©RIZIN FF
全試合、それぞれの選手たちの人生が絡み合った重厚な短編映画を見せられているかのようなハイレベルでドラマティックな闘いだった。
怒涛の2日間連続開催ということで、第3試合終了後会場で翌日のナンバーシリーズの公開計量が行われた。
2連戦初日、すべての試合がハイレベル、満足度200パーセントの素晴らしい興行内容で、2日目のナンバーシリーズへの期待いや増すばかりだ。
■ SPASHAN presents RIZIN TRIGGER 3rd
日時:2022年4月16日(土) 開場・12:30(予定) 開始・14:00(予定) 終了・19:00~20:00頃(予定)
会場:東京都・メインアリーナ(京王線「飛田給」徒歩5分)
<MMA ライト級(71kg) 5分3R>
◯ルイス・グスタボ(ブラジル/エヴォルサオ・タイ)
2R 3分14秒 TKO ※グラウンドパンチ
●矢地祐介(フリー/元修斗環太平洋&PXCフェザー級王者)
2R、グスタボ右ハイキックからストレートで矢地がダウンしたところでレフリーストップ。
矢地、リベンジ成らず。グスタボ返り討ち。
グスタボ「日本こんばんは。また日本で2年ぶりに試合出来て嬉しいです。長い間ここで試合をするのを待っていました。僕はここでキャリアを積みたい。日本のみなさんを愛しています。
2年間練習を積んできました。僕は役目を果たせたと思います。とても嬉しいです。
母、兄弟に応援してくれてありがとうと伝えたい。父が亡くなる前に話した約束を果たせたと思っています。
ありがとうございます。」
【試合中止】
<MMA バンタム級(61kg) 5分3R>
金太郎(パンクラス大阪稲垣組)
vs.
倉本一真(リバーサルジム新宿Me,We)
<MMA 無差別級 5分3R>
◯関根“シュレック”秀樹(ボンサイブルテリア)
2R 3分49秒 TKO ※グラウンドキック
●貴賢神(フリー)
関根シュレック、貴賢神に反撃の隙を与えず圧倒的な強さを見せつけ勝利。
シュレック「正義は負けない!プロレス最強!ボンサイ柔術最強!昭和、最強!じゃあね。」
マイクもプロレスラースタイルで、シンプルストレートだった。
<MMA フェザー級(66kg) 5分3R>
◯金原正徳(リバーサルジム立川ALPHA/元SRCフェザー級王者)
3R 3分37秒 TKO ※グラウンドパンチ
●摩嶋一整(毛利道場/元Rebel FCフェザー級王者)
一瞬一秒の攻防絵になる珠玉の名勝負。
金原「疲れた。あのー摩嶋選手、強い。正直舐めてました。
フェザー級すごい盛り上がってるから、俺はもう良いでしょう。というのは冗談でまだまだ元気です。
言いたいことあるんですが忘れました。
きょう病気で身に来れない友達がいたんで、僕頑張りました。」
征矢貴、復帰戦TKO勝利 涙のマイク「また逢いましょう」
<MMA フライ級(57kg) 5分3R>
◯征矢 貴(パラエストラ松戸)
2R 3分29秒 TKO ※グラウンドパンチ
●中務修良(NO MAD/WARDOG CAGE FIGHTストロー級王者)※N.O.V 改め
クローン病の発症、愛妻の急逝、厳しい運命との闘いを乗り越え心身ともに再生を誓う征矢と31歳でのMMAデビューから幾多の怪我と闘い続けたプロ格闘家生活4年目の中務も苦労人。
覚悟が映る鬼気迫る闘いだった。
ケージ内の空気は試合開始前からメインイベントの熱気。
プレッシャーかけていったのは征矢。テイクダウンを取りに行ったのは中務。
距離を取る中務にパンチを入れに行く征矢。3分経過、征矢が中務をクラッチ。
ブレイクしてスタンドも、中務が遠くからタックル。切った征矢の剛腕が中務を襲う。
双方のパンチがほぼ同時に互いにヒット。ひるまず前に出る征矢をゴングが制止。
2R征矢がプレッシャーをかける。
距離を取りタックルを仕掛ける中務だが征矢突き放す。
再度中務が引きこんでテイクダウン、上のポジションに征矢。中務が蹴り上げてスタンドに。
積極的にミドルを打ち込む征矢、再度組打つもブレイクしてスタンド、パンチの打ち合いに。
征矢の強烈な左ロングフックでダウンの中務。
征矢、すかさず中務をケージに押し込め蹴りを入れてから嵐のようなパンチラッシュ、レフリーがあわてて制止。
2年8ヶ月ぶりの復帰戦で凄絶なTKO勝利とマイクに胸を打ちぬかれた。
征矢「泣くつもりはなかったんすけど。ほんと一緒に闘ってくださるファンがいる限りは僕は不死身ですから。また逢いましょう。」
<MMA バンタム級(61kg) 5分3R>
●渡部修斗(ストライプル新百合ヶ丘/元Fighting NEXUSバンタム級王者)
判定2-1
◯須藤拓真(X-TREME EBINA)
<MMA ライト級(71kg) 5分3R>
●雑賀“ヤン坊”達也(DOBUITA/パンクラス・ライト級2位、元暫定王者)
2R 4分12秒 TKO ※グラウンドパンチ
◯江藤公洋(和術慧舟會HEARTS)
<MMA 72kg契約 5分3R>
◯グラント・ボグダノフ(米国/ALMA FIGHT GYM LIFE)
3R 3分16秒 TKO ※グラウンドでの肘打ち
●泉 武志(FIGHTER’S FLOW)
<キック 63.5kg契約(スーパーライト級相当) 3分3R>
◯大谷翔司(スクランブル渋谷/INNOVATIONライト級(61.23kg)王者)
1R 2分52秒 TKO ※3ノックダウン
●力也(士魂村上塾/MA日本ウェルター級(66.67kg)王者)
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