日米天才対決はAJスタイルズが飯伏幸太を返り討ち！ “復活”オカダがAJ襲撃で王座戦に名乗り～4・5新日本両国

　生え抜きのいないメインだが、日米天才対決「AJスタイルズvs飯伏幸太」という至極カードにファン集結。開演時間を待たない15時台にチケット完売となった新日本プロレス4・5両国国技館大会「INVASION ATTACK 2015」大会は、ハイグレードなままの新日本プロレス劇場が繰り広げられた。

　メインのIWGPヘビー級戦を制したのはAJスタイルズ。高度な技の読み合い、防御合戦の果てに仰天フィニッシュ。飯伏のフェニックススプラッシュをスタイルズクラッシュの構えで受け止めたAJがそのまま技を決める。さすがに飯伏は返せず。されど、いつもの新日本のビッグマッチメインの重厚感は損なわれず。

　敗れはしたものの、新日本サイドから期待されているであろう“棚橋、中邑、オカダレベルの存在感”を飯伏が揺るぎなく見せつけた。

　なお、セミファイナルでファレを料理したオカダがメイン後のAJをレインメーカーで襲撃。1・4東京ドームで棚橋に敗れてからの低迷を脱出する”復活”を果たしたオカダ。満を持してIWGPヘビー級王座に挑戦を表明している。

　大会途中には夏の恒例「G1クライマックス」の日程も発表された。全19大会という史上最大の規模となり、既報の両国国技館大会3連戦に加えて後楽園ホール3連戦も実施となる。

■　新日本プロレス「INVASION ATTACK 2015」
日時:4月5日　開始:16:00
会場:東京・両国国技館　観衆9,500人（超満員札止め）

＜第1試合＞
●田中翔　田口隆祐　タイガーマスク　獣神サンダー・ライガー　中西学
　08分14秒　オートマティック・ミッドナイト⇒片エビ固め
小松洋平　○アレックス・シェリー　KUSHIDA　キャプテン・ニュージャパン　永田裕志

＜第2試合＞
●コーディ・ホール　タマ・トンガ　高橋裕二郎
　09分26秒、こけし⇒片エビ固め
○本間朋晃　小島聡　天山広吉

＜第3試合　IWGPジュニアタッグ選手権試合＞
[挑戦者]○バレッタ　ロッキー・ロメロ
　12分33秒、ストロング・ゼロ⇒片エビ固め
[第40代王者]ニック・ジャクソン　●マット・ジャクソン
※ヤングバックスが初防衛に失敗。ロッポンギ・ヴァイスが新王者となる。

＜第4試合　IWGPジュニアヘビー級選手権試合＞
[挑戦者]●マスカラ・ドラダ
　12分59秒、片翼の天使⇒片エビ固め
[第70代王者]○ケニー・オメガ
※ケニーが2度目の防衛に成功。

＜第5試合　IWGPタッグ選手権試合＞
[挑戦者]○マイケル・ベネット　マット・ターバン with マリア・ケネリス
　09分41秒、ヘルメリー⇒片エビ固め
[第66代王者]ドク・ギャローズ　●カール・アンダーソン

＜第6試合　スペシャル6人タッグマッチ＞
YOSHI-HASHI　石井智宏　●中邑真輔
　13分49秒、昇天・改⇒エビ固め
内藤哲也　○後藤洋央紀　真壁刀義

＜第7試合　スペシャルタッグマッチ＞
矢野通　○桜庭和志
　10分51秒、サクラバロック
●柴田勝頼　棚橋弘至

＜第8試合　スペシャルシングルマッチ＞
●バッドラック・ファレ
　15分59秒、レインメーカー⇒片エビ固め
○オカダ・カズチカ

＜第9試合　IWGPヘビー級選手権試合＞
[挑戦者/NJC2015優勝者]●飯伏幸太
　27分01秒、スタイルズクラッシュ⇒エビ固め
[第62代王者]○AJスタイルズ
※AJが初防衛に成功。