4・2RISE代々木 YA-MAN試合前インタビュー「最高の状態で天心にバトンを渡すっていう気持ちで」


[ファイトクラブ]RISE「ROAD TO ペットパノムルン」原口健飛世界王者の牙城崩せず
 来る 4 月 2 日(土)国立代々木競技場第一体育館にて開催の『Cygames presents RISE ELDORADO 2022~Tenshin Nasukwa Final Match』出場するYA-MANの試合前インタビューが届いた。

<試合があろうがなかろうがやることやるだけ
――早速ですけどいい T シャツ着てますね。
YA-MAN 伊藤君にも教えてあげたんですけど格闘家たるものお洒落じゃないとやっぱ駄目だと思うんで、練習着からおしゃれに自分はしてますね。

――それはもうすぐ市販されるとかそういうやつなんですか?
YA-MAN これもう発売開始してて、自分の Twitter とか RISE の Twitter とかでもリンク貼ってあるんでそこから買えますね。
――今回の試合ですけど、ようやく難産の末、対戦相手が決まりましたけど、このなかなか決まらない中の気持ちが悶々たる部分っていうのはどんな感じでした?
YA-MAN このままなくなるかなみたいな気持ちもあったんですけど、別に4月が自分の最後の試合じゃないんで、やることは変わらないというか。別に試合があろうがなかろうがやることやるだけだったんで、そんな気持ちの変化みたいなのはないですよね。
オープンフィンガーでやるならアウトローの奴とやりたいなと思って

――大物たちに次々とフラれちゃったっていう部分はどうですか?
YA-MAN 他の団体もやっぱ試合とか増えてきてメインに出てる団体を優先にしなくちゃいけないっていう、ファイターの心意気はしょうがないんで。自分も RISE ともし仮に違う団体からオファーがあって、仮に違う団体のファイトマネーの方がめちゃくちゃ高くてもRISE出ますし、ファイターならみんなそうするんじゃないですかね。
 自分の団体優先にすると思いますね。
――結局二転三転した上に対戦相手が伊藤選手になりました。いい感じのマッチメイクだと思うんですけど YA-MAN 選手としてはいかがですか?
YA-MAN マッチメイクって言うよりも自分から指名したみたいな感じあるんで、RISEでオープンフィンガーじゃないですか今回。
 オープンフィンガーでやるっていうのは決まってたんで。
 で、RISEで本当に強くてオープンフィンガーでやるならアウトローの奴とやりたいなと思って。
 でもやっぱりRISEってそんなにアウトロー出身の人っていなくて、それを考えた時に伊藤澄哉しかいないなって自分の中でぱっと出てきて。
 じゃあ、どうせやるなら伊藤澄哉でお願いしますみたいな感じにあのRISEに打診というかをした感じですね。
もう伊藤澄哉って結構本当有名で
――やっぱり伊藤選手の地下格闘技で負けなしとかそういった面に引かれた部分もあるんですか?
YA-MAN それもそうですし、もう伊藤澄哉って結構本当有名で。
 埼玉県民の自分たちの埼玉界隈でも名前とか結構聞くぐらい。
 その伊藤澄哉がRISEデビューするってなった時に自分に何か知らないですけどめっちゃ来て。
 「伊藤澄哉 RISE デビューするらしいよ」「知ってる?」みたいな。そこで自分としては名前を知って、こんなにアウトロー界で注目されてるんだみたいな。なので候補に挙がったみたいな感じですね。
――実は伊藤澄哉は知る人ぞ知るアウトローだった訳ですね。
YA-MAN アウトロー界隈では有名ですよね。
 普通の人たちにはまだ名前は売れていないっていう感じですね。
もう殴り合いしかないですね

――そのアウトローとオープンフィンガーで戦うっていう部分のイメージはいかがなもんですか?
YA-MAN いやもう一つしかないですよ、そんなの。
 やっぱ喧嘩上等なんで、もう殴り合いしかないですね。
――記者会見では埼玉 vs 東京っていう部分がものすごくクローズアップされていましたけど、その気持ちは今でも変わらないですか?
YA-MAN いや変わんないっすよ。やっぱり埼玉県代表として東京になんて言うんですかね、
 高いハードルがあるんですよ埼玉県民って。
 池袋は埼玉の植民地みたいなもんなんで別にそんなないですけど、その池袋以上ですね。渋谷とか新宿とか自分初めて行ったのは 19 歳になってからなんですよ。それまではもうなんか怖かったっすね、ってぐらい埼玉県民って東京に憧れもあり恐れもありって感じなんですよ。
 なのでここで自分が勝って東京代表ヤンキーの伊藤君にね、自分がここで勝って埼玉のヤンキーのみんなに東京こんなもんだと思って怖がらなくていいぞってことを伝えたいですよね。
――今回のマッチメイクは埼玉の昔の仲間からの評判はどうなんですか?
YA-MAN もう凄い連絡来ましたよ。「伊藤澄哉とやんの?」みたいな。「あの伊藤澄哉だろ」みたいなのはめちゃめちゃ連絡来ますよ。自分の仲間内はめちゃくちゃ楽しみにしてますね、凄い連絡来たんで。
――そういう楽しみ方もある一戦なんですね。
YA-MAN だからいろんな楽しみ方があると思います。
 アウトロー界隈の人はどっちが喧嘩強いんだっていう見方ありますし、キックボクシング界隈の人は伊藤紗弥のお兄ちゃんでやっぱ有名なんで。
 キックボクサーとしても普通に上手いじゃないですか。伊藤澄哉って普通に上手い選手でRISEファンの人たちからやっぱり評価高いんですよ。
 本当に強いって言われてるんで、キックボクシング界隈の人たちもどっちがキックボクサーとして強いんだってのは思いますし、埼玉県民の人たちは東京に勝ってっていう感じで楽しんでくれると思うんですよ。
 で、東京の人たちはあの埼玉なんかに負けんなよみたいな感じで楽しめると思うんで、各方面色んなところから楽しめるのかな今回の試合はって思うんですよね。
アウトローの中の一番狙いたいなと思って
――アウトローに対するこだわりがちょっと強そうなんですけれども、何でアウトローの選手とやりたいと?
YA-MAN 自分もどちらかと言うとストリートでずっとやってきて、本当に強い奴、そのストリート出身、アウトロー出身で本当に強いやつとやってアウトローの中の一番狙いたいなと思って、そこでちょっとこだわりがあったっすね。
――前回の皇治戦の後ご自身の中で変化や周囲が変わったとかそういうことって何かありますか?
YA-MAN 周囲は変わったっすね、めちゃめちゃ。
 渋谷とか歩いてたら一日一回絶対声掛けられますし。
 写真撮ってくださいとか、昨日も筋肉食堂でご飯食べてたら飯食ってるところ横からいきなり「すいません写真撮ってください」って言われたりとか。
 周りが変わったっすね、自分はそんな変わってないですけど。
こんなYA-MAN みたいなやつでも成り上がれるんだっていうの思ってもらいたくて
――これまで YA-MAN 選手ってものすごくやんちゃなイメージだったんですけど、良い人ぶりもちょっと露出されて優しいイメージも出てきたかなと思うんですけどご自身ではどうなんですか?
YA-MAN 別に良い人じゃないですし、良い人になろうとも思ってないですし。
 ただ子供達の指標になりたいなっていうのは思って。
 こんな YA-MAN みたいなやつでも成り上がれるんだっていうの思ってもらいたくて。

 別にだから世間のみんなに良い人になろうみたいのは全く思ってないですね。
――変わってないってことでちょっと安心しました。
YA-MAN いや変わらないですよ。そんな変わってたらあんな会見しないですよ。
最高の状態で天心にバトンを渡すっていう気持ちで
――今回那須川天心選手が RISE 卒業で一緒に出るに対しては試合で争ったりする部分はあると思うんですけれど、それがご自身では意識してます?
YA-MAN 天心の試合と自分の試合を争うってことですかね?それで言うと今回はその天心のRISEラストマッチなんで、そこはちょっと主役は譲ってあげようかなって思って。
 だから天心君の試合に向けて会場を最大のボルテージにして繋げるみたいなのは思う。
 だから別に今回は自分が一番目立とうとか、勿論会場を盛り上げるっていうのはいつも考えてますけど、別に一番目立とうみたいのは今回は考えてないです。
 もう天心君が主役でみたいな。うん、今回はまぁしょうがない
――いいバトン渡そうという感じですね。

YA-MAN RISEで天心見れるの本当これ最後なんでRISEファンもそれが見たいと思うんで。
 最高の状態で天心にバトンを渡すっていう気持ちではいますね。
――一緒に練習してると思うんですけど、天心選手の凄さはどういったところでしょうか?
YA-MAN 一緒に練習して思ったのは、別にめちゃくちゃ速いとかめちゃくちゃパワーがあるとかめちゃめちゃ身体能力高いみたいなのは思わなくて、じゃあ何がすごいのかって言われたらやっぱ思考じゃないですかね。
なんかもう全部読まれてるみたいな。ONE PIECE で例えると分かり易いと思うんですけど、カタクリと戦ってるみたいな。
あの見聞色の覇気があるんですよ、彼。
もう出す前に避けられるみたいな感じですね。だからめちゃめちゃ動体視力がいいとか、パンチ力があるとかじゃなくて相手が何を出してくるかっていうのが分かる。だから避けられるっていう感じですね。
――自分の攻撃が当たんないとじゃあ明日はじゃこうしようとかっていう色々対策を自分の中で立てていくと思うんですけど、それでも当たらない?
YA-MAN 一回だけ倒したことあるんですけど…やっぱ金的以外はちょっと当たらないですよね(笑)。
顔が当たんないですね。
――ちなみに天心 vs 風音の試合はどうなると思います?
YA-MAN ぶっちゃけて言うと、まぁ天心くん普通に勝つかなって思います。
 当たんないかなみたいな。
 風音選手のいいところって、スタミナじゃないですか。で、天心もそれを分かってるんですよ。
 スタミナが凄い、根性が凄いっていうのは分かってるんで、でもその土俵にまずならないと思うんですよ。
 技術戦であったり当て合いの戦いになったら勝てないかなみたいな。
 勿論風音選手が弱いとかじゃなくて、天心が凄すぎる。自分はまぁ普通に天心君の勝ちかなみたいな。
――KO とかですかね。
YA-MAN それは風音選手次第だと思うんですよね。
 だから風音選手が倒しに行けばもしかしたら天心も倒れるかもしれないですし、でも倒される確率は高くなるんで。
 風音選手も天心君のお父さんも判定じゃ勝てないって思ってると思うんですよ。
 なので倒しに行くしかないですよね。だから KO は天心君が勝つ、KO をする確率っていうのは高いのかなって自分は思ってますね。

■ ygames presents RISE ELDORADO 2022
日時:2022年4月2日(日)
会場:国立代々木競技場第一体育館

<メインイベント 那須川天心 RISE Final Match バンタム級(-55kg)3 分 3R 延長 1R>
那須川天心(TARGET/Cygames/RISE WORLD SERIES 2019 -58kg 級王者)
風 音(TEAM TEPPEN/RISE DEAD OR ALIVE 2021 -53kg トーナメント優勝)

<セミファイナル Super Fight!ライト級(-63kg)3 分 3R 延長 1R>
原口健飛(FASCINATE FIGHT TEAM/ RISE DEAD OR ALIVE 2020 -63kg トーナメント優勝、第 6 代 RISE
ライト級王者)
ロンペット・Y’ZD GYM(Y’ZD 豊見城/ISKA ムエタイ世界スーパーライト級王者)

<第10試合 Super Fight!バンタム級(-55kg)3 分 3R 延長 1R>
鈴木真彦(山口道場/第 7 代 RISE バンタム級王者)
江幡 睦(伊原道場/WKBA 世界バンタム級王者、第 5 代新日本キックボクシング協会フライ級王者)

<第9試合 Super Fight! -56kg 契約 3 分 3R 延長 1R
志 朗(BeWELL キックボクシングジム/RISE DEAD OR ALIVE 2020 -55kg~那須川天心挑戦者決定トーナメント~優勝)>
江幡 塁(伊原道場/WKBA 世界スーパーバンタム級王者、KING OF KNOCK OUT 初代スーパーバンタム級王者)

<第 8 試合 SuperFight! 71.5kg 契約 3 分 3R 延長 1R>
海人(TEAM F.O.D/S-cup2018 世界王者)
“ブラックパンサー”ベイノア(極真会館/第 2 代 RISE ウェルター級王者)
<休 憩>
<第7試合 Super Fight! スーパーライト級(-65kg)3 分 3R 延長 1R>
直 樹(BRING IT ON パラエストラ AKK/第 7 代 RISE ライト級王者)
山田洸誓(正道会館 KCIEL/第 4 代 RISE スーパーライト級王者)

<第6試合 SuperFight! ライト級(-63kg)3 分 3R 延長 1R>
白鳥大珠(TEAM TEPPEN/同級 1 位、RISE WORLD SERIES 2019 -61kg 級王者)
秀樹(新宿レフティージム/同級 2 位、K-1 REVOLUTION FINAL -65 kg級世界王者)

<第5試合 オープンフィンガーグローブマッチ -64kg 契約 3 分 3R>
YA-MAN(TARGET SHIBUYA/ライト級 9 位)
伊藤澄哉(戦ジム/スーパーライト級 5 位、元益荒男 KICK 65kg 王者)

<第4試合 ライト級(-63kg)3 分 3R 延長 1R>
北井智大(チームドラゴン/同級 3 位)
中村 寛(BK GYM/第 6 代 DEEP☆KICK-60kg 級王者)

<第3試合 ヘビー級 3 分 3R 延長 1R>
カルリ・ギブレイン(ブラジル/ブラジリアン・タイ/元 HEAT ヘビー級王者)
南原健太(極真会館/第 35 回全日本ウエイト制空手道選手権大会準優勝)

<第2試合 スーパーフェザー級(-60kg)3 分 3R 延長 1R>
石月祐作(KAGAYAKI/同級 1 位、DBS スーパーフェザー級、KROSS×OVER 同級王者)
常陸飛雄馬(TARGET SHIBUYA/同級 2 位)

<第1試合 スーパーフライ級(-53kg) 3 分 3R>
那須川龍心(TEAM TEPPEN/2021 年 RISE Nova 全日本大会 -55kg 級トーナメント優勝)
笠原直希(シーザージム/SB 全国大会-45kg 級優勝)

<オープニングファイト.4 バンタム級(-55kg) 3 分 3R>
鷹 介(魁塾/同級 10 位)
福井萌矢(建武館/King of Rookie 2021 -55kg 級優勝)

<オープニングファイト.3 スーパーフライ級(-53kg) 3 分 3R>
佐藤九里虎(FAITH/同級 10 位、WMC 日本スーパーフライ級王者)
彪 司(TEAM TEPPEN/King of Rookie 2021 -53kg 級優勝)

<オープニングファイト.2 スーパーフェザー級(-60kg) 3 分 3R>
藍之輔(STRIFE)
細越竜之介(TEAM TEPPEN/2021 年 RISE Nova 全日本大会-65kg 級トーナメント優勝・大会 MVP)

<オープニングファイト.1 フェザー級(-57.5kg) 3 分 3R>
野村勇人(GONG-GYM 坂戸/Stand up アマチュア vol.4 一般部 A クラストーナメント‐60kg 優勝)
永松進之介(FJ KICK ASS/RISE Nova 全日本トーナメント-60kg 級 準優勝)