9・25DEEP☆KICK テクスピア大阪 -70kg王者稲井良弥、進撃の祐基迎え撃つ -55kg挑戦者決定トーナメント開催


(写真・石本文子)
DEEP☆KICK実行委員会から、早くも9月25日(日)泉大津市・テクスピア大阪で行われるDEEP☆KICK 63のDEEP☆KICK-70kgタイトルマッチ及び、DEEP☆KICK-55kg挑戦者決定トーナメントの開催が発表された。
 (以下DEEP☆KICK実行委員会より届いたリリース)
 まずは今大会のメインイベントとして開催されるDEEP☆KICK-70kgタイトルマッチ、現王者の稲井良弥(TARGET)が7月の挑戦者決定戦を勝ち抜いてきた進撃の祐基(京都亀岡キックボクシングジム)を迎え撃つ。

 稲井は昨年開催されたDEEP☆KICK-70kg挑戦者決定トーナメント、そして当時-70kg王者の籔中謙佑(KUMAGYM)とのタイトルマッチ全てをKOでねじ伏せプロ戦績無傷のまま第4代DEEP☆KICK-70kg王者を栄冠した実力者。

(写真・花井康成)
 ボクシングをバックボーンに破壊力抜群のパンチが魅力で、その威力は8戦7勝1敗5KOの戦績が示す通りだ。
 ベルト奪取の勢いそのままに2月より開催されたRISE第3代ウェルター級王座決定トーナメントに出場すると準決勝で都木航佑(ボスジムジャパン)からダウンを奪い決勝に進出、しかし決勝で中野椋太(NJKF誠至会)に2RTKO負けを喫し本人の目標であるRISEのベルトまであと1歩のところでプロ初黒星、悔し涙を飲んでいる。
 今回が復帰戦、稲井は筋トレを強化して今以上に倒せるパンチに磨きをかけており「DEEP☆KICKでは連続KO勝ちをしているので今回も必ず1RKOで倒す」と豪語している。
 対する進撃の祐基は変わったリングネームとは裏腹に真摯にキックボクシングに打ち込むサウスポースタイルの25歳で、長身から繰り出される打ち下ろしのストレートと上段の膝蹴りが魅力的な選手だ。
 前述した通り、7月「DEEP☆KICK ZERO 04」にて開催されたDEEP☆KICK-70kg挑戦者決定戦に出場すると以前にも試合経験がありその際は2RTKO勝利を収めている龍威地(NJKF ARENA)と再戦。1年半ぶりの試合となるも3Rに強烈な左フックでダウンを奪い見事判定勝利、今回の挑戦切符を手にしている。
 次はいよいよ自身初のベルトが懸かった戦い、迎えた大一番を前に進撃の祐基は「京都にベルトを持って帰って応援してくれている方たちに恩返しがしたい」と語っている。
 共に180cmを超える身長の2名で行われる-70kgタイトルマッチはまさに圧巻。王者・稲井と挑戦者・進撃の祐基の重厚なぶつかり合いに期待してほしい。
 次に発表されたのは今年1月より開催されたDEEP☆KICK-55kg王座決定トーナメントを勝ち上がり第6代DEEP☆KICK-55kg王者となった翔磨 (多田ジム)へのタイトルマッチ挑戦権を懸けたDEEP☆KICK-55kg挑戦者決定トーナメントの開催。
 出場するのはDEEP☆KICK-55kg1位の長谷川英翔(誠剛館) vs. 同級5位の力哉(BKジム)、同級2位の鷹介(魁塾) vs. 同級3位のFUJIMON♡(京都亀岡キックボクシングジム)とDEEP☆KICK上位ランカー4名による2試合が発表された。

 まずは長谷川英翔vs力哉の1戦、長谷川はDEEP☆KICK-55kg前王者の拳剛(誠剛館)の甥であり弟子である格闘一家に生まれ育つと瞬く間にその才能を開花、アマチュア時代に様々な賞を受賞するとプロでも現在8戦6勝2敗と好成績を残している。
今年3月「DEEP☆KICK 60」ではDEEP☆KICK-55kg王者決定トーナメント決勝に出場し現王者の翔磨と対戦、白熱のシーソーゲームを繰り広げるも判定2-1で惜敗、ベルトまであと1歩が届かなかった。
6月「DEEP☆KICK 61」では実弟である長谷川海翔(誠剛館)が第4代DEEP☆KICK-53kg王者となったばかり、このトーナメントを制し、翔磨へのリベンジと共に兄弟揃ってのベルト獲得を狙う。
 対する力哉は6月「DEEP☆KICK 61」にて約1年ぶりの復帰を果たすも久津輪将充(TBF)相手に判定負けを喫し今回が復帰戦。
2020年12月より開催された当時王者であった拳剛への挑戦者決定トーナメントに出場した際には準決勝で翔磨と対戦し判定負けを喫している。
プロ戦績は現在15戦7勝8敗2KO、キックボクシングのプロとして酸いも甘いも経験し2年ぶりに挑む挑戦者決定戦、同門である人獣・中村寛(BKジム)も座ったことのあるDEEP☆KICK王者のイス(中村は-60kg)に次こそは自分も座るために、トーナメントを制し翔磨への2年ぶりのリベンジを果たしに向かう。
 共に翔磨へのリベンジを狙う選手同士で行われる挑戦者決定トーナメント準決勝。
互いにバランスの取れたファイターなだけに3R通しての作戦も見どころの1つだろう。まずは準決勝をものにしリベンジの第1歩を踏み出せるのはどちらだ?
 もう1つの準決勝、鷹介 vs. FUJIMON♡は6月に行われた「DEEP☆KICK 62」で対戦しており、その際は鷹介の3RTKO勝利。そこから3か月後の9月、抽選の結果とはいえ早くも再戦することとなった。

 鷹介はDEEP☆KICKに加えRISEバンタム級10位と各団体でランキング入りしている実力者で、ストレートやボディブローなどバンダム級とは思えない強烈なパンチを複数持つアグレッシブなインファイター。前述のvsFUJIMON♡戦にて3年ぶりのDEEP☆KICK出場を果たすとボディやバックブローで計3度のダウンを奪いTKO勝利、現在2連続KO勝利と波に乗っている。
 現在プロ25戦9勝16敗5KO、直近の試合を見るに実力も成熟してきた様子が伺える。
 今回の早い再戦も問題なし、トーナメントとその先のタイトルマッチ全ての相手を殴り倒して新王者になると息巻いている。
 対するFUJIMON♡はDEEP☆KICKの盛り上げ隊長で入場から試合まで会場を沸かすエンターテイナー、しかし2020年9月「DEEP☆KICK 46」での勝利を最後にDEEP☆KICKの地では勝ち名乗りを上げておらず厳しい試合が続いている。
 今年1月「DEEP☆KICK ZERO 01」では現王者の翔磨と王座決定戦準決勝で対決、昨年7月には引き分けに終わったマッチメイクであったが2Rにダウンを奪われ判定負け、再戦を勝利で飾ることが出来なかった。だがFUJIMON♡はこのままでは終わらない、会場をどれだけ沸かせても勝利がついてこない現状を脱却すべく猛練習してるはずだ。
 次の再戦、なりふり構わず勝利に飢え暴れるFUJIMON♡の姿に要注目だ。
 得てして早々の再戦となった両者、しかし違うのは今回はベルトへの挑戦権を懸けた戦いとなること。
 このチャンスを再びKO勝利で鷹介が繰り上がるのか、FUJIMON♡がリベンジを達成し反撃の狼煙を上げるのか、前回のワンマッチとは一味違う、より重みの増した気合のぶつかり合いを楽しみにしてほしい。
 以上4名で行われるDEEP☆KICK-55kg挑戦者決定トーナメント、上位ランカーが揃っただけに1クセも2クセもある実力者ばかり、このトーナメントを制し翔磨への挑戦権を手にするのは果たして。9月の準決勝、そして12月「DEEP☆KICK 64」で開催予定の決勝、そして来年上旬のタイトルマッチまで行われるDEEP☆KICKの誇る-55kgの精鋭たちの試合を見逃さないでほしい。
 他にも本戦3試合が発表、DEEP☆KICK-55kg契約にて9戦4勝4敗1分と今回で勝ち越しを狙いたい侑毅(キックボクシングジム3K) vs 6月「DEEP☆KICK 62」にてYUTO(NJKF Vigor Kickboxing Gym)を相手にデビュー戦を勝利で飾った井上大和(NJKF TOKEN KICKBOXING GYM)、DEEP☆KICK-57.5kg契約にて入場からお得意のダンスで会場を沸かしまくるキックダンサー・岩KING(NJKF心将塾) vs. 空手をバックボーンに今回がプロデビュー戦となる三輪憂斗(真正会)、DEEP☆KICK-68kg契約にて魅惑の蹴才革命児・原口健飛率いるFFTからプロデビューとなる和田鉄平(FFT) vs. 5月「NJKF 2022 west 3rd」にて祖父江泰司(NJKF理心塾)を相手に飛び膝蹴りで衝撃の1RKO勝利でプロデビューを果たした田邉雅弥(Blaze)の3試合が決定した。

■ DEEP☆KICK 63
日時:2022年9月25日(日)開場・11:30 開始・11:45
会場:テクスピア大阪(大阪府泉大津市旭町22-45)

<DEEP☆KICK -70kgタイトルマッチ 3分3R>
稲井良弥(TARGET/王者)
 vs.
進撃の祐基(京都亀岡キックボクシングジム/挑戦者)

<DEEP☆KICK -55kg挑戦者決定トーナメント準決勝 3分3R(延長1R)>
長谷川英翔(誠剛館)
 vs.
力哉(BKジム)

<DEEP☆KICK -55kg挑戦者決定トーナメント準決勝 3分3R(延長1R)>
鷹介(魁塾)
 vs.
FUJIMON♡(京都亀岡キックボクシングジム)

<55kg契約 3分3R>
侑毅(キックボクシングジム3K)
 vs.
井上大和(TOKEN KICKBOXING GYM)

<57.5kg契約 3分3R>
岩KING(心将塾)
 vs.
三輪憂斗(真正会)

<68kg契約 3分3R>
和田鉄平(FFT)
 vs.
田邉雅弥(Blaze)

料金 VIP席 ¥15,000 S席 完売 A席 ¥6,000 ※当日¥1,000UP
販売 DEEP☆KICK実行委員会 出場選手および所属ジム
お問い合わせ DEEP☆KICK実行委員会 06-6754-8588 https://www.deep-kick.com/