スコット・ホール追悼RAWケビン・オーエンズSロリンズWM相手未定

(c) 2022 WWE, Inc. All Rights Reserved.

■ WWE RAW
日時:3月14日(現地時間 日本YouTube水曜以降)
会場:米フロリダ州ジャクソンビル ヴィスター・ベテランズ・メモリアル・アリーナ


 番組は亡くなった”レイザー・ラモン”スコット・ホールの追悼グラフィックスから。WWF時代は「ヘイヨ~、チコ」と呼ばれるキューバ人ギミック、爪楊枝を耳に挟んでBad Guyでいることがクールに思わせた最初の選手だった。なんか、いつもより長くグラフィックス静止画像を画面に出していた気がする。
 会場ではケビン・オーエンズから。「俺のレッスルマニア行きが決まったぞ。KOショーのゲストは“ストーン・コールド”スティーブ・オースチンだ。お前に一発浴びせてカナダ産の冷たいビールで乾杯するぞ」と、伝説のレジェンドを挑発しながらカメラマンにスタナーを叩き込んだ。


 現地3時間版では次の試合かつ、スコット・ホールの思い出を語ったダミアン・プリーストがフィン・ベイラーを下すカードがYouTube90分版ではカットって、「なんでやねん!」と怒った日本からの視聴者は少なくないだろう。ちなみにフィニッシュのレコニング、AEWから離脱したコディ・ローズのクロスローズ(リバース・スインギング・ネックブリーカー)と同じなので、プリーストがこれを堂々と使うということは、コディとWWEの契約金額交渉は暗礁に乗り上げたのではないかとの観測を吹聴する現地専門媒体もあるのだが・・・。なにしろ会場は、AEWの本拠地として知られるジャクソンビルだから、前宣伝兼ねてライバルに嫌味で投入するならこの場所だと目されていたからだ。ただ、番組の構成がケビン・オーエンズで始まり、KOがセス・ロリンズを下して予定通りスティーブ・オースチンの『レッスルマニア』相手で終わる回である。対戦相手のセス・ロリンズに相手がいない、「家でWMを見ることになる」と実況陣は煽るのだが(笑)。

 ちなみにオースチン・セオリーがゲスト実況で、試合後にお約束でATLを見舞ってセルフィーでパチり1枚やってました。次のオモス vs. コマンダー・アジーズが短縮版でカットなのを文句言うファンは誰もいません。


 しかし、リブ・モーガン w/リア・リプリーが、ゼリーナ w/カーメラをオブリビオンで下すカードが短縮版カットなのにはブーイングしましょう。


 ソーニャ・デヴィル裁定により番組トリでセス”フリッキン”ロリンズとKOが闘うとなるんだが、トーク場面のカットはありません(笑)。いずれにせよ、セスがWMの出番ナシなんかありえないのだが・・・。
 オーエンズは同じくWMトークショー開催を狙うロリンズに呼び込まれると「もし俺のゲストがオースチンだったら」と言われて動揺。さらにロリンズに「俺たちで試合をして勝者がトークショーを開催するのはどうだ」と提案されると、2人が“WMトークショー争奪戦”で対戦することが決定した。


 ミステリオ親子がシェルトン・ベンジャミン&セドリック・アレキサンダーの出戻りハート・ビジネスをやっつけるも、解説席にいたミズ&ローガン・ポールが・・・飛ばして大丈夫です(笑)。ミズTVは翌日NXT 2.0にドルフ・ジグラーをゲストに出前出張するそうですけど。


 ビアンカ・ブレアvs.ドゥドロップ w/ニッキーA.S.H.なら何度でもやって下さいである。ビアンカを輝かせるには、明らかに大きい相手を最初はうまく担ぎ上げられないのspotをやった上で、最後はKODを綺麗に決めるという筋書きが映えるのだ。どっちが勝ったかとかにまったく興味のない大人のファンにとっても、まともな女子プロレスが堪能できて大満足となり、高評価だと書き残すのである。ドゥドロップが滅茶滅茶上手い! 恐らくやる側から見ているファンは、ドゥドロップの側から試合展開を感情移入して見ていたことだろう。

 お約束で(ケガで試合してないがWMには間に合う)ベッキー・リンチがビアンカの首に椅子を挟んでガシャンやってました。


 RK-Broのタッグ王座防衛祝勝会なんだそうで・・・。自画自賛のプロモだけでなく、確かにこの共通点のない凸凹コンビは、お客にも受けてしまった成功例だな。そのままイチャモン付けてきたストリート・プロフィッツのモンテズ・フォードとリドルのシングル戦になります。

 リドルがRKOをフォードに叩き込んだところで、タッグ王座を奪われたアルファ・アカデミー(チャド・ゲイブル&オーティス)が乱入してきてノーコンテストになるオチでした。

◆オーエンズがスタナー弾!悪友ロリンズとの “WMトークショー争奪戦”を制す

 メインとなった盟友?対決では、オーエンズがバリケードに叩きつけてセントーンを放つとロリンズにトペ・スイシーダ2発やフロッグ・スプラッシュで反撃されて白熱の攻防を展開するも、最後はスタナーでロリンズを沈めて勝負あり。オーエンズがロリンズを制して祭典WMでのKOショー開催を死守した。

 オースチンがゲスト出演するKOショーが行われる「レッスルマニア38」は日本時間4月3日にWWEネットワークで配信される。


※月額999円ファイトクラブで読む(クレジットカード、銀行振込対応)
▼SエスコバCグライムス A-Kid初KUSHIDA Tチャンパ引退?ミステリオ親子NXT

[ファイトクラブ]SエスコバCグライムス A-Kid初KUSHIDA Tチャンパ引退?ミステリオ親子NXT

▼AEWサンダー・ロサ金網流血D.M.D.から王座奪取!ハーディズ始動

[ファイトクラブ]AEWサンダー・ロサ金網流血D.M.D.から王座奪取!ハーディズ始動

※500円電子書籍e-bookで読む(カード決済ダウンロード即刻、銀行振込対応)
’22年03月24日号馳浩Sホール ACFタイヤF ノア横浜 DGしゃち 新日Cup尼崎岡山キック