7月23日(土)「KNOCK OUT 2022 vol.4」第3試合 津崎善郎 vs. vic.YOSHI !第2試合 峯山竜哉 vs.杉原新也 インタビュー公開!メインに「無法島賞」WINボーナス20万円!

 7月23日(土)東京・で開催されるキックボクシングイベント「KNOCK OUT 2022 vol.4」、第3試合KNOCK OUT-RED スーパーウェルター級(70kg)3分3R(延長1R)で対戦する津崎善郎(LAILAPS東京北星ジム)vs.vic.YOSHI(OGUNI-GYM/NJKFスーパーウェルター級王者)と第2試合KNOCK OUT-RED 68.5kg契約3分3R(延長1R)で対戦する峯山竜哉(ウィラサクレック・フェアテックス西川口/元J-NETWORKウェルター級王者)vs.杉原新也(ワイルドシーサー前橋)のインタビューが公開された。

 またメインイベント梅野源治vs大谷翔司の勝者に「無法島賞」WINボーナス20万円の贈呈が決定した。これは、白泉社「ヤングアニマル」誌で「無法島」を好評連載中の漫画家・森恒二氏提供によるものとなる。

■「KNOCK OUT 2022 vol.4」
日時:2022年7月23日(土)開場17:00 開始17:30京・後楽園ホール
チケット料金 
SRS席¥20,000 RS席¥12,000 S席¥8,000 A席¥6,000(残り僅か) ※当日券500円アップ 
現時点「立見券」の販売は一切行わない予定
※当日券は各席とも500円アップとなります。
※6歳未満は入場無料です。ただし保護者同伴で膝上にてご観戦ください。なお小学生から有料、6歳未満でも座席を必要とする場合は有料となります。
※ また今大会は、感染状況が落ち着いてきていることにより、入場者数の規制が緩和、会場側と協議の結果、観客席を100%フル使用として開催される。ただし、会場内における新型コロナウイルス感染防止対策は、これまでと同様の形で実施することは変わらず、声出し声援に関する対策はより厳しくなり、場内アナウンスや表示物などでの告知を今まで以上に行っていくことになる。
※今後、政府および自治体が発表する各ガイドラインの変更や感染状況に応じて、収容人数や運営上のルール変更の可能性有
チケット販売:KNOCK OUTオフィシャルショップ チケットぴあ 出場選手・所属ジム
問い合わせ先:Def Fellow 03-6262-3760  inquiry@knockout.co.jp  https://knockoutkb.com/

◇「ツイキャス」にてプレミアライブ配信
 通常の【ライブ観戦チケット:3,300円(税込)】と【ファイター応援チケット:6,600円(税込)】の2種類をご用意しました。【ファイター応援チケット】は、今大会に出場する18名のファイターと、ゲスト解説を務めるぱんちゃん璃奈選手の中から1選手をお選びいただきます。売上の一部は、お選びいただいたファイターに還元させていただきます。
<放送概要>
当日17:30開始の第1試合からメインイベント(第9試合)までの全試合のPPV有料生配信。
放送リンク:https://ssl.twitcasting.tv/kb_knockout/shopcart/161632
※視聴期限:2022年8月6日(土) 23:59まで、何度でも視聴可
<実況メンバー>
ゲスト解説:ぱんちゃん璃奈(STRUGGLE)
解説:高崎計三(たかさき・けいぞう/フリーライター)
実況:四家秀治(よつや・ひではる/ボイスオン)

※REDルールは肘有りキックルール、BLACKルールは肘無し
<メインイベント(第9試合)KNOCK OUT-RED 61.5kg契約 3分3R(延長1R)>
梅野源治(PHOENIX/BOMライト級王者、元ラジャダムナン同級王者、元WPMF世界・WBCムエタイ世界・同インターナショナル・スーパーフェザー級王者、元M-1フェザー級王者、元WPMF日本&WBCムエタイ日本スーパーバンタム級王者)UMENO Genji
88.12.13生/東京都江戸川区出身/33歳/180cm/オーソドックス/69戦49勝(21KO)15敗4分1無効試合
vs.
大谷翔司(スクランブル渋谷/INNOVATIONライト級王者)OTANI Shoji
91.1.12生/愛媛県北宇和郡出身/31歳/178cm/オーソドックス/25戦15勝(8KO)7敗3分

新生「KNOCK OUT」初参戦となる梅野源治インタビュー!7月23日(土)「KNOCK OUT 2022 vol.4」後楽園ホール大会!

7月23日(土)「KNOCK OUT 2022 vol.4」後楽園ホール大会!梅野源治と対戦する大谷翔司インタビュー!


<セミファイナル(第8試合)KNOCK OUT-BLACK ウェルター級(67.5kg) 3分3R(延長1R)>
渡部太基(TEAM TEPPEN/元Krush&WPMF日本ウェルター級王者)WATABE Daiki
87.12.12生/東京都葛飾区出身/34歳/174cm/サウスポー/52戦24勝(13KO)26敗2分
 vs.
良太郎(池袋BLUE DOG GYM/team AKATSUKI/元REBELS-REDライト級王者)RYOTARO
88.12.21生/千葉県柏市出身/33歳/178cm/オーソドックス/31戦13勝(5KO)13敗5分
元REBELS-REDライト級王者

7月23日(土)「KNOCK OUT 2022 vol.4」後楽園ホール大会!渡部太基 vs. 良太郎 インタビュー!


<第7試合 KNOCK OUT-BLACKスーパーウェルター級/3分3R・延長1R>
中島弘貴(LARA TOKYO)NAKAJIMA Hiroki
88.7.5生/東京都八王子市出身/33歳(試合時は34歳)/175cm/オーソドックス/45戦29勝(17KO)16敗
元Krushスーパーウェルター級王者
K-1 WORLD MAX 2010日本トーナメント準優勝
Krush-70kgトーナメント2009優勝
 vs.
漁鬼(SHINE沖縄)RYOKI
96.5.10生/沖縄県那覇市出身/26歳/174cm/オーソドックス/10戦6勝(2KO)3敗1分
TENKAICHIウェルター級王者
BEASTウェルター級王者

7月23日(土)「KNOCK OUT 2022 vol.4」後楽園ホール大会!第7試合 中島弘貴 vs.漁鬼のインタビュー公開!

<第6試合 KNOCK OUT-RED フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)>
栗秋祥梧(クロスポイント吉祥寺/元大和フェザー級王者)KURIAKI Shogo
95.4.23生/大分県日田市出身/27歳/170cm/オーソドックス/64戦41勝(22KO)20敗3分
 vs.
TAKERU(GET OVER/DBS&RKAフェザー級王者)
99.4.20生/愛知県名古屋市出身/23歳/168cm/サウスポー/20戦14勝(7KO)6敗
DBSフェザー級王者、RKAフェザー級王者

全試合順発表!7月23日(土)「KNOCK OUT 2022 vol.4」後楽園ホール大会!第6試合 栗秋祥梧 vs. TAKERUインタビュー!

<第5試合 KNOCK OUT-RED スーパーバンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)>
壱・センチャイジム(センチャイムエタイジム/ルンピニー日本バンタム級王者)ISSEI Saenchai-gym
97.8.15生/沖縄県那覇市出身/24歳/172cm/サウスポー/27戦19勝(7KO)7敗1分
 vs.
海老原竜二(神武館/NKBバンタム級王者)EBIHARA Ryuji
91.3.6生/埼玉県三郷市出身/31歳/169cm/サウスポー/23戦14勝(7KO)9敗
NKBバンタム級王者

7月23日(土)「KNOCK OUT 2022 vol.4」後楽園ホール大会!「ツイキャス」ライブ配信!ゲスト・ぱんちゃん璃奈!第5試合 壱・センチャイジム vs.海老原竜二 インタビュー公開!


<第4試合 KNOCK OUT-RED スーパーバンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)>
白幡裕星(Battle-Box/元KNOCK OUT-RED&ムエタイオープン・スーパーフライ級王者)SHIRAHATA Yusei
02.8.11生/東京都渋谷区出身/19歳/164cm/サウスポー/16戦11勝4敗1分
 vs.
鈴木貫太(ONE’S GOAL)SUZUKI Kanta
96.2.9生/千葉県袖ケ浦市出身/26歳/165cm/オーソドックス/13戦6勝6敗1分

7月23日(土)「KNOCK OUT 2022 vol.4」後楽園ホール大会!第4試合 白幡裕星 vs. 鈴木貫太インタビュー!

<第3試合 KNOCK OUT-RED スーパーウェルター級(70kg) 3分3R(延長1R)>
津崎善郎(LAILAPS東京北星ジム)TSUZAKI Yoshiro
84.12.19生/長崎県対馬市出身/37歳/180cm/オーソドックス/21戦10勝(3KO)9敗2分
 vs.
vic.YOSHI(OGUNI-GYM/NJKFスーパーウェルター級王者)
91.9.17生/栃木県宇都宮市出身/30歳/180cm/オーソドックス/7戦5勝(2KO)2敗

◇津崎善郎
「最後まで倒し切る決意で臨みます。大会で一番重い階級の迫力を見てください!」

──今回、相手がNJKFの現役王者ということで、そこは気持ちの上で何かありますか?
津崎 もうチャンピオンとは何人もやっているので、正直、現役王者だからと言って何か、ということはないんですけど……確かに現役王者なんですよね。

──そうですね。ベルトを保持しています。
津崎 今言われるまで、あまりそこは意識していませんでした(笑)。でも現役だからということでモチベーションが上がるというわけではないです。

──では今回の試合、津崎選手にとってのテーマはどういうところですか?
津崎 今3連勝中で、今回勝てば4連勝になるんですけど、ちょっと自分の戦績を振り返ってみて、KOが少ないなと思ったんですよね。3KOしかないので。だから今回はKOして勝ちたいなと思っています。

──その上で相手のvic.YOSHI選手はどういう印象ですか?
津崎 試合映像を見ると、フィジカルが強そうだなと思いました。正直、技術的なところについては何とも思わないですけど、体が強そうなので、打撃の威力もありそうだなというイメージはあります。

──そういう相手に対して、どう攻めて倒したいと?
津崎 今回はパンチでいきたいですね。まあ漠然となんですけど、パンチが当たる気がするというか(笑)。

──練習でも手応えがあるとか?
津崎 そうですね。パンチの練習は強化してやっていて、対人スパーとかやっていてもいい感じなので、これを試合でも出したいなと。

──最後のフィニッシュもパンチでですか?
津崎 そうですね。パンチ、もしくは得意のヒジで。KOしたいと思ってます。

──今大会はメインに梅野源治選手が出場するし、普段よりREDルールの試合が多いじゃないですか。その中で、以前から『REBELS』~『KNOCK OUT』のREDルールでコンスタントに出場している津崎選手にとっては、このルールでの存在感を改めて示す機会ではと思いますが。
津崎 確かにREDルールの試合が多いですけど、その中でも僕のスーパーウェルター級が一番重い階級ですよね。だから迫力だったり攻撃が当たる音だったり、格闘技経験がない人、キックボクシングを始めて見に来たという人にも面白いと思ってもらえる試合ができると思います。「あの大きい人たちの試合が一番面白かったね」と言われるように。

──スーパーウェルター級で言うと、BLACKルールで中島弘貴vs漁鬼というカードがあります。そこも意識しますか?
津崎 しますね。その試合とはヒジのあるなしが一番大きな違いですが、今僕はヒジにすごく自信があるんですよ。前回の試合(4月23日、日本キック連盟後楽園大会での田村聖戦)でもヒジで切って判定勝ちしましたし、今はヒジの当て勘には自信がありますね。だからBLACKルールにはない、僕のヒジを見てもらいたいと思います。

──ヒジもパンチも調子がいいんですね。
津崎 はい。だから当日は試合しながら、当たる方で決めたいなと思ってます。もちろんある程度のプランとかはあるんですけど、最後はその時の様子で、試合中に見極めたいなと。

──3連勝していて練習でも好調という背景には何があるんでしょう?
津崎 特に何を変えたとか、私生活で何かに気をつけているとかはないんですけど、勝っていくとやっぱり自信がつきますよね。特に前回、田村選手に勝ったのはすごく大きな自信につながりました。そういう、試合で得た経験値が自信になっています。

──試合で勝って自信がつき、その上での練習も調子よくできて、また試合に勝てて……という好循環なんですね。
津崎 そういう感じです。だから次、勝ったらタイトルについて言ってもいいのかなと思ってます。REDスーパーウェルター級のチャンピオンは吉田英司選手ですが、しばらく試合もしていないようなので。

──王座を巡る戦いが再び活発化するとして、そこに名乗りを上げるためにもいいアピールのできる試合内容、勝ち方が必要ですね。
津崎 はい。もう文句なく、そこに手を上げられるようにしたいですね。

──勝ち切るために必要なものとは?
津崎 あまり根性論的な話はしたくないですけど、やっぱり気持ちですね。最後まで倒し切るという気持ちで臨むことじゃないですかね。

──最初に「KOが少ない」というお話をされていたのも、そこに通じますか?
津崎 そうですね。石毛慎也会長からも、「お前は1Rが一番強いよ」ってよく言われるんですよ。流すわけじゃないですけど、前半で優勢が見えたら無理にいかなくなってしまうところがあるのかなというのは、自分でも感じていて。だからこそ今回は最後まで勝ち切る、倒し切るつもりでいきます。

──では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?
津崎 スーパーウェルター級の迫力、それからヒジですね。今回組まれている試合の中で、僕が一番面白い試合をするつもりでいますので、そこを見てもらいたいです。

──分かりました。ありがとうございました!

◇vic.YOSHI
「相手のスタイルとは水と油。でも自分が詰めて勝ちます!」

──最初に確認させてもらいたいんですが、リングネームの「vic.YOSHI」は何とお読みすればいいんでしょう? 頭の「vic.」のところは読まないという噂を耳にした(というかOGUNI-GYMサイトの記述を見た)んですが……。
YOSHI あー(笑)。僕は普段、NJKFに出てるんですけど、NJKFではそこも読まれてるんですよね。正直、僕としてはどちらでも大丈夫なんですけどね。「vic.」の部分は「victory」の頭3文字を取ってつけただけなので。

──そういう意味だったんですね! ただ、「どっちでもいい」だと混乱してしまうと思うので(笑)、どちらかに決めるとしたら?
YOSHI じゃあ、そこも読む方向で。「ヴィック・ヨシ」でお願いします。

──了解しました! いきなり試合と関係ないところから始まって失礼しました(笑)。今回、『KNOCK OUT』初出場ですが、最初にオファーが来た時はどう思いましたか?
YOSHI 正直、僕が声をかけてもらえるとは思ってなかったんですよ。僕は世間的には無名の選手なので。でもオファーをいただいたことは光栄でうれしかったし、試合も楽しみです。

──無名とおっしゃいますが、現役チャンピオンじゃないですか。
YOSHI まあ、肩書きはそうなんですけどね(笑)。でもそんな、「チャンピオンです」と胸を張って言えるほど強くもないし技術もないので……。

──いやいや、タイトルマッチに勝ってベルトを持っているわけですから(笑)。では初参戦なので、YOSHI選手を初めて見るお客さんに自分のスタイルを説明するとしたら?
YOSHI 基本的に後ろには下がりたくないし下がらないので、攻撃をもらっても前に出続けるようなスタイルですね。もともとサッカーをやっていたというのもあって、パンチよりはローやミドルなどの蹴りが特徴ですかね。

──サッカーはどれぐらいやられていたんですか?
YOSHI 小1から高3までやってました。高校の時は、学校は無名だったんですけど、個人としては東京の第1地区トレセン(強化育成メンバーの種類の一つ)というのに入ったことはありました。

──そのサッカー少年がキックを始めたのはどういういきさつだったんですか?
YOSHI 子供の頃に魔裟斗さんや山本KID徳郁さんの試合をTVで見ていて、いつかは格闘技を習ってみたいなというのが漠然とあったんですね。それで、高3でサッカーをやめて大学に進学した時に、昔の気持ちを思い出して、近くのジムに通い始めたのがきっかけでした。最初は健康目的程度で始めてました。

──そのジムがOGUNI-GYMだったんですか?
YOSHI いえ、最初は大学が埼玉の方だったので、そこに近いジムでした。就職したら職場の近くにOGUNI-GYMがあったので、改めて入会しました。

──では、キックでプロになることなんて……
YOSHI 一切考えてなかったですね。でも1回試合に出てみたいなという思いはだんだん出てきて、アマチュアの試合に出たんですけど、そこで負けちゃって、悔しくて。せっかくなら1回ぐらい勝ちたいと思って次の試合に出たら、今度はKOで勝てたんです。それがすごく気持ちよくて達成感もあって、その感覚をもう1回味わいたい、もう1回味わいたいというのが積み重なって、次は「プロで1回勝ちたい」という感じで膨らみ続けて今に至る、という感じです。

──ハマったわけですね。プロになってからはここまで7戦5勝(2KO)2敗という戦績ですが、ご自身としては順調ですか?
YOSHI いやー……タイミングに恵まれたなというのが正直なところですね。本当だったら、この戦績ではあり得ないはずなのにタイトルマッチに声をかけてもらったり、そういうタイミングとか出会う人に恵まれてるなっていうのは、格闘技を始めてから思ってることですね。

──チャンスに恵まれている流れの一つが、今回の『KNOCK OUT』初参戦だと思いますが、対戦相手の津崎善郎選手についてはどういう印象ですか?
YOSHI 技術があってうまい選手だなと思います。僕にはないものを持ってるなというのが第一印象です。

──そんな相手に、どう戦っていきますか?
YOSHI うまい選手なので向こうのペースになったらダメだと思うんですね。だからそうならないように、詰めてプレッシャーをかけて、相手のやりたいことをさせないような試合展開に持っていきたいと思います。

──一番警戒する攻撃は?
YOSHI 左ミドルですかね。すごく速くてタイミングもよく出ている印象なので、詰める時とかにそこは警戒しないといけないなとは思っています。

──とすると、試合は蹴り合いになりそう?
YOSHI そうかもしれないですね。ただ僕は首相撲もけっこう得意なので、蹴り合いから組んでヒジや崩しという展開になるだろうなと予想しています。

──最終的にはどう勝ちたいですか?
YOSHI やっぱり出るからにはKOで勝ちたいと思っているので、前足とか奥足をどんどん蹴っていって、心を折るような、白旗を上げさせるような勝ち方をしたいですね。一発でパン!と倒すよりは、削って削って最後に倒すような勝ち方をしたいと思ってます。

──津崎選手はけっこうタフなタイプだと思いますが、そこは大丈夫ですか?
YOSHI はい。試合が決まった時からそのための練習をしているので、自信はあります。

──このインタビューの最初の方では、自信がないような発言が目立ちましたが、やっぱりあるんですよね?
YOSHI まあせっかく試合に出させてもらうので、結果を残したいなとは思っています。

──そこに「NJKFを背負う」という気持ちもありますか? 「NJKFのチャンピオン」というと「老舗団体の王者」という言い方をよくされると思いますが。
YOSHI もちろん団体のチャンピオンとして出るので、名前を汚さないようにしたいなとは思ってます。確かに、どこの団体に行っても「老舗団体」とは言われますね。それだけ他の団体に比べると歴史が古いので、自分の名前を売るというよりかは、背負っている看板を汚さないようにというのが一番です。

──ここで勝てば、KNOCK OUT-REDスーパーウェルター級王座にも近づけると思いますが。
YOSHI 今は目の前の津崎選手しか考えてないですけど、もし勝った先にチャンスをいただけるのであれば、狙っていきたいとは思います。

──では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?
YOSHI 相手は技術のあるキレイな戦い、僕は詰めて詰めてプレッシャーをかける戦いという展開になると思っているので、水と油みたいなお互いのスタイルがどう交わって結果が出るのかというのを、楽しみにしてほしいですね。

──水と油の中で、自分が詰めていくところを見せたい?
YOSHI そうですね。それができたら一番です。応援に来てくれる人たちのためにも、負けられないです。

──分かりました。ありがとうございました!

<第2試合 KNOCK OUT-RED 68.5kg契約 3分3R(延長1R)>
峯山竜哉(ウィラサクレック・フェアテックス西川口/元J-NETWORKウェルター級王者)MINEYAMA Tatsuya
95.9.8生/埼玉県蕨市出身/26歳/176cm/サウスポー/25戦16勝(6KO)8敗1分
 vs.
杉原新也(ワイルドシーサー前橋)SUGIHARA Shinya
94.4.21生/群馬県前橋市出身/28歳/182cm/オーソドックス/23戦12勝(9KO)11敗

◇峯山竜哉
「『KNOCK OUT』のベルトはカッコいいので、メチャクチャほしいです!」

──峯山選手は現体制の『KNOCK OUT』には初出場になりますね。
峯山 そうですね。「無法島GP」が開催された大田区総合体育館大会(2020年2月)には出てるんですけど。今はまたちょっと変わりましたけど、立ち技では好きなイベントで、僕はずっと出たいと思ってたんですよ。ムエタイ寄りでは『KNOCK OUT』が一番上の団体だと思っているので、お声がけいただいてすごくうれしいです。

──ただ『KNOCK OUT』のREDルールは、純粋なムエタイともまた違った部分がありますよね。そこは気にならないですか?
峯山 僕は自分自身、純粋なムエタイ・スタイルともあんまり思っていなくて、ちょっとシフトチェンジしているので、『KNOCK OUT』のルールは僕のスタイルにちょうど合ってると思うんですよね。ムエタイって、ポイントゲームみたいになる時もあるし、蹴りとか組みがメインじゃないですか。僕はパンチも好きで、どちらかというとキックボクシング寄りのムエタイなので。

──なるほど。今回の相手は杉原新也選手ですが、印象は?
峯山 正直、『KNOCK OUT』に出るまでは全然知らなかったんです。4月大会で渡部太基選手とやった試合をたまたま見ていて「面白い選手だな」と思った印象があったので、今回オファーいただいた時も「ああ、あの選手か」と思ったぐらいでした。けっこう背丈があって、すごく気持ちが強い選手だと思います。

──峯山選手自身はどう戦ってどう勝ちたいですか?
峯山 気持ちが強い選手なので、その部分では負けたくないですね。また、ルールに徹底した勝ち方をしたいというのが一番にあります。全局面で勝ちたいですね。技術でも気持ちでもパワーでも勝ちたいです。

──熱い試合がしたい?
峯山 そうですね、記憶に残るような試合がしたいです。今の『KNOCK OUT』には初めて出るので、お客さんが「見てよかった」と思えるようなカードにしたいですね。

──この試合に向けて、練習で一番気をつけていることは?
峯山 最後の方になると、だらけちゃって手を抜いちゃう時があったんですけど、そういうのが試合でも出てしまうというのを、自分でも思ったし、トレーナーにも言われたので、最後までやり切る、最後の方にむしろ全部出し切るぐらいの気持ちで強くやるというのを心がけて、この1年ぐらいはやってました。

──その手応えは?
峯山 コロナから復帰してからそこに気をつけているんですけど、試合でもやっぱり気持ちで絶対に負けないという点では変わってきてると思います。

──練習といえば、SNSでリカルド・ブラボ選手と練習されていた様子を上げていましたね。
峯山 はい。リカルド選手とは以前に1回試合したことがあって、縁ができて。彼も大きいので練習をお願いしたんですが、以前に戦った時よりも体が大きくなっていて、たぶん10kgぐらい違ったんじゃないですかね? 身長もあるので、手応えはすごくありました。やってよかったとメチャメチャ思えた練習でしたね。

──リカルド選手も『KNOCK OUT』に出場していますが、今はスーパーウェルター級が中心ですからね。
峯山 同じ階級だったらやめとこうと思ったんですけど、「70kg以下ではもうやらない」と言っていたので、それでお願いしました。

──2019年にJ-NETWORKウェルター級の王座を獲得していますが、その後返上して、そろそろまたベルトがほしいんじゃないですか?
峯山 そうですね。今はベルトだけが目標です。僕は今年、デビュー10周年になるんですよ。大きな節目なので、ここで形にできればと思ってます。『KNOCK OUT』のベルトはカッコいいので、メチャメチャほしいんですよ!(笑) ベルトによっては「このデザインはあんまり好きじゃないな」っていうのもあるんですけど、『KNOCK OUT』のベルトはすごくカッコいいんで、メチャメチャほしいです。

──いろいろベルトがある中でも『KNOCK OUT』のベルトがほしいと。
峯山 そうですね。去年にも会長に「『KNOCK OUT』のベルトがほしいです」と相談してたんです。でも去年は他のイベントからオファーが来て、そっちに出ることになったので、参戦できなかったんですよね。だから今回オファーいただいて、「やっと来た!」と思っていました。

──ではそのためにも……
峯山 アピールになる勝ち方をしたいと思ってます。10年やっていてもまだ伸びしろを感じるし、毎試合毎試合成長できているのを自分で感じているので、それが出れば結果はついてくると思ってます。

──ここ最近で、成長の手応えを感じている部分というのはどこですか?
峯山 「これ!」というところはないんですけど、以前は試合をしててもリングの上でアップアップしちゃうというか、余裕がなくなっちゃう時があったんですけど、ここしばらくはそういうのもなくなってきて、視野が広くなっているというか、自分のやるべきことを試合の中で試せるようになってきているかなと。強い選手には、試合しながら適応している様子を感じるんですよね。そういう感覚が自分でも強くなってるなと思いますね。まだ自分にも伸びるところが全然あるんだなと。

──セコンドの声も聞こえてますか?
峯山 以前は、聞こえていても「聞いてるだけ」というか、入力はされるけど出力がされないみたいな感じだったんですけど、今は言われていることができるようになってきているというのを感じます。試合でしか得られないものを得ている実感がありますね。

──成長という意味でも、次の試合も楽しみですね。
峯山 はい。前回の試合は4月だったんですけど、試合の1ヵ月前ぐらいにコロナにかかっちゃって、万全じゃなかったんですよ。勝ったから言えるんですけど。今回はそういうのもないので、前回よりさらにパフォーマンスが上がっていると思います。

──最終的にはどう勝ちたいですか?
峯山 やっぱり倒して勝ちたいですね。倒すのでなくても、圧倒したいと思ってます。

──では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?
峯山 僕の階級は重い方なので、その迫力とか競技の面白さを見せたいと思ってます。結果よりも内容を見せて勝ちたいと思います。その先には『KNOCK OUT』のベルトを巻きたいです。

──分かりました。ありがとうございました!

☆杉原新也
「渡部太基戦は大きな経験になりました。その経験を生かして勝ちます!」

──まずは前回の渡部太基戦を今振り返ると、いかがですか?
杉原 相手のペースに呑まれて戦っちゃったかなという感じが、反省点としてあります。

──ただ後半の追い上げなどでかなり会場は沸いていました。結果は残念でしたが、手応えみたいなものはなかったですか?
杉原 確かに、負けましたけど得たものはかなり多かったです。例えば、フルラウンドあれだけ打ち合う試合もできるという自信にもなりましたし、戦い方のバリエーションも増えたと思います。あとは、渡部選手という名のある選手と、負けたけどそれなりの試合ができて、自分ならもっと頑張れば次は勝てるという自信もつきました。

──試合前にも伺っていた通り、杉原選手にとって渡部選手はプロになるきっかけにもなり、憧れでもあった相手ですよね。その選手と実際に対戦して、試合を終えた時にはどういう思いがありましたか?
杉原 まだちょっと追いつけなかったか、というのと、後半もっと違った戦い方をすれば結果も違ったんじゃないかという後悔、最後の最後にもっと踏ん張れたんじゃないかという思いもありました。

──あの試合内容が客観的に評価されたことで、すぐ今回のオファーにつながったと思うんですが、試合後はどういう練習をしてきましたか?
杉原 以前よりもさらに追い込むことを心がけて練習しています。3ラウンドは渡部選手よりも自分の方がスタミナがなくて、向こうは最後にガンガン来たのにこっちはへばってしまったので。今まではダッシュとかあんまりやってなかったんですけど、今はそういうメニューも増やして、体力を上げてきました。

──今回は峯山竜哉選手との対戦です。印象は?
杉原 戦いづらそうな、うまい感じの選手という印象ですね。前蹴りで相手を止めたりというテクニックで、相手にうまく戦えないようにするのが上手な選手だなと。

──それはムエタイのやりづらさという感じですか?
杉原 そうですね。もろムエタイという感じで、日本人の中でも本当にうまいなと思います。

──そこにどう斬り込んでいきますか?
杉原 自分はテクニックはそこまでないので、ガンガン攻めて、相手のテクニックに付き合わない勝負をしたいなと思ってます。相手のペースを崩すというか、相手のやりたいようにさせないつもりです。

──となると、自分から先手を取っていく必要がありますね。
杉原 はい、そうするつもりです。自分から出て、最初から最後まで倒しにいくという感じで。相手はうまいから、逃げられて判定に持ち込まれそうなので、そうならないような練習をしています。

──そうするために、渡部戦の経験が役に立つ部分というのは?
杉原 ああ、かなりありますね。渡部選手もサウスポーで、今度の峯山選手もサウスポーなんですよ。前回の試合で「もっとこうすればよかったな」と思ったことがいっぱいあるので、たぶんそれが今回は生きると思います。

──今回はREDルールの試合ですね。
杉原 もともと、今までもヒジありとヒジなしを半々ぐらいでやってきたし、ヒジで勝ったことも、組んでのヒザで勝ったこともあるので、ルール的には問題ないです。先生もタイ人で、ヒジありの方が教えるのは得意ということですけど、僕としてはどちらでも問題ないです。特に『KNOCK OUT』ではどちらでもやっていければと思っています。ただ、ヒジありだと思ったよりもガンガンいけないので、個人的には試合として楽しいのはBLACKルールかなというのはあります。REDルールでもそれなりに盛り上げる自信もありますけど。

──ではまずは、自分の希望するルールでやれるようになるのが第一ということですかね。
杉原 そうなんですよ。もともとどっちでも大丈夫というのもあるんですけど、まだ『KNOCK OUT』では1戦1敗なので、どっちがいいなんて言えないので(笑)。とりあえずは与えられたルールでいい結果を残して、「こっちでやらせてくれ」と言える立場にならないと、と思ってます。

──その上で、渡部選手とまたやれたらという思いがあるわけですね。KNOCK OUT-BLACKウェルター級は現在空位で、まだタイトルの具体的な動きはありません。頑張って勝っていけば、王座絡みで再び渡部選手と……という可能性もあるかと重います。
杉原 ありますね。今回はREDルールなんですけど、自分としてはどちらのルールでも連勝して、渡部選手と王座決定戦でも、彼がタイトルを獲った後の防衛戦でもいいので、そこでやり返すというのが、自分にとって一番いいストーリーなんじゃないかと思っています。

──では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこですか?
杉原 どんな不利な状況でも一発で終わらせる技をいろいろ練習してきているので、最後まで注目してほしいです。もしも1回、2回ダウンを取られたとしても、そこから一発で逆転できるような自信がある技をいろいろ用意して、練習してきたので。

──もちろんダウンを取られたり、不利な状況にならないのが一番ですよね(笑)。
杉原 そうなんですけどね(笑)。

──分かりました。ありがとうございました!

<第1試合 KNOCK OUT-BLACK スーパーバンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)>
炎出丸(クロスポイント吉祥寺/元J-NETWORKスーパーバンタム級王者)HIDEMARU
82.10.4生/沖縄県中頭郡出身/39歳/167cm/オーソドックス/70戦33勝(5KO)29敗8分
元J-NETWORKスーパーバンタム級王者
 vs.
工藤“red”玲央(TEAM TEPPEN)KUDO “red” Reo
87.5.8生/大阪府豊中市出身/35歳/162cm/オーソドックス/25戦10勝(7KO)10敗5分

7月23日(土)「KNOCK OUT 2022 vol.4」後楽園ホール大会!第1試合 炎出丸 vs. 工藤“red”玲央インタビュー公開!