[週刊ファイト4月28日号]収録 [ファイトクラブ]公開中
▼選手たちの人生映る珠玉の格闘技シアターRIZIN TRIGGER3rd.
©RIZIN FF by 猫山文楽拳
・ルイス・グスタボ、矢地を返り討ち「僕はここでキャリアを積みたい。」
・関根シュレック、貴賢神を撃破 4連勝!
・まわる廻るMMAメリー・ゴーラウンド金原逆転の判定勝ち
・征矢貴、復帰戦に勝って涙のマイク「また逢いましょう」
・須藤拓真、渡部修斗に微差の判定勝ち
・江藤公洋、雑賀“ヤン坊”達也を完封
・泉武志に完勝のボグダノフ吼える「聡!逃げんな!」
・大谷翔司、圧巻1RTKO勝利
■ SPASHAN presents RIZIN TRIGGER 3rd
日時:2022年4月16日(土)14:00
会場:東京都・メインアリーナ(京王線「飛田給」徒歩5分)
全試合、それぞれの選手たちの人生が絡み合った重厚な短編映画を見せられているかのようなハイレベルでドラマティックな闘いだった。
怒涛の2日間連続開催ということで、第3試合終了後会場で翌日のナンバーシリーズの公開計量が行われ全選手が仕上げた体でステージ上に登場、一発でパスした。
ルイス・グスタボ、矢地を返り討ち「僕はここでキャリアを積みたい。」
<MMA ライト級(71kg) 5分3R>
◯ルイス・グスタボ(ブラジル/エヴォルサオ・タイ)
2R 3分14秒 TKO ※グラウンドパンチ
●矢地祐介(フリー/元修斗環太平洋&PXCフェザー級王者)
お祭り男矢地は、軽快なステップで前に出ながら関節蹴りからワンツーを繰り出すがグスサボ徐々に牙を剥く。
距離を詰めプレッシャーをかけ大振りのフックからローキックのグスタボに関節蹴り、ボディを返す矢地。
矢地に組みついて金網に押し込もうとするグスタボ。
ブレイク、再度中央で打ちあう。
圧をかけられじわじわ後退する矢地にグスタボがローキック、ミドル、フックと畳みかけたところでゴング。
2R、前回決着がついた第2ラウンド。矢地が攻める。
右左アッパーからパウンド、サッカーボールキックからテイクダウン、トップをとったグスタボが肘、鉄拳、呼吸が乱れる矢地。
降りかかる右左フックを切って立ち上がる矢地に拍手。
スタンドの攻防、グスタボ右ハイキックからストレートで矢地がダウンしたところでレフリーストップ。
矢地、リベンジ成らず。グスタボ返り討ち。
グスタボ「日本こんばんは。また日本で2年ぶりに試合出来て嬉しいです。長い間ここで試合をするのを待っていました。僕はここでキャリアを積みたい。日本のみなさんを愛しています。
2年間練習を積んできました。僕は役目を果たせたと思います。とても嬉しいです。
母、兄弟に応援してくれてありがとうと伝えたい。父が亡くなる前に約束を果たせたと思っています。
ありがとうございます。」
試合後矢地が今後のことが考えられないとドン底に落ち込んだコメント。
矢地は十二分にその役割を果たしたと思われる。成長ぶりは誰もが評価していた。
だが、グスタボは更に自分を高め鍛え上げ、レベルアップして臨み、更なる高い処に到達した。ゆえに矢地には追い越せなかった。