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UFC FIGHT NIGHT:ルーケvsムハマッドが4月17日(日)、ラスベガスのUFC APEXからアジアで生放送された。ウェルター級は複数の試合が行われ、多くの有望選手がチャンスを掴んだ。
メインイベント
メインイベントではウェルター級注目の一戦が行われ、5位のビセンテ・ルーケが、強力なレスラーである6位のベラル・ムハマッドを相手に打撃を仕掛ける展開になり、このスポーツのトップレベルの傾向として、レスリングが有利であることが証明された。全会一致の判定で勝利を収めたムハンマドの試合後のコメント:
「これは自分が乗り越えなければならないハードルだった。彼に倒されたし、打撃をもらった。このキャンプでは、ずっとそのことを考えなければならなかった。彼を尊敬している。この試合は、自分にとって最も困難な挑戦のひとつになると思っていたけど、準備はできていた。最強の選手たちと打ち合い、組み合い、レスリングができることを証明した。」
セミメイン
ダナ・ホワイトのコンテンダーズシリーズ出身の傑出したミドル級選手であるカイオ・ボハーリョとガジ・オマルガジエフが、手に汗握るハイレベルなパフォーマンスを披露した。ボハーリョは第2ラウンドでマウントを取ったが、オマルガジエフがグラウンドにいる時に反則のヒザを放ち、試合続行不可能となった。試合はストップされ、判定となり、全会一致でボラーリョの勝利となった。ボラーリョの試合後のコメント:
「こんな風に勝ちたくはなかったけど、試合中はずっと自分が優勢だったんだ。デミアン・マイアと8年間トレーニングを積んだから、自分が背中をつかんだら、もう出られないんだ。彼の、ヒザが見えなかった。みんなに申し訳ない。これは始まりに過ぎない。」
大会のハイライト
中国のアラテン・ヘイリは、ケビン・クルームとのバンタム級戦で、強力な右オーバーハンドから、パンチで追撃し、わずか47秒でTKOを奪い、完璧な形でこの大会を開幕させた。
中国のウー・ヤーナンとマイラ・ブエノ・シウバは、3ラウンドの間、魅力的な試合を見せファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。ウーは目覚しい成長を見せたが、判定では全会一致でブエノに軍配が上がった。
アンドレ・フィアリョとミゲル・バエザは、ウェルター級で一進一退の攻防を続け、1ラウンド終盤にバエザがTKO勝ちを収めた。
■ UFCファイトナイト・ラスベガス51:ルーケ vs. ムハマッド
日時:現地時間2022年4月9日(土)、日本時間10日(日)
会場:アメリカ・ネバダ州ラスベガス/UFC APEX
<ウェルター級>
○ベラル・モハメッド(米国)
判定 3-0
●ヴィセンチ・ルケ(ブラジル)
<ミドル級>
○カイオ・ボハーリョ(ブラジル)
判定 3-0
●ガジ・オマルガジエフ(ロシア)
<ウェルター級>
○アンドレ・フィアーリョ(ポルトガル)
1R 4分39秒 TKO
●ミゲール・バエザ(米国)
<女子バンタム級>
○マイラ・ブエノ・シウバ(ブラジル)
判定 3-0
●ウー・ヤナン(中国)
<フェザー級>
○パット・サバティニ(米国)
判定 3-0
●TJ・ララミー(カナダ)
<ウェルター級>
○ムニール・ラジズ(チュニジア)
判定 3-0
●アンジェ・ルーザ(スイス)