[ファイトクラブ]Boxing井岡一翔ドニー・ニエテス40歳にリベンジV5世界戦通算20勝

[週刊ファイト7月21日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼Boxing井岡一翔ドニー・ニエテス40歳にリベンジV5世界戦通算20勝
 photo & text by 大島慶山
・開口一番「マカオの貸しを返したぞ~!」平日大田区体育館ほぼ埋まる
・現実的じゃない?井岡一翔vs.井上尚弥、那須川天心戦を夢想する
・雨に曇っていた東京も井岡の快勝で雨がやみ、夜空に星が煌めいた


■ SANKYO presents プロボクシングWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ
日時:7月13日
会場:大田区総合体育館

<WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ 3分12R>
[王者]○井岡一翔(日本/志成)
 判定 3-0
[挑戦者]●ドニー・ニエテス(フィリピン)

 プレスルーム、勝利者インタビューの開口一番「マカオの貸しを返したぞ~!」と、大声で力強く雄叫びをあげ、その後、破顔一笑で勝因を語った。
 判定勝利ながら、文句なしの3対0で快勝、5度目の防衛を果たした。試合中、相手が右目上をカットし、ドクターチェックがはいったが、これはバッティングなどではなく、有効な井岡のパンチによるものだ。

 12月の同会場での防衛戦は大会開催が二転三転し動員に苦戦したが、今回は超満員にはならなかったものの、客席は1階、2階とほぼ埋まっている。地上波のTBS系列テレビでの実況生中継が行われた。

 当夜の関東圏でのプロ格闘技興行は、横浜の大さんばしホールで開催されたエンタメ色の強い『ベストボディ・ジャパンプロレス』だけなので、客層は、ほとんどかぶらないだろう。

 興行の謳い文句として、最強の挑戦者と煽るのは常套句で、毎度のことで観客の動員を促す。テレビ視聴率をあげるためには必要なこと。そんなことを割り引いてみても、文句なく最強の挑戦者だったと思う。

 大阪のエディオンアリーナ第一競技場から、東京の大田区総合体育館にホームを移して久しいが、東京以外での試合も行ってほしい。

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