ジョナサン・グレシャムが新王者!AEW勢登場!ROH ファイナルバトル2021

(C)ROH

 10月11日(現地時間)にメリーランド州ボルチモアで『ROH ファイナルバトル2021』が開催された。
 ROHは正式名称はリング・オブ・オナー(Ring of Honor)。全米第四のプロレス団体としてアメリカの北東部と中東部を中心に興行を開催しており、熱心なファンが多いことで知られている。
 今大会は2022年1月~3月までROHは活動休止する為、休止前、最後の大会となる。そして王座戦がずらりと並んでいたのだが、なんと団体最高峰王者であるROH世界王者であるバンディードが大会直前にコロナ陽性反応が出てしまい欠場。メインの王座戦が中止になるという事態となった。このピンチにAEWに移籍しているジェイ・リーサルが急遽参戦し、メインでジョナサン・グレシャムと王座決定戦を行った。凄まじい消耗戦となり両者がリングでダウンすると、なんとバックステージからROHの選手達が次々に入場してきてリングを取り囲み、両者にエールを送るという凄い展開となり、リーサル、グレシャム共に立ち上がり、戦いを再開。最後はグレシャムが必殺のオクトパスホールドを極めてリーサルがタップ。グレシャムが遂に新王者に輝いた。

 セミファイナルではROH世界タッグ王座戦が組まれ、王者OGK(マット・ターバン、マイケル・ベネット)がブリスコ兄弟の挑戦を受けた。共にROHの歴史と言えるチームであり、特にブリスコ兄弟はROH生え抜きの中の生え抜き。激しく入り乱れる展開となったが、最後はブリスコ兄弟がジェイドリラーからのフロッギーボウでフォール勝ち。遂に王座を奪還したのだった。しかし王座奪還したブリスコ兄弟がリングで喜んでいる時、会場がいきなり暗転、明かりがついた時、AEW所属のFTR(スコット・ドーソン & ダッシュ・ワイルダー)がリングに現れたのだった。ブリスコ兄弟とFTRが殴り合い大乱闘に発展。AEW所属選手が乗り込んできて暴れるという衝撃の展開となった。

  さらに8人タッグマッチで敗れたEC3は試合後にタイタン(アダム・シェル、元WWEのブラウン・ストローマン)をリングに呼び込んだ。そして味方にカツを入れるべく制裁を加え、これは侵略ではなく覚醒だと宣言。どうやらEC3とタイタンが合体し、新ユニットを結成する事になった。WWE離脱したストローマンまでROHマットに現れたのは衝撃的な事件だった。そして観測筋によればEC3とともにインパクト・レスリング行きと目されている。

 またCMパンク、ブライアン・ダニエルソン、アダム・コールらかつてROHで活躍し、その後は更に上のメジャー団体で活躍している団体OBもビデオメッセージで大会に華を添えた。ROHに感謝を述べ、ROHの蒔いた種が現在のプロレス界で咲いていると讃えた。

 女子王者ロックCが王座防衛を果たすとディオナ・プラッゾが現れ、自分がノックアウト王座(インパクト・レスリングの女子王座)を奪還したら王座統一戦をやろうとアピール。CMパンク、ダニエルソン、コール、乱入したFTR、試合をしたリーサルはAEW所属、プラッゾはインパクト・レスリング所属、そしてWWE離脱したストローマンと他団体の選手が次々に登場した事によって2022年4月からの活動再開では何かが起こりそうな期待を持たせる大会となった。

■ ROH Final Battle 2021
日時:2021年12月11日(現地時間)
会場:米メリーランド州ボルチモア Chesapeake Employers Insurance Arena

<ROH世界王座決定戦>
○ジョナサン・グレシャム
 オクトパスホールド
●ジェイ・リーサル

<ROH世界タッグ王座タイトルマッチ>
○ザ・ブリスコズ(マーク&ジェイ・ブリスコ)(挑戦者)
 ピンフォール
●OGK(マット・ターバン、マイケル・ベネット)(王者)

<8人タッグマッチ>
○バイオレンス・アンリミテッド、ロッキー・ロメロ
 ピンフォール
●トレイシー・ウィリアムズ、イーライ・アイソム、タイラー・ラスト、EC3

<ROH世界女子王座タイトルマッチ>
○ロックC(王者)
 ピンフォール
●ウィロウ(挑戦者)

<ノーDQマッチ>
○シェイン・テイラー
 ピンフォール
●ケニー・キング

<ROHピュア王座タイトルマッチ>
○ジョシュ・ウッズ(王者)
 スリーパーホールド
●ブライアン・ジョンソン(挑戦者)

<ROH世界TV王座4WAYマッチ>
○レット・タイタス(挑戦者)
 ピンフォール
●サイラス・ヤング(挑戦者)
ダルトン・キャッスル(王者)
ジョー・ヘンドリー(挑戦者)

<シングルマッチ>
○ドラゴン・リー
 ピンフォール
●レイ・ホルス



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