreme Rules 猪木追悼第2弾 新日両国 スックワンキントーン後楽園