[ファイトクラブ]ビンス醜聞全国拡散中RAWレスナー暴れサマースラム仕込+ジグラー

[週刊ファイト7月21日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼ビンス醜聞全国拡散中RAWレスナー暴れサマースラム仕込+ジグラー
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 タダシ☆タナカ+シュート活字委員会編



 ビンス・マクマホンWWE会長の醜聞、ウォール・ストリート・ジャーナルの暴露以来、専門媒体である本誌が報道するのは当然としても、いわゆる世間一般側のメディアが扱う、あるいはテレビのニュースにするのは少しタイムラグが生じるものだ。CNNも取り上げた、トップ画像にもあるようにタブロイド紙のNational Enquirerがセンセーショナルに書き立てたは驚きに値しない。ただ、この週末になってアチコチで大きく一般にも広がった状況は、今週のRAWがどうだったかより、はるかに重要なのは述べるまでもない。どんな試合があってどっちが勝ったとか、そんなのだけ出していたらマスコミは知能指数を疑われてしまう。WWEが世間の体面的にはエラいことになっている点は強調して足りない。

 過去も#MeTooのムーブメントが巻き起こり、「私もセクハラされた」と次から次へと告発が雪なだれ式に広がって、大物映画プロデューサーのハーヴェイ・ワインスタインがハリウッドから消えることになったが、ビンスの場合も「4人の不適切な関係にあった女性に合計$1200万ドルが支払われた」と、追い打ちがかかっている。もっとも、WWE最初の女性レフェリーだったのとリムジンの中でしゃぶらせたとか、専門媒体としてはもう何度も活字にしてきた昔話なんだが、「私も、ワタシも・・・」と、次々に蒸し返されて今になって大きくなっている経緯である。

 金曜7月8日に安部元首相が暗殺された時も、当初から犯人の動機として「母が宗教団体にカネを貢いでしまい家庭を滅茶滅茶にされた恨み」はニュースで取り上げていたが、肝心のその宗教団体がどこなのかは当初はボカされていた。マスコミを擁護するなら、いきなりそこを悪扱いすれば第二の事件というか、安部シンパから報復を起こすバカ者が出てくる懸念があったからだとは弁護するが、同時にそこはタブー中のタブーの相手でもあるので、怖くて書けなかった側面もあったと推測せざるを得ない。

 通称「統一教会」、世界平和統一家庭連合のことだろうとは当初から指摘されていたことである。火曜12日になって山上容疑者が銃撃事件前日の7日早朝、奈良市内の旧統一教会関連施設が入ったビルで銃の試し撃ちを行い、複数の弾痕が見つかったことでようやくニュースにも「統一教会」が報道されている。ただ、安部元首相が何度も機関誌の表紙を飾り、自民党とズブズブの関係だったことは以下のYouTube動画に解説されている。

■ WWE RAW
日時:7月11日(現地時間 日本YouTube水曜以降)
会場:米テキサス州サンアントニオ AT&Tセンター

 さて、世間のことなどなかったことのようにされるWWEのRAWである。

◆レスナーが王者レインズを“太り過ぎた豚”扱いして大暴走!“体重140kg超え”オーティスをF5葬

 “ザ・ビースト”ブロック・レスナーが「サマースラム」のWWEユニバーサル王座ラストマン・スタンディング戦を前にポール・ヘイマン、“Mr. MITB”セオリーと舌戦を展開すると襲撃にあらわれたオーティス(withチャド・ゲイブル)をF5で解説席ごと破壊して大暴走した。レスナーがオープニングに登場して「レインズは人生を楽しんでいるようだな。“太り過ぎた豚は喰われる”と言われるが、まさにその豚だな」と侮辱すると「サマースラムで蹴り飛ばしてやる」と報復を宣言した。
 するとそこへ現れたヘイマンに「もうすぐレインズの王座保持は700日となる。これは止められないし、レスナーを倒す準備はできている」と反論されれば、続けて割り込んできた“Mr. MITB”セオリーにも「俺がお前かレインズにキャッシュインして最年少の新王者になる」と主張されるとレスナーは「それなら今からリングで対戦すればいい」とセオリーを挑発した。続けてリングサイドに現れたチャド・ゲイブル&オーティスに襲撃されると不敵に笑いながらゲイブルにスープレックス、オーティスにクローズラインを放って圧倒。場外では鉄製ステップやパイプ椅子で2人を滅多打ちにすると最後は体重140kg超えのオーティスをF5で解説席ごと破壊した。レインズ vs. レスナーのWWEユニバーサル王座ラストマン・スタンディング戦が行われる「サマースラム」は日本時間7月31日にWWEネットワークで配信される。


 Judgement Day(フィン・ベイラー&ダミアン・プリースト、リア・リプリーは鎖骨が折れたのか鉄のボルトが入って鋼鉄サイボーグになったとSNS発表)は「ミステリオはもう終わっている、ドミニクはもうミステリオから学ぶものはない。俺たちジャッジメントデイに加わらないか?」と勧誘して、当然「ふざけるな!」と第1試合へ。

 フィンとミステリオのシングル戦はクーデグラが落下しました。


 ベッキー・リンチは毎回違うファッションだし、プロモ内容が面白いからアリだ。今宵は「なんでワタシが挑戦者じゃないのか。アスカに勝ったのに」から、「ペイチェックのために毎回必死で働いているのはこのワタシ」まで、おっしゃる通りでございます。

 比較的尺を貰っていたビアンカ・ブレアにカーメラが挑戦する王座戦は、そのベッキーに気を取られてカーメラがリングアウト勝ちを拾うと。ただ、王座の移動はありません。


 ミズTVのゲストは(トマソ)チャンパ。ローガン・ポールとの契約公表も「ミズとは組まない」と言われている手前、チャンパにすり寄るのだが、AJスタイルズ&エゼキエルとのタッグ試合になる。

 AJがミズをカーフクラッシャーに固めるが、チャンパがAJを殴っての反則負けでした。続く。


 アレクサ・ブリス&アスカ組には、全身黒衣装のドゥドロップ&ニッキーA.S.H.で、ヒールなんだとお茶の間にわかりやすくしてからのタッグ戦が挿入。ブレイ・ワイアットがキャラ変えて(大幅なギャラダウンを飲んで)戻ってくるらしいので、まぁそういうことです。

◆“女帝”アスカ&アレクサがドゥドロップ&ニッキーに快勝

 “明日の女帝”アスカがアレクサ・ブリスとタッグを組んでドゥドロップ&ニッキーA.S.H.と対戦すると怒涛の連続攻撃からアレクサのDDTで快勝した。アスカは「こいや! コラ」とニッキーを挑発してショルダータックル、アレクサもダブルニーで攻め込むと体重100キロ超えの“巨体”ドゥドロップに体当たりやボディスラムで反撃されて白熱の攻防を展開。中盤にはアスカが裏拳連打からダブルニー、ミサイルキックと怒涛の連続攻撃をドゥドロップに決めるとニッキーにもスライディングキックを叩き込んで圧倒。終盤にはアスカ&アレクサが連携攻撃を狙うとアスカがドゥドロップに足を引っ張られて妨害されたが、最後はアレクサがきっちりDDTでニッキーを沈めて勝利を収めた。

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