[ファイトクラブ]駆け引きと挑発のRIZIN 牛久「僕は敵じゃない」朝倉未来「ケージでやりたい」

[週刊ファイト4月28日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼駆け引きと挑発のRIZIN 牛久「僕は敵じゃない」朝倉未来「ケージでやりたい」
 写真:© RIZIN FF / by 編集部 RIZIN.35 4・17武蔵野の森総合
・ケラモフ揺るがぬ完勝 朝倉未来「王者より強いのがチラホラ」
・高阪が極真王者の記憶吹っ飛ばす 万感のテンカウントゴング
・伊澤星花が女子格の“景色”変えた 絶対女王・浜崎朱加を2タテ
・斎藤裕リベンジならず RIZIN愛溢れた牛久が築く新しい王者像
・ソウザという新柔術マジシャン 唯一黒星喫していたケースに完勝
・有力選手に勝った選手を刈られる RIZINを生き抜く醍醐味とは


■ 湘南美容クリニック presents RIZIN.35
日時:4月17日(日)14:00
会場:武蔵野の森総合スポーツプラザ メインアリーナ

 コロナ禍における海外選手来日不可は総合格闘技にも大きな影響を与えていたが、受け入れての大会がようやく開催された。海外在住の外国人選手来日は、2021年6月の東京ドーム大会(RIZIN.28)以来。武蔵野の森総合スポーツプラザ・メインアリーナで2日間連続の大会が行われた。1日目はオクタゴンでのRIZIN TRIGGER 3rd、2日目はRIZINのナンバーシリーズ『RIZIN.35』の開催だ。リング上は実力社会であることは言うまでもないが、どのような選手像をつくりファンにどう受け入れられるかのプロデュース、主催者とのやりとりが話題になった大会でもあった。周辺情報を含めて大会を振り返る。

ケラモフ揺るがぬ完勝 朝倉未来「王者より強いのがチラホラ」

<第2試合 フェザー級(66kg)5分3R>
〇ヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン)vs. 中島太一(ロータス世田谷)●
1R 2分00秒 SUB(テクニカルサブミッション:三角絞め)

 2021年6月の東京ドーム大会・斎藤裕戦ではイエローカード含む減点によって敗戦するも、この判定に納得いかず、斎藤陣営に抗議を繰り広げたヴガール・ケラモフ。今回の試合では、PANCRASEバンタム級暫定王者の中島太一を秒殺してみせた。この大会では、朝倉未来のツイートも話題となる。

 朝倉未来「正直なところチャンピオンより俺の方が強いと思うね。でもってチャンピオンより強いのがチラホラいるな」。

 王者・牛久絢太郎よりも自身の方が強く、王者よりケラモフ、クレベル・コイケの方が強いと言いたいのだろう。実力者ぶりを改めて発揮したケラモフは「もし斎藤選手が勝利するなら将来的にまた彼とやりたい」と、王座戦線への意欲を示している。現時点でのRIZINフェザー級戦線は牛久、朝倉未来、ケラモフ、クレベル・コイケのトップ4が他選手より頭一つ抜けたと言えるだろう。

(バックステージ)

ーー今大会でフェザー級のタイトルマッチがあります。ケラモフ選手は牛久絢太郎選手と斎藤裕選手、どちらが勝つと思いますか?そしてご自身はどちらと戦いたいと思いますか?

ケラモフ “強い者が勝つ” と私は思っていますので、強い人に勝ってもらいたい。もし斎藤選手が勝利するなら将来的にまた彼とやりたいと思います。

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