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■ WWE SmackDown
日時:2022年7月22日(金)(現地放送時間 日本YouTube番組日曜以降)
会場:米マサチューセッツ州ボストン TDガーデン
さらば、ビンス・マクマホン。
プロレスとは虚実皮膜の狭間なり。だがどうやらこれはWWEお得意のお下劣ソープオペラではなくリアルスキャンダルによる交代劇。
ビンスのスキャンダルの仔細は、タナカ記者が微に入り細に渡り克明に紹介しているのでこちらでは割愛させていただくとして。
70過ぎでも不倫とはお盛んなりと全世界のスキャンダル好きが飛びつき、のちに公金を使った疑惑で騒ぎが拡大した本件。
私的にはプロレスの表舞台のストーリーと関係ないことにはあんま興味ないんで、本編行かせてもらいます。
オープニングはそういうわけで、ステファニー・マクマホンが登場、当然のことながら表舞台でゲスネタ一切触れもせず粋な計らいビンス・マクマホン会長の引退報告と、観客に呼び掛け大観衆の「サンキュー、ビンス」でスタートしました。
プロフィッツにミスター・マネー・イン・ザ・バンクが大言壮語。サマー・スラムで王者になるのはビーストでも部族の長でもなくこの俺よとマイクでブイブイ言わせていると背後からウーソズがベルト持って登場。
リングの上で、三つ巴の乱闘が始まる。
セオリーは形勢を見はからいウーソズに加勢。ところがそこへマッドキャップ・モスがすっ飛んできて、セオリーにタックル。
マッドキャップ・モスをプロフィッツが救助し、ダブルスーパーキックからのマッドキャップ・モスがドーキンをロプに振って場外へダイブ、ウーソズ、セオリーを駆逐。
真輔中邑の対戦相手はまたまたグンサーではなく今回もカイザー。
グンサーにハッパならぬプレッシャー掛けられ真輔をコーナーに追い詰め必死のパッチ仕掛けるカイザーがけなげに思えてくる。
セコンドのグンサーの命を忠実に遂行するカイザーだったが、真輔のコーナートップからの膝が直撃、勢いリング下に転がり落ちダウンしたカイザーをグンサー待ち受け大説教。
真輔は余裕のていでカイザーをリングに戻してグンサーを挑発。
ところが、レフリーが見ていない隙にグンサーが介入、ロープに振られグンサーに殴打された真輔をカイザーがハンマーロックDDTでトドメ刺して3カウント。
ハッピー・コービンとマカフィーの抗争は、ナッシュビルで開催のサマー・スラムに向けて泥沼化の様相。
今週はコービンが実況席のマカフィーを急襲。先週サル痘かもしれないと弱弱しく吐いていたのはやはり三味線。
怒りのマカフィーが、走り去るコービンを追いかけてロッカールームエリアでスタッフ巻き込む大乱闘に。
CM挟んで戻ってきたマカフィーがリング上で吼える吼える。
マカフィー「いまから8日後、漢がうすら馬鹿ハゲベイビーを叩きのめす!」
マハル&シャンキーとバイキングのタッグマッチにコフィとウッズが実況席に顔を見せたが運の尽き。
アイヴァーが場外へマハルをぶん投げコフィ&ウッズ巻き添え。
ケルト戦士シェイマスとスコットランドのドリュー・マッキンタイアもサマースラムに向けてメラメラ。
先々週あたりわざとらしくせき込んで試合出来ないとなんとか言っていたシェイマスの体調はすこぶる良さそう。
ソードを片手にリングインしてきたマッキンタイアのオーラもはやグラジエーター。
ビビりがちに「まずは剣を置きましょうや」シェイマスにマッキンタイアが、根性見せていまから試合しろと詰め寄るが、シェイマス「今夜じゃない。来週のスマックダウンだ。」といなし、DQなし、カウントアウトなしの古き善きアイリッシュ・ドニ―ブルックマッチをやりましょう」と提案。ピアーズも公式試合として認めると宣言。
ちなみにリングのコーナー4方向から火を吹けるのは、ジ・アンダーテイカーもフィーンドもなきあとマッキンタイアだけかしら。
第3試合、第4試合に女子のシングルマッチが組まれましたが第4試合はまたもエバンスが観客に不満たらたらで、アリーヤにウーマンズライト1発で倒してあっさり帰る。
エバンス、顔相変わってきた。
ロードウォリアーズみたいに秒殺劇を売りにするキャラになるのでしょうか。
第3試合のソーニャ・デヴィルvs.ラケル・ロドリゲスはロドリゲス圧勝。
メインイベントのウーソズwithセオリーとストリートプロフィッツwithマッドキャップ・モスの6人タッグマッチは、セオリーがマッドキャップ・モスをバンクで叩いて反則負け。
試合終了後もなおもモスを叩き続けるセオリー。するとそこに現れたのが・・・
ビンスの処遇を聞いたブロック・レスナー、怒って俺はもうWWEに出ねえと宣言したらしいのだが、最後にちゃんと出て来てセオリーをバンクごとぶっ潰した。プロだね。
レスナーが電撃復帰してローマン・レインズを叩きのめしたのは、6月17日。
7月30日にナッシュビルで開催が決まっているサマースラムで、そのレインズの王座に挑戦するラストマ・ンスタンディング戦を控え荒ぶる野獣でプロレスらしくきっちり締めて、今週のスマックダウンは、幕。
本当に最後とは思えないけど、とりあえずサンキュー、ビンス、ごきげんよう、さようなら!