[週刊ファイト3月10日号]収録 [ファイトクラブ]公開中
▼革命PPV直前AEWトニー・カーンROH買収!ガチ演説パンク流血葬
(c) AEW 編集部編
■ AEW Dynamite
日時:3月2日(現地時間)
会場:米フロリダ州ジャクソンビル デイリーズ・プレイス
トニー・カーン代表がシンクレア・ブロードキャスト ・グループからROH買収を正式発表した。ビデオライブラリー、ロゴなどすべてを含む。10月11日(現地時間)の『ROH ファイナルバトル2021』を見た方ならこうなることは予想出来たハズだ。いったん解散で年内で選手契約は全員解雇となっており、春から再出発(4・1『スーパーカード・オブ・オナー2022』テキサス州ガーランド)と発表されてはいたが・・・。
カーン代表はROH名義での別番組をプロデュースするとは広言している。具体的なことはなにも発表されてないので本誌もこの程度にするが、WWEとの覇権争いに関してはグローバルなマット界勢力図の、大きなパワーバランス・シフトが再確認されたことは指摘しておく。MOXの必殺技じゃないが、パラダイムシフトが起きたことになろう。
試合はROHがスタートした時も、AEWが開始された時も創立メンバーだったクリストファー・ダニエルズが、久しぶりにAEWで試合するところから。しかも、「ちょうど20年前もこのカードがROHのメインだった」と言うブライアン・ダニエルソンとの一騎打ちである。
試合は三角締めスリーパー決着なんだが、「もう俺はROHではない」と、握手で始まり握手で終わる結末を良しとせず残忍にも顔面踏みつけを始めるヒール全開モードに。当然そこに本拠地デイリープレイスの横の入口からジョン・モクスリーが来て、「今からでもやってやる」と3・6PPV『REVOLUTION』の仕込みに。まぁ、ブライアンはかわして花道から消えると。
第2試合はAEW式のカジノ・タッグロイヤルだが、例によって人数が多すぎてなにがなんだかわからない。アクレイムドのラップ入場とお仕事ぶりが印象的なのと、長くケガで休んでいたトップフライトのダリウス・マーティンの活躍が焦点なのを除けば、予定通り(笑)ヤングバックスと、トップフライト、ReDRagon(カイル・オライリー&ボビー・フィッシュ)が残り、バックスの優勝。PPV大会ではジュラスティック・パークと三つ巴戦である。
そして今宵のハイライト、CMパンクのプロモ・セグメントになるのだ。「お前の先週の話は本当のことだよな。その痛みはよくわかる」と。
いったん、和解の熱い抱擁となるのあが・・・そんなワケないだろうが! ということで、例のMJF少年とCMパンクの例の記念写真をプリントしたTシャツで、PPVを前に先にパンクを大流血に追い込むのである。
二人とも白装束なんで、どうなるかは読めたとは思うが、ここで先に大流血をやってしまうということは、本番のPPVではどういう展開にするのか・・・これは楽しみになってきたのだった。