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■ WWE NXT2.0 Roadblock
日時:3月8日(現地放送時間 日本WWEネットワーク木曜以降)
会場:米フロリダ州オーランド Capital Wrestling Center
今回は『レッスルマニア』週末の現地4月2日午後、テキサス州ダラスのアメリカン・エアライン・アリーナから生配信される『NXT Stand & Deliver』へのRoad toという体裁で、特番RoadblockとしてUSAネットワークで生中継、WWEネットワークで翌日配信されることに。
女子ダスティ杯タッグはラケル・ゴンザレス&コーラ・ジェイドに、ダコタ・カイとパジャマ姿で闘うウェンディ・チュー組の準決勝から。
Toxic Attractionのジジ・ドリン&ジェイシー・ジェインが介入する展開に。
ダコタ・カイのダブルフットスタンプで凸凹組が決勝戦へ。これは正直、意外だったかも。
◆“太陽の戦士”サレイが因縁勃発のティファニーを敗戦に追い込んで報復
“太陽の戦士”サレイが「NXTロードブロック」で行われたティファニー・ストラットンvs.ファロン・ヘンリーの試合途中に突如現れると、祖母の太陽ネックレスを馬鹿にしたティファニーに蹴りを叩き込んで報復した。ティファニーがファロンとの試合でヒップアタックやサモアン・ドロップを決めて試合を優勢に進めると突如会場から煙が上がり出した。
この隙に現れたサレイはティファニーに蹴りを叩き込んで立ち去るとティファニーはファロンにランニング・ニーを決められて敗戦。サレイは先週の仕返しに祖母の太陽ネックレスを馬鹿にしたティファニーを敗戦に追い込んだ。サレイが活躍するNXTは毎週木曜にWWEネットワークで独占配信される。
因縁の抗争を続けるグレイソン・ウォラーとLAナイトのLast Man Standing戦は、派手にやってくれて面白かったから高評価。用心棒サンガが手錠でリングポストに固定される展開に。
ダイビングエルボーを実況席のLAナイトに落とした若いグレイソンがなんとか立ち上がっての勝利。ただ、まだ続くのかも・・・(笑)。
アメリカン忍者にして最小のケイシー・カタンザーロとケイデン・カーターのチーム。ウェイド・バレット解説員に指摘されるまでもなく、衣装も少しずつ変えてくるし、毎回必ず新しい展開をやってくれるし過小評価賞です。ただ、この準決勝がどうなるかはさすがに誰も予想は外してないかと。イイ試合になったから文句ナシ。今回、ケイ・リー・レイは出番少なかったかも。
◆紫雷イオがムーンサルトで止め!ケイシー&ケイデンを下して女子ダスティ杯決勝戦に進出
紫雷イオ&ケイ・リー・レイが「NXTロードブロック」で行われた女子ダスティ・ローズ・タッグチーム・クラシック準決勝でケイ・リーがKLRボム、イオがムーンサルトをケイシー・カタンザーロに叩き込んで決勝戦に進出した。イオ&ケイ・リーがダスティ杯準決勝戦でケイシー&ケイデン・カーターと対戦すると、イオは挑発されたケイシーとフォールの取り合いを展開すれば、ケイデンには619やミサイルドロップキックを決めて攻め込んだ。
さらに場外戦でイオがケイデンを鉄製ステップに叩きつけるとケイ・リーがKLRボム、イオがムーンサルトをケイシーに浴びせて3カウント。イオ&ケイ・リーがケイシー&ケイデンを撃破して準決勝戦を突破すると決勝戦でダコタ・カイ&ウェンディ・チューと対戦することが決定した。試合後、イオは「私たちが勝った! いい試合だったね」と言いながらインタビューを受けるケイ・リーの前に現れると「何か壊そう!」とケイ・リーのバットを持ち出した。紫雷イオが活躍するNXTは毎週木曜にWWEネットワークで独占配信される。
貴賓席でシャンペン飲んで高見の見物していたマンディ・ローズらに、負けた試合で邪魔された恨みでコーラ・ジェイドが乱闘してました。はい、どうぞなんだが、あまりお客に受けているとは思えない。
いずれにせよ、これでパジャマ姿のウェンディを除く3名がスターダム経験者の決勝戦カードに。これは本物のJoshi Puroresuになる期待大になったのであった。
NXTタッグ王座戦はなにが起きて急遽変更になったのか最後までわからずに。当初はインぺリアム(マーセル・バーテル&ファビアン・エイクナー)とクリード兄弟の因縁の激突だったが・・・。なんか前半のスキット箇所で、クリード兄弟が会場の外でやられている映像が挿入されて、なんかケガでもしかたらダメになったのかなぁと。
そこで急遽、MSK(ナッシュ・カーター&ウェス・リー)が名乗り出たとなり、この4人なのでイイ試合が始まった。
ところが、クリード兄弟が乱入してきて試合をブチ壊し。なんじゃそれは?と思ったのは視聴者も同じだろう。
さて、お待ちかねの3wayNXT王座戦トリ。なにしろ前日のRAWではブロン・ブレイカーまで番組に登場させて前哨戦ではドルフ・ジグラーが寝ている。開始冒頭の、あの小さいパフォーマンス・センターの常連客の反応が非常に印象的。やはり彼らにとってはトマソ・チャンパこそが英雄であり、Ciampa gonna kill youの合唱を始めたのだ。ところが百戦錬磨の(ここでは外様の)ジグラーさん、さっとお客の反応を敏感にかぎとっていきなり組み合わず場外に出る。おそらくこれは、事前の段取り相談にはなかったことで、決められた通りの試合しか出来ないキャリアの浅い連中と違って、臨機応変に試合を変えて作れるから天才職人なのである。やっぱり凄い。
まだまだこういう時にどうしていいか戸惑うブロンを尻目に、チャンパ親父とジグラーが(多分勝手に)どんどん試合を作りだして、これはもうやる側から見ている方なら必見作。素晴らしい。
途中でもまた、Ciampa gonna kill youが出てくるのだが、プロレスはフェイクではない。レスラーが真剣勝負を挑んでいる相手はお客さんなのだ。そして特番Roadblockのメインが昇華していく。
◆ジグラーが激闘のトリプルスレット戦を制して新NXT王者に
ドルフ・ジグラーが「NXTロードブロック」で行われたブロン・ブレイカー、トマソ・チャンパとのNXT王座トリプルスレット戦に挑むと、ボビー・ルード介入の隙にチャンパにスーパーキックを叩き込んで王座奪取に成功した。序盤、ジグラーはブレイカーのスパイン・バスターやスープレックスを食らうとチャンパの串刺しクローズラインの連打を浴びて劣勢となった。さらにジグザグをブレイカーに狙うと逆にスピアーからのゴリラプレスパワースラムを食らったが、ここで突如現れたルードがレフェリーを引っ張ってピンチを回避。
終盤にはジグラーがチャンパのフォールを横取りするもカウント2となると、再びルードがブレイカーを場外に引っ張り落した隙にジグラーがスーパーキックをチャンパに叩き込んで3カウント。ジグラーが激闘のトリプルスレット戦を制してNXT王座奪取に成功した。NXTは毎週木曜にWWEネットワークで独占配信される。
これで『NXT Stand & Deliver』アメリカン・エアライン・アリーナ大会は、大観衆の前でブロン・ブレイカーが王座を奪回する道程になった。これでいいのだ。若き王者が試練を乗り越えていく。ジグラーさん、ありがとう。
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