グーカン・サキが判定勝ち!ザビット・サメドフがトーナメント優勝!4・17『GFC Fight Series 3』

(C)GFC

 2015年4月17日にドバイで『GFC Fight Series 3』が開催された。
 バダ・ハリをエースとして、過去にはピーター・アーツ、ピーター・グラハム、ステファン・レコというK-1黄金期に活躍した知名度絶大なヘビー級選手を参戦させていたドバイの新興キック団体GFCだが、今大会は当初、予定されていたバダ・ハリは次回大会に参戦となった。しかも、バダ・ハリの対戦相手には、スーパーコンバットのエース、欧州のぶんぶん丸こと、カタリン・モロサヌが予定されており、メガファイトとなりそうだ。

 その代りに、Gloryヘビー級の雄であったグーカン・サキが参戦、ルーマニアのスーパーコンバット三羽ガラスの一人、バンパイヤの異名をとるセバスチャン・チオバヌと一騎打ちを行った。同じイスラム圏という事もあるのか、サキに大きな声援が飛ぶ中、1Rからパンチラッシュでチオバヌからダウンを奪ったサキ。その後も、試合をリードし、文句なしの判定勝ちとなった。

 またヘビー級トーナメントも開催され、本命はザビット・サメドフ。バダ・ハリにも勝利して現在、8連勝中のサメドフが準決勝、スティーブ・マッキノンを判定で下し決勝進出。もう一方のブロックからは、こちらも欧州キック大会ではお馴染み、近年はGloryで活躍していたダンヨ・イルンガが勝ち上がってきた。そして、決勝戦、プレッシャーをかけて前に出るイルンガに対し、打撃を当てていくサメドフという感じで3Rでも決着がつかず、延長ラウンドに突入した。延長ラウンドもイルンガがサメドフをコーナーに追い詰める猛攻を見せるも、後半にサメドフが盛り返し、ラウンド終了直前にイルンガからダウンを奪う。その結果、サメドフが見事に判定勝ちとなり、過酷なヘビー級トーナメントを制した。

■ GFC Fight Series 3
日時:2015年4月17日
場所:ドバイ

<ヘビー級トーナメント準決勝>
○ザビット・サメドフ
 延長判定
●ダンヨ・イルンガ

<ヘビー級>
○グーカン・サキ
 判定
●セバスチャン・チオバヌ

<ヘビー級>
○イスマエル・ラザール
 1R TKO
●ファティー・ウルソイ

<ヘビー級トーナメント準決勝>
○ダンヨ・イルンガ
 2R TKO
●ジャファール・アマディ  

<ヘビー級トーナメント準決勝>
○ザビット・サメドフ
 判定
●スティーブ・マッキノン

<ヘビー級>
○アンドレ・メニア
 1R TKO
●ナオファール・ベナズーズ

<ヘビー級>
○サルジャン・セレス
 3R TKO
●ガイタン・ソートロン

<ヘビー級>
○ムラット・エガン
 1R TKO
●トファン・ピラニ

電子書籍版は4月24日発売の『マット界舞台裏』に掲載されます。

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