米国3都市とモスクワでMMA激突!~4大決戦速報”Bellator 136″ “WSOF 20” “RFA 25” “M-1 Challenge 56”

(C)Bellator

4・10『Bellator 136: Brooks vs. Jansen』『WSOF 20: Branch vs. McElligott』『RFA 25: Lawrence vs. Toomer』『M-1 Challenge 56: Vasilevsky vs. Emeev 2』4大会速報!

 2015年4月10日にカリフォルニア州アーバインで『Bellator 136: Brooks vs. Jansen』が開催された。

 メインでは、あのマイケル・チャンドラーに2連勝してライト級王者となったウィル・ブルックスが防衛戦を行った。エディ・アルバレスと双璧でベラトール・ライト級絶対王者と思われたチャンドラーに連勝、最初の勝利こそ僅差のスプリット判定だった為、フロックと言われたが、2戦目はTKO勝利という事で、その強さを疑うものはいなくなった。しかし、挑戦者のデイブ・ジャンセンもベラトール参戦後7連勝無敗という実績の持ち主。実力拮抗の対戦と思われたが、王者ブルックスが、チャンドラーを倒したのと同じく、ジャンセンのテイクダウンを潰し、スタミナを消費させ、着実にポイントを稼いで判定勝ちで王座防衛を果たした。

 また、元ヘビー級王者アレキサンダー・ヴォルコフも登場。過去2戦は地元ロシアで試合を行い連勝で、ベラトールに帰還。対戦相手はあの元UFC王者ティム・シルビアをKOした剛腕トニー・ジョンソンだ。試合は、ジョンソンがヴォルコフを金網に押し込む展開に終始。ヴォルコフも膝蹴りなど打撃を当てていくが、ジョンソンの押し込み、テイクダウンで上をキープする戦法に苦しみ、スプリットの判定でジョンソンが判定勝ち。一応、元王者に勝利したという事になるが、試合内容を考えると、まだ王座戦は遠そうだ。

■ Bellator 136: Brooks vs. Jansen
日時:2015年4月10日
場所:アメリカ・カリフォルニア州アーバイン

<ライト級王座タイトルマッチ>
○ウィル・ブルックス(王者)
 判定 3-0
●デイブ・ジャンセン(挑戦者)

<ミドル級>
○ハファエル・カルヴァーリョ
 判定 2-1
●ジョー・シリング

<ライト級>
○マルチン・ヘルド
 3R 1分11秒 膝十字
●アレキサンダー・サルナフスキー

<ヘビー級>
○トニー・ジョンソン
 判定 2-1
●アレキサンダー・ヴォルコフ

 2015年4月10日にコネチカット州レッドヤードで『WSOF 20: Branch vs. McElligott』が開催された。UFC、ベラトールに次ぐ第3のメジャーMMA団体として精力的に大会を開催しているWSOFだが、今大会のメインはライトヘビー級トーナメント準決勝、デイヴィッド・ブランチ対ジェシー・メケリガットの重量級対決だった。日本の岡見を葬ったブランチと本来対戦する予定だったのは、ホニー・マルクスであったが、減量失敗、脱水症状でドクターストップ。代打としてメケリガットがメインに抜擢された。試合は、ブランチが圧勝。最初からテイクダウンを奪い、グランドで上から攻めるブランチ。最後は2Rにヴォンフルーチョークで一本勝ちした。しかし、メケリガットも前日に突然、メイン抜擢だったので、仕方ない面もあるだろう。

 迫力満点のヘビー級対決は、スティーヴ・モッコが、グランドで亀状態になったジュリアーノ・クティーノをパウンドで滅多打ちでTKO勝利。前戦、スメリーニョ・ラマに敗れてMMA無敗記録はストップしたが、剛腕モッコがこれで復活となった。

■ WSOF 20: Branch vs. McElligott
日時:2015年4月10日
場所:アメリカ・コネチカット州レッドヤード

<ライトヘビー級トーナメント準決勝>
○デイヴィッド・ブランチ
 2R 1分28秒 ヴォンフルーチョーク
●ジェシー・メケリガット

<ライト級>
○ニック・ニューウェル
 判定 3-0
●ジョー・コンドン

<ライト級>
○オジー・ドゥグルゴフ
 1R 3分39秒 TKO 
●ルーカス・モントーヤ

<ウェルター級>
○エマニュエル・ワロ
 判定 3-0 
●ベン・フォドー

<ヘビー級>
○スティーヴ・モッコ
 1R 4分2秒 TKO
●ジュリアーノ・クティーノ

 2015年4月10日にサウスダコタ州スーフォールズで『RFA 25: Lawrence vs. Toomer』が開催された。
 メインでは、フェザー級王座戦が組まれ、王者ジャスティン・ローレンスが挑戦者サム・トゥーマーを迎え撃った。試合はローレンスがテイクダウンに成功、上から殴り続けてTKO勝利。UFC復帰に向けて猛アピールとなったようだ。

 また、ミドル級王座決定戦が組まれ、なんとRFAでは珍しいブラジル人対決となった。試合はフランシスコ・フランスがガブリエル・チェッコを判定で下し、新王者に輝いた。

■ RFA 25: Lawrence vs. Toomer
日時:2015年4月10日
場所:アメリカ・サウスダコタ州スーフォールズ

<RFAフェザー級王座タイトルマッチ>
○ジャスティン・ローレンス(王者)
 1R 4分55秒 TKO
●サム・トゥーマー(挑戦者)

<RFAミドル級王座決定戦>
○フランシスコ・フランス
 判定 3-0
●ガブリエル・チェッコ

 2015年4月10日にロシア・モスクワで『M-1 Challenge 56: Vasilevsky vs. Emeev 2』が開催された。メインはミドル級タイトルマッチで、現王者ヴァシュスラフ・ヴァシレフスキーが、前王者ラマザン・エミーフのリマッチを受ける形になった。前回の対戦では、TKO勝利でエミーフを下し、母国ロシアに王座を奪い返したヴァシレフスキーだが、非常に接戦だっただけに、このリマッチも接戦になると思われたが、なんとエミーフが秒殺一本勝ち。ヴァシレフスキーをチョークで仕留め、王座を獲り返したのだった。

 また、ヘビー級の雄コンスタンチン・グルホフは、アンテ・デリジェを迎え撃った。共にオーフレイム兄ことヴァレンタイン・オーフレイムに勝利している実績をもっている同士の対決となる。試合はデリジェが判定勝ちとなり、クロアチアに勝利をもたらした。

■ M-1 Challenge 56: Vasilevsky vs. Emeev 2
日時:2015年4月10日
場所:ロシア・モスクワ

<ミドル級王座タイトルマッチ>
○ラマザン・エミーフ (挑戦者)
 1R 1分38秒 リアネイキド・チョーク
●ヴァシュスラフ・ヴァシレフスキー (王者)

<ヘビー級>
○アンテ・デリジェ
 判定 3-0
●コンスタンチン・グルホフ

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