[ファイトクラブ]大仁田は忘れた頃にやってきた ファイヤープロレス松江大会

[週刊ファイト5月12日号]収録 [ファイトクラブ]公開中
▼大仁田は忘れた頃にやってきた ファイヤープロレス松江大会
text&photo by猫山文楽拳
・西日本の社会人選手参戦ALLマイティ井上提供試合
・手に汗握る肉弾戦投げ勝ったのは土肥こうじ
・マジシャン火球噴射で観客熱狂も反則負け
・全日本からスペシャルな参戦
・火薬増しまし大サービス爆発炎上狂熱のメインイベント



 プロレス界ではしばしば有り得ないことが起こるものだが、およそ今回のケースばかりは、誰も想像し得なかった。
 邪道の旗の元に無我が集うとは。
 メインイベント終了後、西村修が、大仁田厚にまさかの「ついていきます」宣言。
 我が耳を疑ってしまったほどだ。
 もっともこの共闘、翌日の広島大会で誤爆重なりたちまちのうちに亀裂が走ることになるのだが・・。
 本大会のメインイベントは、地元松江市の社会人プロレスラー、ALLマイティ井上10周年記念試合として行われた。

 第2試合の前に、ALLマイティ井上よりリング上から挨拶が行われたり、第1試合には西日本の社会人選手たちによる井上提供試合が組まれていたりと、良い意味で素朴で泥臭いどさまわり感がある一方、映画の爆破シーンに勝るとも劣らない大量の火薬を投入したド派手な火柱上がるテーブルクラッシュなどファイヤープロレスらしい豪華な仕掛けがふんだんに用意された。
 集まった観客は年齢層も幅広く、年配の観客からは「10何年ぶりの大仁田」との声も聞こえてくる一方で、若いプロレスファンの興奮状態の「初電流爆破やばかった」との感想がSNSに上がっていた。
 オールドプロレスファンには忘れた頃にやってきた電流爆破は、ノスタルジックでありながら新鮮な感動を覚えたに違いない。超花火を見たこともなかった平成産まれのプロレスファンには、ただただ衝撃的な驚きがもたらされたことだろう。
 進化を続ける邪道大仁田の電流爆破が、コロナで落ち込んだ地方の庶民の心に電気ショックをもたらしながら新たなファン層を獲得し、活動の幅が拡大の傾向を見せ始めている。
                
■ ファイヤープロレス ALLマイティ井上-10周年記念
日時:2022/4/30(土)14:00 
会場:島根県・くにびきメッセ(観衆300人超満員・主催者発表)
西日本の社会人選手参戦ALLマイティ井上提供試合
<第1試合 ALLマイティ井上プレゼンツ提供試合>
◯Giant Joker&グレートカグラ
 エルボードロップ
HIROYA&●駿之介

 島根県の社会人プロレス団体松江だんだんプロレス所属選手ALLマイティ井上10周年に華を添えるべく参戦した西日本で活動する社会人選手たちによる試合が行われた。
 見たことがある人が現れたと思ったら、本誌でもお馴染み九州の社会人プロレス団体「がむしゃらプロレス」所属HIROYA選手だった。

 4人の選手たちのなかで身長がありどのプロレスラーと比べてもそん色ない体格だったこともありリングで映えたらしく、試合終了後も観客席から「がむしゃらプロレスってどこでやってる団体だ?」との声を拾ったのでご紹介しておきたい。

 ここです⇒魂の興行新生がむしゃらプロレス~前提万里~

[ファイトクラブ]継承!ドン・タッカー魂の灯は消えず がむしゃらプロレス~前提万里~

 試合は地元まつえだんだんプロレスのGiant Joker&グレートカグラが大暴れ。

 金的食らいながらも奮闘のHIROYAだったがカグラに場外へ叩き落とされ万事休す。

 HIROYA選手の試合をもっと見てみたい方は
 こちら⇒[ファイトクラブ]大満足のプロ格幕ノ内弁当GAM-1CLIMAX2021尾原毅堂々初戴冠!
 がむしゃらプロレスは、プロとも積極的に交流試合を行っていたりと、ほぼセミプロです。
 見応えありますよ。

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