RAWセオリーAJスタイルズDジグラー再度MIZローガン・ポール受諾

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■ WWE RAW
日時:7月18日(現地時間 日本YouTube水曜以降)
会場:米フロリダ州タンパ アマリー・アリーナ


 今週のRAWは趣向を変えて?タンパが地元のタイタス・オニールから。Hall of Fameで殿堂入りしたと指輪をちらつかせながら、「WWEグローバル・アンバセター(大使)」はもっと高いところにあり・・・」とかやるんだが、シナリオ班の台詞を思い出しながらしゃべっているのが丸わかりのみならず、歓迎もあるがブーイングも音声に聞こえてしまう。だいたい、グローバル・アンバセターは今週とかのことではなくかなり前からだし、要するに「ビンス醜聞事件」の拡大があるから、なんとか目先を変えようというWWEの意図が見え隠れする冒頭の”Welcome to Monday Night RAW”宣言の起用には違いない。

 笑ってしまったのは、日本からの視聴がYouTubeで1日遅れるようになって、先に米国の通信仲間から「RAWの問題点」とかメールを先に受け取るのだが、なんと2名から「タイタスの扱いが可哀想」、「”heavy-handed”で言わされている」が3時間番組の最重要な肝だったと知らされる有様に。そうか、誰が勝って負けたとか、どんなサマースラムの仕込みがあったかよりも、タイタス・オニールが印象に残った回だったのか、という・・・。
 ということで、実際に本誌もじっくり見てみると、やはり「なんかイマイチな内容」の放送回が以下に続くのであった。おさげ髪にしたベッキー・リンチまでは付き合うけど、あとはチャンネル変えた方もいるのではなかろうか。

◆王者ビアンカ・ブレアと“ザ・マン”ベッキー・リンチのRAW女子王座戦が「サマースラム」で決定

 “EST”こと王者ビアンカ・ブレアがカーメラ相手に王座防衛に成功すると“ザ・マン”ベッキー・リンチとのRAW女子王座戦が「サマースラム」で決定した。ベッキーがリングに登場して「今回のRAW女子王座戦の勝者とサマースラムで対決することが正式に決まったぞ」とPLEでの王座戦決定を報告していると、そこへ現れた王座戦予定の王者ビアンカ、カーメラと舌戦を展開した。さらにカーメラと共にビアンカに襲いかかってマンハンドルスラムを叩き込むと、そのままダメージを負ったビアンカの王座戦が行われることが決定。私生活で夫のコーリー・グレイブス実況がカーメラを不自然なまでに誉めるのだが・・・だから何? ということで、最近また会場で復活しているが、ストコンの”WHAT?”であり、もう3時間を通じてなにかマイクあれば”WHAT?”がウイルスのように合唱されることに。

 ビアンカはふらつきながらもバックブリーカー2発やドロップキックで攻め込めば、リングアウトを狙うカーメラの攻撃に苦戦したが、最後はKODで仕留めて王座防衛に成功。この結果、ビアンカがベッキーと「サマースラム」の王座戦で対戦することが決定すると、試合後にはゲスト解説をしていたベッキーにタイトルを投げ捨てられて2人の遺恨がヒートアップした。ビアンカ vs. ベッキーのRAW女子王座戦が行われる「サマースラム」は日本時間7月31日にWWEネットワークで配信される。

◆セス“フリーキン”ロリンズが「サマースラム」を前にリドルをカーブ・ストンプ葬

 セス“フリーキン”ロリンズが「サマースラム」での対戦が決定したリドルを襲撃するとカーブ・ストンプ2連打でKOした。ロリンズとリドルの「サマースラム」での対戦が発表されると、リドルが久々に登場の感があるKOショーにゲスト出演してMCのケビン・オーエンズに「お前は盟友ランディ・オートンを失った。RKブロもいいが、ブロKOもよいチームになるぞ」とタッグに誘われた。これにリドルは「お前は大ウソつきだろ」と疑うとオートンを侮辱したオーエンズと睨み合いに発展したが、突如流れだしたロリンズの入場曲でリングの空気は一変。リドルはステージを見ながら臨戦態勢となったが、突如ロリンズが背後からリドルに襲い掛かるとカーブ・ストンプ2連打を叩き込んでKO。ロリンズはリング中央で両手を広げて勝ち誇ると倒れ込んだリドルを見下ろした。ロリンズ vs. リドルの対戦が行われる「サマースラム」は日本時間7月31日にWWEネットワークで配信される。


 ドミニク勧誘を諦めないJudgement Dayなんですが・・・。シングル戦はダミアン・プリーストのレイザーズ・エッジでレイ・ミステリオが沈むと。

 「わかった、わかった、Judgement Dayに入るからもう止めてくれ」とドミニク懇願するんだが、フィン・ベイラーが椅子でガツンとやります。どっちやねん。
 次週はニューヨーク市マンハッタンのど真ん中、マディソン・スクエア・ガーデンからでミステリオのレスラー20周年記念なんだそうです。ふ~ん。


 セス・ロリンズの出番はもう一度。エゼキエルもカーブ・ストンプで仕留めました。
 

 番組のひとつの目玉は、まだまだやりますウソーズvs.ストリート・プロフィッツなんだが・・・。まずはアンジェロ・ドーキンスvs.オモス w/MVPのシングル戦からでDQ決着。アダム・ピアースが「タッグにする」とやって、MVPは背広姿のままなんですけど。

 これまたDQ不透明決着って・・・。冒頭のタイタス・オニール、ベッキー・リンチからここまで付き合った視聴者も、さすがにチャンネル変えたでしょうに。


 セオリーは「皆が俺にジェラシーを抱いている」とやるんだが、AJスタイルズは「お前はロッカールームの嫌われ者だ」と(笑)。そんでお客はもうイチイチ”WHAT?”と合いの手を入れるのだ。シングル戦になってまたドルフ・ジグラーが特等席から見物なんですが・・・。

 この二人だから試合はまともなんだが、やはりジグラーのスーパーキックでセオリーはリング内に戻れずカウントアウト負けって・・・。番組は続けてケツが駄目です。この3人は三つ巴戦なのか??


 しかし、次の24/7王座のが「なんじゃこれは?」であって、数分で6回だか7回だか王座が変わり・・・はい、YouTube版では丸ごとカットされてました。正解です。

◆“女帝”アスカが6人タッグ戦を制するも戸澤陽らの24/7王座を巡る乱入で大混乱

 “明日の女帝”アスカが6人タッグ戦に挑むと試合途中に戸澤陽らの24/7王座を巡る乱入で大混乱となったが、最後はニッキー・A.S.H.を仕留めて6人タッグ戦を制した。アスカがアレクサ・ブリス、24/7王者デイナ・ブルックとタッグを組んでドゥドロップ&ニッキー&タミーナとの6人タッグ戦に挑むと、エプロンサイドでタミーナのヘッドバットやドゥドロップのスプラッシュを浴びて劣勢となった。これにデイナが場外へのクロスボディで反撃すると突如、リング下から現れた戸澤が背後からデイナを丸め込んで24/7王座を奪取。

 戸澤はタイトルを掲げて大喜びするも、僅か18秒後にはニッキーに襲撃されて王座陥落するとアレクサ、ドゥドロップ、タミーナ、デイナと次々に王座が入れ替わった。この乱入でリングが大混乱するも、アスカがニッキーの隙をついて顔面ハイキックを叩き込むと、そのままアスカロックでタップ勝ちして6人タッグ戦を制した。


 番組トリがミズTVなんだが、ローガンの「お前の金玉は小さい」に対する、コメディが出来るミズのマイク技量のAWESOMEは本誌も認めるんだけど、問題は一生懸命WWEはYouTubeでは大物のローガンをベビーフェイスとして売ろうと、だから相手がミズなんだが・・・。結局プロレスはお客さんが決める恐ろしいスポーツ芸術なんであって、最初からブーイングが聞こえることに。作り手の意図通りにお客を転がせてないなら、それは失敗なんじゃないか?

◆“米人気YouTuber”ローガン・ポールと“裏切者”ミズの対戦が「サマースラム」で決定

 登録者数2350万人の米人気YouTuberローガン・ポールが元パートナーの裏切者ザ・ミズと「サマースラム」で対戦することが決定した。ポールが裏切り行為の言い訳をする元パートナーのミズと対峙すると「WWEと契約したからお前をサマースラムでぶっ倒せる」と対戦要求をした。するとミズに「確かにお前は世界的スターでフロイド・メイウェザーとも対戦したが、ここではルーキーだ。お前の挑戦はお断りだ」と対戦を拒否されるとポールは笑いながら「そう言うと思ってたよ。ミズのパンツの中はブルーベリー2個だな」と侮辱して怒ったミズに対戦を承諾させた。さらにポールがヒートアップしたミズと乱闘になると(トマソ)チャンパも現れて数的不利となったが、何とか反撃して抜け出すとミズを挑発しながらその場を後にした。
 ポールvs.ミズの対戦が行われる「サマースラム」は日本時間7月31日にWWEネットワークで配信される。


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