■ Battleground Championship Wrestling “Turn Up The Heat”
日時:8月6日(現地時間)
会場:米ペンシルヴァニア州フィラデルフィア 2300アリーナ
『大仁田がブリー・レイから辛勝!ECWと電流爆破デスマッチに突入か?』
米国フィラデルフィア州の2300アリーナ(旧ECWアリーナ)で、米国現地時間8月6日19時半から、「バトルグランド・チャンピオンシップ・レスリング」が開催され、日本から大仁田厚が参戦し、チェーンソー・トニーとタッグを組みブリー・レイ(元ECWとWWE所属)、PCO組と対戦した。
「大仁田のリベンジ」とタイトルが付けられたメインイベントは、今年3月26日に開催された前回大会で、グレート・ニタがブリー・レイに敗北を喫したことに由来する。前回大会では、サブゥとサンドマンの乱入がきっかけで、ニタは3カウントを取られ、FMW対ECWの全面抗争の様相を呈した。
オオニタコール渦巻く超満員の観客が待つアリーナに、大仁田はチェーンを巻き椅子を携えて入場。
花道に椅子を据えるとおもむろに腰を下ろしタバコをふかした。1994年4月10日新日本プロレス東京ドーム大会を彷彿とさせる入場に、会場が大いに沸いた。
リングで待つブリーに大仁田は煙を吹きかけ、試合前から両者は睨み合いヒートアップした。
序盤は大仁田が持ち込んだチェーンでブリーを攻め優勢に見えたが、ブリーとPCOから反撃のダブルラリアットをくらい、畳み掛けるようにPCOがトペを浴びせた。
更に大仁田はブリーからギターを振り下ろされ大流血。反撃に出たものの、PCOから有刺鉄線ボードが割れるほど強いタックルを受け、続け様にセントーンを浴びるなど劣勢が続く。
ブリーの代名詞とも言えるテーブルパイルを求める観客の歓声に後押しされ、ブリーがテーブルをセットしている隙に、大仁田が有刺鉄線バットで反撃し、コーナーに追い詰める。しかしセカンドロープにのぼり執拗に攻め立てる大仁田をがっちり捕まえたブリーは、そのまま机めがけてパワーボムをきめるも、テーブルは割れず。
納得のいかないブリーは再度大仁田をテーブルに寝かせると、セカンドロープからスプラッシュを浴びせ、大仁田をフォールするも、2.9カウントで返される。怒り心頭のブリーは有刺鉄線バットで強烈な一撃を大仁田にくらわそうと振りかぶったが、大仁田が不意打ちの毒霧を浴びせた。意表をつかれ意気消沈のブリーにDDOを浴びせるもの、ギリギリで返される。
大仁田は諦めず椅子攻撃の末、最後はDDOでブリーをマットに沈めた。
試合後、流血の止まらない大仁田がブリーに歩み寄り、握手を求めると、ブリーはためらいながらも短く手を握り返した。
「ブリーよ、日本に来い!俺が生み出した電流爆破をプレゼントしてやる!」と大仁田が叫ぶと、ブリーは「俺たちはECWだ、受けて立つ!」と吠えた。
試合後大仁田は、
「とてもハードな試合だった。ECWはアメリカのハードコアを確立している。いつかまたアメリカでも、電流爆破の試合をやりたい。ブリーが日本にECWの意地をかけて乗り込んでくるなら、戦うまでだ。日本のハードコア、俺の電流爆破デスマッチはもっともっとハードだ。」
と血の止まらない額をおさえながら不適な笑みを浮かべた。
試合後ブリーは、「電流爆破?それが大仁田の真髄だろ?彼はハードコアのレジェンドだ。臨むところだ!怖いかって?楽しみで仕方ないよ!」とインタビューに答えた。
日本でのFMWE対ECW 電流爆破は実現なるのか?
北海道旭川市、当別町大会を控えたFMWEに、新たな火種が生まれた。
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▼大仁田は忘れた頃にやってきた ファイヤープロレス松江大会
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