[ファイトクラブ]直前!オカダ4way出 オスプレイ怒 MOX棚橋CジェリコLアーチャー

(c) AEW
[週刊ファイト6月30日号]収録 [ファイトクラブ]公開中


■ AEW Dynamite
日時:6月22日(現地時間)
会場:米ウィスコンシン州ミルウォーキー UW-ミルウォーキー・パンサー・アリーナ


 いよいよ間近に迫った現地時間6・26『Forbidden Door~禁断の扉~』シカゴ大会である。よって新日本プロレスの選手が大挙して登場した放送回となった。

 ブライアン・ダニエルソンからだが、「メディカルがクリアしなかった」と欠場に。但し、「ザック・セイバーjr.は世界最高のテクニカル・レスラーらしいんで、それに相応しい大物Xを投入する」と宣言。内部情報は知らないのだが、話しぶりからしたらセザーロことイタリア系スイス人のクラウディオ・カスタニョーリしか考えられないのだが・・・。ザックは顔見世してました。


 試合はウィル・オスプレイ&オージー・オープンが、前哨戦となるオレンジ・キャシディに六本木バイスを加えての6人タッグで激突。そそもそもオスプレイの相手は誰が相応しいかとか現地の新日信者が盛り上がっていたのに、相手が写真上右のように、申し訳程度に足で相手をチョン、チョンと”蹴るフリ”をする等のインディ時代のギミックを全国放送でそのままやってるオレンジ君である。AEWでは受けて人気者になったとはいえ、ストロングスタイルとは対極の選手だけに、両団体に詳しいマニアからは「?」のマッチメイク発表だったのだが・・・。それにこのカード、よく見れば新日で手合わせしている選手ばかりであり、オレンジ君だけ浮くんじゃないかと。

 ところがどっこい。やってみないとわからないものであり、「なんでこんなUS王座戦なんだ」(ベルトは剥奪のジュース・ロビンソンが持ったままなので英国REVOLUTIONのを巻いてきている)と怒り心頭のオスプレイに、オレンジ君がちゃんとスピードにもついていけているのだから見直した。


 オレンジがフレッチャーにオレンジパンチを決めて前哨戦を制するのだが、そんなバカなとユナイテッド・エンパイアのグレート-O-カーンにジェフ・コブが駆けつけてきて人数では優位になったと思いきや・・・。真打ちにしてベルト・コレクターのFTRが登場と。どうなるIWGPタッグ王座の行方?


 なにしろ親代わりでジャングルボーイの後見人のような参謀役だったクリスチャン・ケイジがパイプ椅子で滅多打ちにして裏切ったのは記憶に新しい。トニー・シェバーニに説明を求められるセグメントになるが、田舎のミルウォーキーをコケにするクリスチャンのヒール・プロモ、滅茶滅茶上手いのだ。この人はしゃべれる。「カネだ。俺は損してきた。ボーナス貰えなかった」まではともかく、「お前の親父は死んだんだ」(『ビバリーヒルズ青春白書』のルーク・ペリー)とやったから、会場はもう大ブーイングである。
 去就がわからないのはルチャザウルスなんだが、一瞬首を絞められかけたものの、なにやら耳打ちして丸め込んだらしいというところまでが今週でした。続く・・・。


 最新ニュースとして優勝候補の石井智宏が6月21日後楽園ホール大会の負傷により渡米してないことが本日に判明。それにしても「またベルトの乱造かいな?」と、最初の発表からして歓迎されていない「初代オール・アトランティック王座決定戦」なのである。
 この予選カード、House of Blackなので会場も、テレビ画面も何度も真っ暗になるのは演出効果とはいえ、様々な観点から問題ありと思うのだが、マラカイ・ブラックとペンタゴンのカードです。大人のファンならAAAとも契約しているペンタゴンが勝つハズがないと見抜かれていると思うのだが・・・。
 いや、そりゃこの二人だから試合はダイナミックに展開してくれたのが救いなんだが、予定通りブラックマスにAAAの選手が沈みました。意味不明の名称、オール・アトランティックは呪われています。

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