[ファイトクラブ]海賊王女KAIRIも乗船で大航海 スターダム両国2連戦に5797人集結

[週刊ファイト4月7日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼海賊王女KAIRIも乗船で大航海 スターダム両国2連戦に5797人集結
 photo & text by 編集部
・世界基準牽引スターダムが新ステージ WWEからKAIRIが帰還
・「高い壁」が今宵の挑戦者 林下詩美が王者・上谷を引き出す
・最大ユニットDDMから朱里離脱 ワールド戦を超えた別離ドラマ
・両国という大きなキャンパス KAIRIとキッドの珠玉再会マッチ
・刺激的すぎる闘いでしか確かめられない絆 DDMvs.プロミネンス
・話題に埋まりかけた中野が両国ベストバウト 上谷戦ベスト更新
・存在感で“ベルト超” 岩谷敗れるも2連戦ファイナル請け負う
・スターダム勝負の両国 新日本3月武道館2連戦5189人を上回る
・短いかもしれない華の命を燃やす 両国にスターダム躍進理由


■ スターダム LECクリンぱっ!Presents STARDOM WORLD CLIMAX 2022 ~The Best~
日時:3月26日(土)17:00
会場:東京・両国国技館 観衆2712人(主催者発表/コロナ対策限定人数)

■ スターダム LECクリンぱっ!Presents STARDOM WORLD CLIMAX 2022 ~The Top~
日時:3月27日(日)14:00
会場:東京・両国国技館 観衆3085人(満員=コロナ対策限定人数/主催者発表)

 2021年3月3日に10周年『10周年記念~ひな祭り ALLSTAR DREAM CINDERELLA~』で日本武道館初進出(3318人)。スターダムはそれを“特別”なものにはしなかった。1年後経って開催された両国国技館『STARDOM WORLD CLIMAX 2022』2連戦に5797人が集結する。スターダムにとって念願の“元WWEスーパースター”獲得、海賊王女KAIRIの“乗船”が追い風だ。ワールドとワンダーの赤白王座戦を軸にしながら繰り広げられた大会は、PPVで世界にも配信された。史上最大決戦をレポートする。

世界基準牽引スターダムが新ステージ WWEからKAIRIが帰還

<26日/第6試合/海賊王女スターダム復活/スペシャル・タッグマッチ>
〇岩谷麻優(STARS)&KAIRI
 17分36秒 ムーンサルト・プレス⇒片エビ固め
中野たむ&●ウナギ・サヤカ(COSMIC ANGELS)

 女子プロレスジャンルでの世界基準を牽引するスターダムが新ステージに入ったのだと高らかに記したい。“感情で闘う”中野たむと抗争を開始し、プロレスラーとして“途上”のウナギ・サヤカを受け止めた。リングネームこそ宝城カイリでもなくカイリ・セインでもないが、そのレスラーは海賊王女であるKAIRIに他ならない。“盟友”岩谷麻優とのタッグでWWEからの帰還を果たした。

 日本ではプロレス最先端をひた走るスターダムにありながら、KAIRIの描く闘い模様のなんと新鮮なことか。お互いが対戦を待望してきた中野とのプロローグを、寝ころんだままのヒジ枕で向き合うことで表現してみせた。漫才におけるボケとツッコミのように、中野・ウナギとの会話は違和感がない。

 どう関係性を描こうかと考えたときに、いくらでもアイディアは出てくるのだ。それでいて、今日のところは挨拶代わりということになるんだろう。KAIRIのダイビング・エルボーを挟んでおいての岩谷のムーンサルト・プレス。凱旋試合を勝利で飾ってみせた。

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