[週刊ファイト6月16日号]収録 [ファイトクラブ]公開中
▼WオスプレイAEW新日DフィンレーHペイジ KオライリーMOX挑戦権
(c) AEW 編集部編
■ AEW Dynamite
日時:6月8日(現地時間)
会場:米ミズーリ州インディペンデンス ケーブル・ダーマー・アリーナ
地図上はインディペンデンスだが、実況では「カンザス・シティから」と何度も言っていた回は良くも悪くも盛り沢山内容に。ニュース観点からはまたも新ベルトの導入とか、謎のブッキングもあり本誌的には必ずしも好意的には評せない番組なんだが、ウィル・オスプレイのAEW初登場があった。
CMパンクが足をくじいてPPV『禁断の扉』は暫定王者決定戦となったため、急遽時間差で選手が出てくるAEW流カジノ・バトルロイヤルとなり、その勝者が番組トリでジョン・モクスリーと闘うとなったのだが・・・。まぁ悪く言えば「●●はなんで出てないのか?」もあれば、せっかくイイ感じのコンビになっていたキース・リーとSwerveストリックランドは花道を一緒に出てきたのに、いくらバトルは全員敵が建前とはいえ、なんでやりあってしまうのか以下、専門媒体観点からはロジックに疑問の残る展開に。
竹下幸之介も出ましたとか言い出せばキリがなく、はっきり何名参加ともアナウンスされてないので、少なくとも20数名以上はちょっとだけ組含めて出ていたような。もっとも、ちゃんと新日本プロレスの6・12『DOMINION』で棚橋弘至と後藤洋央紀が闘い・・・は説明されていたけど。あと実況台詞の観点からなら「BOSJで活躍した」ウィーラー・ユウタが最後まで残ることになる。
アンドラデがシャーロットとの新婚旅行から戻ったというなら、あれだけ長時間になっても事前収録セグメントは予定通りPPV『Double or Nothing』で流したのだから、これはルーシュが出てくると踏んだのに、結局出てこないと。イマイチよくわからないままカイル・オライリーが残っていった。
もっとよくわからない極めつけが新タイトル「オール・アトランティック王座」の新設。恐らく新日プロとの長期マッチメイク計画協議の中で、では新たなベルトとかになったのだろうが、120ヶ国を網羅するインターナショナルと実況が言うのに、アトランティックってなんじゃそりゃ? 普通は欧米という意味であってパシフィックも含まれると連想する英語圏視聴者はいないと思うのだが・・・。
まして、『禁断の扉』でやる王座決定が4way戦で、それの予選で英国代表PACと、オーストラリア代表のバディ・マーフィーが予選なんだと言われても、「はぁ?」なんじゃないのか。もっとも闘った二人には非がないどころか、非常に素晴らしいシングル戦内容でそこは誉めるところは誉めないといけない。
試合はブラックアローでPACの勝利。チアリーダーのジュリアはやはりHouse of Black入りです。
さて、バレッタのプロモの時間。「Best Friends Dayなのに・・・」とか言ってたけど、そんな日あったっけ? いずれにせよトレントが日本入りなんで一人なんだが、当然ながらグレート-O-カーンらの介入によってノーコンテストのままになっているFTRに、ちゃんと再度やらせろとなるのは当然でFTRも「やってやる」となるのだが・・・。ここがユナイテッド・エンパイアの手前もあり、ウィル・オスプレイの登場でした。
AEW初登場が田舎のカンザスじゃ(失礼!)ドロシーちゃんしか知らないんじゃないかと心配したんだが、まぁまぁの会場リアクションかなぁ。
アーロン・ヘナーレとオージーオープンも加わって憐れバレッタがフィドゥンブレイド喰らってました。この日は3時間目がRampage収録であり、オスプレイが試合したんだが、本誌はネタばれはしません。番組見て、翌日に公式写真来てから紹介します。
続いて想定外の嬉しい悲鳴となったのがデビッド・フィンレイとハングマン・ペイジのシングル戦。すいません、配信時代になってメインとかセミだけ飛ばして見ていたから、風貌といいいフィンレイがこうなっていると知らなかったのでちょとビックリしました。なかなか、いいじゃないですか。